駅を巡る旅もようやく10回目となります。今回は前回からの続きで釧網本線です。前回の美留和駅から北上してゆきます。野上峠を越えていよいよ根釧台地から斜里平野へと進んでゆきます。
【緑駅】みどり

緑駅です。駅舎はシンプルなプレハブ。勿論無人駅。それほど朽ちていないので、比較的新しい駅舎なのかと…。所在地は北海道斜里郡清里町緑町。駅名の緑とは地名に由来しているとのこと。

駅前はこんな感じ。駅周辺は町役場の支所等があり、集落が形成されている。民家も多い。ただ駅を背にして見渡した範囲では商店等は見当たらなかった。この先に道道(主要幹線道路)が通っているので、町の主要な機能はそちら側と思われます。

JR北海道無人駅あるある。壁一面にポスター、時刻表。ベンチはイームズ風。窓上に飾られた風景写真。床はもちろんモルタルです。なんか寒そうに見える。この日は天気が悪く少し雨っぽかったので、余計にそう思えるような写真になってしまいました。


2面2線の斜配置のホーム。ホームは砂利敷き。2番線へは構内踏切。2番線側はうっそうとした雑木林。

駅名標はだいぶ年季が入っている様子。


2面2線なのですが、なんとなくこのホームが島式の様相であることに気づきました。元々3番線があったと思われます。

でやっぱり。写真中央、線路が分岐してました。勿論これは廃線ですが。

沿線はとにかく山林。人家はあまり見られない感じでした。

駅舎全景で駅舎についてプレハブと申しましたが、木造ですね。はい。で、たぶん外壁と屋根をリフォームした感じです。周辺環境含めてなかなか居心地の良い駅でした!それでは次に向かいます。
【札弦駅】さっつる

次に参りましたのは札弦駅です。さっつる駅。まぁ、初見では読めませんよね~。所在地は緑駅同様清里町の札弦町。地名由来かと思いきや、確かに地名由来なのですが、元々は札鶴と記載していたようで、市制が変わったことで地名ごと現在の表記になったとのこと。へぇ~。駅舎は木造平屋。シンプルな構造。これも緑駅同様に外壁と屋根をリフォームしているのだろうと思われます。

もう構成が完全に緑駅と一緒。駅前の道を100mぐらい進むと道道(主要幹線道路)。でその間に民家が数件。ここも町役場の支所や駐在所、郵便局があり、商店などは主要幹線道路沿い。但し、このあたりまで来ると少しづつ視界が開けてきており山が少し遠くに感じます。

まぁ、ねぇ~。緑駅と一緒かな。ただ窓は多いのと回りが少し開けていることで、少し明るい。


1面1線。シンプルな構成。ホームは砂利敷き。駅の反対側は原野。少し離れた場所に民家や倉庫らしきものはありますが、ホームの向かいは原野。空が広いシリーズ。素朴な駅でした。では次に向かいます。
【清里町駅】きよさとちょう

準主要駅といいますか、沿線では比較的大きい駅の清里町駅です。町の玄関口でもある当駅は駅名の通り北海道斜里郡清里町にあります。駅舎はRC造平屋建て。駅前はアスファルト舗装され、歩道も設置されております。(あまり機能されていないようにも思われますが…)

で、駅前はこんな感じ。駅前から延びる道路はやはり道道(主要幹線道路)へとつながっており、歩道もきれいに整備されています。駅周辺は小さいながらも都市機能があり、町役場の他金融機関、オフィス、スーパー、飲食店、宿泊施設などが徒歩圏にあります。(とはいえこの辺の人は車でしょうけど)道路も各方面に伸びる主要な道道が集まってきており、町の中心部はそこそこの交通量がありました。(人はあまり歩いていませんでしたが…)

かつては主要駅であったことがうかがえる構造。今はモルタルの土間にイームズ風ベンチが並んでいるだけですが、その昔は出札口があったようです。つまり昔は有人駅。現在は完全な無人駅と化している状態。簡易委託も無し。こんなに立派な駅なのに。


ということで、ホーム側へ失礼いたします。(完全無人化なのでそのまま入場)ホームに屋根がある!完全無人化の駅なのに!でも線路側の舗装ははがされており、土?砂?でした…。で振り返ると改札口が…。


2面2線の相対式のホーム。舗装こそ剥がれており、簡易舗装程度でしたが、ホーム幅などは立派。

駅名標は比較的新しいようで綺麗。



そして何より跨線橋です。人も物も流通量が多かった時を忍ばせる構造物。内部は内張りなどは無く、いたってシンプルなつくり。ブリッジ部分は開口部が多く意外と明るい。がしかし、駅舎内もそうであったようにしんと静まり返っている内部は、妙な居心地の悪さを感じずにはいられないのは何故だろうか?本来いるべき人々の熱が無いからであろうか?う~ん。感傷的。

で、外を眺めてみる。確かに誰もいない。決して大きくはないが、町の中にある駅ではある。駅の反対側には倉庫などの建屋もあり、人里離れた無人駅ではないのですが…。

1番線のホームと比べ、なんか貧弱だなぁと思ったら、ホーム半ばから傾斜がついており、そのまま一般道へ?ムムム!まぁ、ねぇ~、無人駅だしね。1番線の状況とは全く違っておりました(笑)。かつてはこちら側にも線路が敷かれていたと思われ、貨物用のヤードもあったと思われます。う~ん。清里町の玄関口としての機能はもはやないのだろうと思わざるを得ないというのが感想です。「兵どもが夢のあと。」北海道にはいっぱいあると思いますが、そんな駅のひとつでした。
またまた、長くなってしまったので、次回に続きます。では、また。