前回の続きです。高架化工事が進む2024年1月の京王本線の駅を巡ります。
【芦花公園駅】ろかこうえん

今回は芦花公園駅よりスタート。南口のロータリーの様子から。丁度現駅舎とロータリーの間で高架化工事が行われております。芦花公園駅は各駅停車のみ停車する駅。世田谷区の駅ではあるものの環八外側の空気感。そこまで田舎ではないものの、都心部と比べどこかゆる~い雰囲気のある駅。

京王本線の駅でよくみられる風景。高架化に伴い踏切もなくなる予定。利便性からしたら駅を挟んで南北の行き来が良くなることは決して悪い事ではないのですが、駅のアイコンの一つが無くなるというのは何となく寂しい感じ。

踏切を渡り、北口の商店街へ。アーケード(絶滅危惧種)がある!良い!歩道も車道もそこそこ狭いのに、それでも屋根を設けてしまう心意気がたまらない!電柱も車道に出っ張っており車の通行も結構大変。でも、裏を返せばゆっくり走行せざるを得ないので、これもこれでよいのかなとも…。平日の昼間ということもあり、あまり歩いている人はいませんでした。


比較的新しい駅舎。橋上駅で駅南北は自由通路となっている形式。シンプルな構造でわかりやすい駅。改札口は自動改札が4台あり、上部にはハイサイドライトで、昼間でも明るい。ホーム案内、駅名に発車標とこれも実にシンプルに改札付近にまとめられております。


比較的新しく綺麗な駅。これ壊しちゃうのもったいない~。改札を抜けた先にこの風景。

やっぱり綺麗。やっぱりもったいない~。壊すんだよね~。でもよく見てみると若干仮設っぽく見えないこともない。


2面2線のホーム。南側では高架化工事中。高架化工事に伴い現駅舎部分が新設する高架線と干渉してしまう関係で、これから仮設地下通路を設けるとのこと!えええええ!これから地下作るの?!しかも、高架化完成後は撤去だそうで…。

少しガスってますが、上りホームから富士山も見えます。各駅停車しか止まりませんが、ほんのりとした良い駅です。次行きます!
【上北沢駅】かみきたざわ



次に訪れたのは、上北沢駅。1面2線のシンプル構成。この駅も各駅停車以外は停まらない都会のローカル駅。地べたの駅には違いないのですが、なんとなく作り方が高架駅のそれと似ている特異な構造を持つ駅。このあたりの京王線の駅の構成は2面2線の片式ホームが一般的ですが、ここは、1面2線。しかも地上。

更に普通だったら橋上駅タイプか、跨線橋タイプとなるのが地上駅の定石なのですが、ここはなんと地下通路タイプ。どおりで高架駅に雰囲気が似ていると思った!ホーム自体かなりすっきりしております。

駅名標。ごあんないがくっつきそう。


ということで、階段を降り改札へ。実に地下コンコースでした!自動改札機は4台。なんかすげー。地下ってコストかかるのに、代田橋もそうだったけど、各駅停車しか停まらないローカル駅でも手を抜かない京王電鉄。




駅北口の階段を上がると、線路沿いに遊歩道(かな?)北口は商店街やスーパーが立ち並ぶ。駅前ロータリーのようなものは無く、賑わいはあるものの比較的落ち着いている。自転車の数を見ると日常生活の延長にある駅と思われる駅周辺。

駅から少し離れた場所に踏切。やっぱりここにもありました。引きがある分、この辺の京王線の駅の感じとは少し違って、駅全景が望めます。

駅直近の南側は民家しかないのですが、少し離れた踏切付近はこんな感じ。ほんの少しの商店と信用金庫。どちらかというとこちらの方が駅前の空気感。

駅南側も線路に沿って道路があり、非常に見通しの良い駅前となってます。で、肝心の駅入り口は?これまたびっくりなのですが、道路の反対側にまるで地下鉄の入り口のような小さな建屋が…。ぇ、ここ?ホームに向い合せで入り口がありました。当然ここも高架駅予定地なので、周辺の立ち退きもほぼ終わっており、妙にスカスカな感じ。最終的にはこの地下工作物もなくなるのでしょうから、この不思議な駅を体験できるのも今のうち。では、次に参りましょう。
【下高井戸駅】しもたかいど


次に来ましたのは、下高井戸駅。快速停車駅。2面2線のホーム。ホーム東端は、工事中ということもありかなり狭い!点字ブロックの外側の方が広い…。そこそこきついRの線形上に駅があり、上りホームは見通しがききません。

橋上駅。駅舎下はこんな感じ。かなり暗い。

下高井戸駅は東急世田谷線(チンチン電車)の乗換駅となっております。同じレベルに鉄道と軌道が並んでいるというのは不思議な光景。因みに向かいのホームは世田谷線のもの。この世田谷線エリアも覆うように京王線の駅舎がのっかっております。それにしても暗い。昼間なのに暗い。いつ来ても暗い。

ホームが暗いから、外が明るい。上り線ホーム西端には踏切が隣接。下高井戸の風景の象徴でもあるここは、ある意味東京都心西部の「下町」を象徴するものとも言えそうです。べたです。かなり。しかしどの部分を高架にするのだろうか?


そこそこ高い位置にある橋上駅舎。駅舎内はまぁ、なんていうか、普通。改札の外は店舗が数か所。導線としてはわざと長くしているよう。テナント料で儲けようと思っている?駅舎自体は周辺の環境からしたらうすらデカいにもかかわらず、コンコースの天井高はかなり低い…。なんだろうねぇ…。


俯瞰で見る下高井戸の町。その中を貫く地べたの電車。駅、電車、人、町が同一レベルにある賑わいかなぁ…。

橋上より下界へ降りてゆきます。駅で唯一ここだけは気持ちの良い空間でした。


はい。下高井戸のシンボル。ランドマーク!「下高井戸駅前市場」です。線路に対してかなり斜めの道路。踏切を渡るとすぐに「市場」。踏切は常時カンカンなっているし、電車の走行音もかなりデカい。人の往来も平日の昼間にもかかわらずかなりある。まあ、にぎやか。もともと闇市の中にレール敷いちゃった感じなんだろうと思います。



そして、下高井戸駅のもう一つの顔、世田谷線。チンチン電車(軌道)ではありますが、当駅は終端駅でしっかりとしたプラットホームが設置されております。もう一つの終端駅の三軒茶屋と同じ感じ。向かって右が乗車用ホームで、左が降車ホーム。左側のホームは改札が無いのでフリーで通行可能。その降車ホームを進むと京王本線下高井戸駅のも一つの入口へ続きます。

世田谷線沿線は普通に民家が近接して建っており、日常生活により近い存在。それはこの下高井戸駅付近でも同様で、駅西口や北口の賑わいとは正反対で落ち着いた雰囲気を醸し出しております。軌道といっても世田谷線は全線にわたって専用軌道なので、普通に踏切があります。(環七横断時のみ信号待ちしますが…)世田谷線も大きくカーブして下高井戸駅に入ります。そのカーブの外側に沿うように駅へ続く道路がありその先が先ほどのホームへと続きています。下高井戸駅のもう一つの顔でした。
さて今回もそこそこ長くなってしまったので、一旦ここで切ります。続きは次回。