今回の釧網本線の駅を巡る旅も3回目。根釧台地から斜里平野へと来ましたが、斜里町で一つ訪問した後、根釧台地へ戻ります。それではスタートで~す。
【中斜里駅】なかしゃり

清里町駅の隣の駅、中斜里駅です。2023年10月19日。所在地は斜里郡斜里町中斜里です。斜里平野のど真ん中といった場所。広い平野に建つ木造平屋の駅舎。駅前ロータリーは部分的にアスファルト舗装となっています。勿論無人駅。人影はありません。とはいえ、ヨ駅舎(車掌車改造)でもないので、そこそこの需要がある?駅なのかと思います。

で、駅前はこんな感じ。駅よりまっすぐに伸びる道路(実は道道)は両側に歩道のあるかなりしっかりしたもの。民家も多く、集落としても「住宅街」の様相。さすがに店舗などの商業施設は見当たりませんでした。

駅名標。比較的新しい?駅名標。フレームは後から塗装した感じが出てますが…。清里町駅との間に南斜里駅(2021年廃駅)があったので、駅名標も新しくしたものだろうと思われます。

1面1線のシンプルな構成。ホーム側から見る駅舎はしっかりと駅機能を備えることができる規模のものであることがわかります。実際、保線作業他の物置や作業員の控室になっているのではと思われます。かなり日も傾いてきていたので、駅舎内は暗いので撮っていないのですが、JR北海道でよくみられる構造でした。

ホームの反対側は原野。防風対策なのか?野生動物対策なのか?単管パイプで柵らしきものが…。

空が広い。建物もあまり見えない。(太陽光発電所は見えますが。)沿線はこんな感じで、原野のなかを走ってゆく感じです。

原野の中に消えてゆく鉄路。鹿出そう。駅手前で不自然にカーブしているところを見ると、昔は引き込み線があったと思われます。因みにホームはアスファルト舗装されております。

駅前の他は原野の雰囲気。夕方になってようやく陽が出て夕景の駅を堪能することができました。ということで本日はこれで終了。明日はまた根釧台地に戻ります。
【川湯温泉駅】かわゆおんせん

10月20日。本日は川湯温泉駅からスタート。あいにくの雨模様。昨日泊まった宿はまさに川湯温泉のホテル。1泊朝食付で予約していたので、夜は宿近くでと思ったのですが、これがな~んにもなく、仕方なくセコマ(セイコーマート)。で、朝食ですが…。う~ん。そー言えば建物自体もかなり年季入っており、薄暗いし、変な置物あるし…。特に駐車場が真っ暗!まぁねぇ~観光地だし、景気の良かったころ頑張って作っちゃった感じ。日本全国の観光地にある「終了間際」の宿でした。それでも温泉は入れたので良いことにします!で、本題に戻りますと、その観光地の入り口、川湯温泉駅です。所在地は川上郡弟子屈町。駅舎は木造平屋。駅コンコースは吹抜け(吹上り)となっており、外観からは一部2階建てのように見えますが、平屋です。無人駅ですが、駅前ロータリーは整備されており定期バスの運行もされております。

駅前はこんな感じ。阿寒摩周国定公園の玄関口とあって、めっちゃ整備されてます。「ザ・観光地」の様相。朝早かったせいか、雨のせいか、残念ながらあまり人気はありませんでした。駅前には店舗などの商業施設もあり、賑やかしにはなっています。

無人駅なのですが、かつては有人駅で、事務室や貴賓室(近くに御料地があるため)までもあったようです。沿線の主要駅であった?(まだ主要駅かな?)名残が駅舎内にはあります。事務室はレストランとして営業しているとのこと。但し、駅としての業務はしていないため、現在では完全無人駅。よく見ると鴨居上になにやら白黒写真。大鵬でした。どうも出身地のようです。床はモルタル。ベンチはプライウッド。下部壁の仕様は木板なので、ロッジ風の温かみは感じられます。


主要駅であることに違いないのは、ホームに屋根があることです!1番線だけだけど。これは間違いない。無人駅だけど。ホームも点字ブロックこそありませんが、アスファルト舗装されております。駅舎の立ち上がり部分(外壁)が石積みでした!びっくり!窓もプレモダン?のフレーム。これは!○○!あっ、言うのやめとこ。

温泉駅の名前に従い、足湯も併設されておりました。寒かったので入ろうかと思ったのですが、時間が無いのでやめときました。それにしても、この丸太づくりの改札口らしきものはなんだ?モニュメント?結局わかりませんでした。


写真上網走方面を望んだところと写真下釧路方面を望んだところ。ホームは2面2線の相対式。でもよく見ると、引き込み線が。かつては2面3線だったようで、2番線ホームは島式だったようです。現在3番線は廃線。そういえば柱用駅名標から「サッポロビール」が消えてしまったのですね~。

2番線に建つ自立型の駅名標。後ろの白樺林と地続きのように見え、林道にある立て看板のよう。

公園の中の駅。そんな感じの駅。雨だったので、2番線側にはいきませんでしたが、何とも風情のある佇まい。因みに2番線へは構内踏切を渡ってゆきます。

丁度、摩周湖と屈斜路湖の間に位置する駅。行ってみれば山の中の駅。寒かったけど雨の晩秋?(ちょっと早いか)の景色もなかなか風情があって良いものでした!では次行きます!
【標茶駅】しべちゃ


山を下り、根釧台地へ戻ってきました!標茶駅です。間違いなく主要駅です。業務委託駅ですが、有人駅です。所在地は川上郡標茶町。標茶町の玄関口です。駅前ロータリーもかなりきちんと整備されており、定期バスの運行もあります。また、歩道部分はよくある銀杏模様のタイル張り。そー言えば、新宿駅西口地下道もこれだった気が…。今は知らんけど…。駅舎は鉄骨平屋建て鉄板葺き。屋根の色がエンジなのは昭和の北海道の景色そのもの。

駅前はこんな感じ。立派だわ~。主要駅だわ~。高い建物はありませんが、しっかり町の様相をしてます。なにせ駅前にコンビニがあるのが凄い!駅前から延びる道は町の中心の道路。この先釧路川を横断すると役場などの行政機関が集まるエリア。川を挟んで両側に広がる町の形式は都会のそれと同様。川で分断されていない町であることが、ある意味この町の規模を象徴しております。

床がモルタルじゃない!点字ブロックがある!出札口がある!鶴が飛んでる!?これは間違いなく主要駅です。建物自体は50年近く経っているのでそこそこ古いのですが、リニューアルをそこそこのタイミングでしているためか、比較的綺麗。では、入場券を買って改札内へ!

「釧網本線の歴史」というプレートがありました。そういえば、ここ標茶駅より根室標津へ標津線という路線がかつてありました。標茶駅を起点とし根釧台地を横切るように標津まで通っておりました。また途中駅の中標津からは根室本線厚床まで(これも標津線)が通っておりました。その昔は釧路から中標津まで直通する列車もあり、その中には急行列車の設定もありました。また、釧網本線にも急行「しれとこ」の設定があり、更には小樽から釧路まで(函館本線、石北本線、釧網本線)を一気に走る急行「大雪」もありました。標茶駅はこのような急行の停車駅でもあったわけで、つまり釧網本線の中では運行上も大変重要な主要駅であったという事です。標津線は1989年、平成になってすぐ廃線となりました。


写真上は網走方面を望んだところで、写真下は釧路方面を望んだところ。ホームに屋根がある!主要駅。2面3線の相対式ホーム。2,3番線へは跨線橋。主要駅です!ホームはアスファルト舗装で一部タイル張り。さすがに点字ブロックはありませんでした。

2,3番線ホームにある自立型の駅名標。比較的新しめの駅名標ですが、「かやぬま」がシール。つまりその間に廃駅があるという事。五十石(ごじっこく)駅。2017年に廃駅。そーですか~。

2,3番線のホームにも一部屋根がかかっておりました!しかも丸太づくり。何ともかわいらしい。バス停?的な。ホームの作りはコンクリート床の比較的近代的な構造。


古き良き時代の工作物といった感じ。明治の学校の渡り廊下の意匠。階段はモルタルの灰色に段鼻ノンスリップの緑色、そして白線。これは昭和の学校の体育館の出入口そのもの!主要構造はもちろん鉄骨造なのですが、窓が木サッシ!


写真上は網走方面を望んだところで、写真下は釧路方面を望んだところ。その昔は多くの往来があったのだろうと思われる町の主要駅。広い構内に当時の面影を感じることができます。

標津線起点駅のモニュメント。一応2面3線のホームなのですが、現在3番線は使用停止しているようです。広い構内には引き込み線だったであろうスペースが。かつての繁栄を感じる場所。因みに駅の反対側も民家などがあり、町の一部が広がっております。

この草生している線路の先、かつでは右方向へ分岐してゆく標津線が走っておりました。う~ん。兵どもが夢のあと。そんな感じですかねぇ~。さて今回の釧網本線の駅巡りもこれでおしまい。
~お買い物~

で、帰路の途中に「星空の黒牛」に立ち寄り。今回は食に苦労したこともあり、どうしても何かご当地ものを達成しなければとの思いから、「持ち帰り」を選択。といっても東京までハンドキャリーは時間的にNGということで、冷凍便で送っていただきました。肉です。ギュウニクです!この建物の道路挟んで反対側に牛舎があり「モーモー」と…。つまりそういう事…。ありがたくいただきました!ごちそうさまでした~!
ではまた。