kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#014】石北本線・宗谷本線2023年9月(その1)

前回からの続きです!2023年9月7日。今日は良く晴れました~。良かった~!で、早々に1つ目の仕事を片付けて、1つ目の駅へ。因みに今日はそこそこ数の駅を巡る予定なので、何回かに分けます。

 

【蘭留駅】らんる

蘭留駅 駅舎全景

本日1か所目は蘭留(らんる)駅。宗谷本線からスタートです。ラ行とワ行で構成される駅名。なかなかの後方感のある駅名。駅名を50音順にするとホントおしまいの方。森の中に四角く白く切り取ったような駅舎。若干エッジは丸くなってますが…。縁取りは緑なので、背景に同化してしまっています。雪景色だとまた違って見えるのだろうと思いますが。所在地は上川郡比布町。宗谷本線の難所塩狩峠旭川側の裾に位置。上川盆地の北側に位置します。駅舎は恐らく鉄骨造平屋。外壁は謎です。駅舎前は完全にアスファルト舗装されており比較的綺麗なロータリーを形成しております。勿論無人駅。

蘭留駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。左手にシンボリックな樹木があり、なんとなくポケットパークのようになってます。駅前から延びる道は国道40号線まで続きます。道路は2車線、両側に歩道がある割としっかりとした道路。国道まではだいたい100mぐらい。周辺には民家が数件。店舗などの商業施設は見当たりませんでした。

蘭留駅 駅舎内

よくある感じのタイプ。駅舎の奥行があまりないので、駅入口を入るとすぐホーム側の開口部。イームズ風ベンチ4個分プラス倉庫のドア巾分の奥行。一間半ぐらいかな?奥行。それにしてもベンチがカラフル~!床は毎度のモルタル仕上げ。シンプルで、狭いけど案外気持ちの良い駅舎内でした。

蘭留駅 1番線ホーム名寄方面

で、ホームに出てみました。駅の反対側は一見何もない感じ。原野かなと思いきや、茂みの上一段高いところに線路に並行して道路があり、畑かな?農地が広がっており農家さんの建物もありました。ホームは砂利敷き。

蘭留駅 1番線ホーム旭川方面

2面2線の斜配置のホーム。2番線へは構内踏切。基本的には上下線とも1番線を使用していますが、交換時のみ下り名寄方面行きが2番線を使用するとのこと。

蘭留駅 駅名標

駅名標。ぴっぷがシール。つまりこの比布駅との間に駅がありました。北比布駅です。2021年に廃駅。ここの駅名標石北本線のようにリニューアルはされていないようです。それにしてもローマ字だと日本の地名に見えないのは北海道らしい。「RANRU」「PIPPU」なんかかっこえ~!ひらがなだと「らんる」「ぴっぷ」かわいい!

蘭留駅 1番線端

アレ?3線あった?引き込み線。廃線のようです。かつては貨物の取り扱いもあったようです。勿論当時は有人駅。

蘭留駅 2番線から名寄方面を望む

宗谷本線が貨物の取り扱いが多かったころの名残かもしれませんが、交換の退避延長の長いこと。ホームもそれなりに長いのは旅客需要も多かったことによるものと思われます。写真奥が塩狩峠。これから峠越しをしてゆくアプローチが続きます。蘭留駅はここまで。次に行きます。

 

塩狩駅】しおかり

塩狩峠

塩狩峠。1909年。塩狩峠を登っていた列車の最後尾の客車の連結器が外れ、逆走し始める。これに気づき乗客の身の安全を確保する為、当時鉄道職員であった長野政雄が身をもってこれを止める。この事故を題材とし、のちに三浦綾子が小説「塩狩峠」を執筆。三浦綾子の代表作となる。塩狩峠には長野政雄の慰霊碑の他三浦綾子の記念館もある。(※色々参照)

ということで、塩狩駅にやってきました。

三浦綾子記念館の案内

ということで、塩狩駅です。とにかく本当に峠の中の駅で、山です。で、まずは三浦綾子の記念館の看板がお出迎え。すっかり能天気な訪問となってしまいましたが、慰霊碑やこの記念館の看板により色々思いを巡らすきっかけとなったのも事実。鉄道にまつわる事故は色々、悲惨なものや規模の大きなものがありますが、この事故に関しては、北海道と当時の時代背景と人間模様から、人々の記憶に重く残る事故であったことは違いありません。一方、駅自体は当然のことながら鉄道というインフラを利用するための拠点でもあり、周辺地域の重要設備でもあります。故に過去の忌まわしい事故についての記憶とは別に日常があります。また、そこに人の数だけドラマもあるというものです。が、しかしこの駅に関してはどれだけ日常利用があるかわかりませんが、利用者の殆どは恐らくこの記念館若しくは慰霊碑を訪れるのではないかと思われます。というか、実際は車出来てしまっていますが…。因みに駅前です。ほんとーにこれしかありません。

塩狩駅 駅舎全景

おも~く始めてしまいましたが、塩狩駅全景です。は?山小屋?黒板五郎さんが出てきそうですが、駅舎です。とはいえ機能としては主に保線作業用の番小屋。木造平屋。所在地は上川郡和寒(わっさむ)町。旭川側から見たら峠の向こう名寄盆地側です。それにしても実に趣のある風情。

塩狩駅 ホーム

2面2線の斜配置。2番線へは構内踏切。写真左端は駅へのアプローチ道。奥に見える建物は宿泊施設。それにしても良い天気!

塩狩駅 駅舎とホーム

ホームは砂利敷き。駅舎前も砂利敷き。駅舎からは階段を降りる形式。平らなところがあまりない山ならではの構造。因みに蘭留駅同様、基本は1番線からの発着。で、交換が必要な列車が5本あり、この上りの旭川行きは2番線からの発車となっています。

塩狩駅 旭川方面を望む

塩狩駅 名寄方面を望む

よく見ると引き込み線のようなものが見えます。両方向とも。恐らくスイッチバックの名残かと思われます。しかしどー考えても上下線の距離が空きすぎ。これは間違いなく中線の跡と思われます。

塩狩駅 駅名標

かなり褪せてます。というかよく見えません。両隣の駅とは其々6㎞と8㎞離れていますが、いずれも峠ということもあり、この間にそもそも駅は無かったという事だろうと思います。つまり、近年廃駅は無かったという事。とにかく山の中の駅。というか元々は信号所だったので、旅客や荷物の取り扱いは無かったわけです。旅客や荷物の取り扱いがされたのが1924年なので、例の事故からは15年が経ってからの営業開始だったわけです。でもその当時それなりの需要があったのだろうか?色々疑問に思うところはありますが、存続しているということはそれなりの需要があるということと理解しておきます。とまぁそんなわけで、次に参りたいと思います。

 

【当麻駅】とうま

当麻駅 駅舎全景

多少重たい空気感の中次に訪れたのは石北本線当麻駅。アレ?宗谷本線は?峠越えしたんじゃ?と思うかもしれませんが、この間、仕事で上川盆地に戻っておりました。ということで昨日の続きです。前回の最後に訪れた伊香牛駅の隣です。こちらも伊香牛駅同様1日1本列車の折り返し運用がある駅です。それでもこの様相の違いは何!明らかに駅の重要度合いが姿かたちからして違います。これで運用上同列とは…。所在地は上川郡当麻町当麻町の町の中心にある駅。まさに、町の玄関口。乗降客数も沿線の駅の中では桁違いに多く間違いなく主要駅。快速「きたみ」の停車駅でもあります。駅舎はRC造平屋建て。様相はもう完全に役所か公民館。若しくは保健所か学校。60年代竣工なのでモビです。

当麻駅 駅前

駅前はこんな感じ。街です。しっかり街です。規模は小さめですが…。JAがあり、ホクレンの事務所があり、飲食店等の商業施設あり、宿泊施設あり、その他金融機関ありと、駅前から延びる道も道道で、この先に町役場があります。もうこれは街です。土や砂利、草木が見えません。

当麻駅 出入口

駅の出入り口です。モビだわ~。木板型枠のRC打ち放しの柱に腰壁のタイル。そして連窓!モビだわ~。劣化度合いもなかなか味がある!駅名板だけ浮いてますが…。いや~玄関、めっちゃ学校!入ったら下駄箱がありそうな雰囲気。

当麻駅 駅内店舗

駅舎自体がかなり立派なので、駅機能がだいぶ省略された段階で余剰となった部分を店舗として開放したそうです。その店舗がこちら。アグリステーションとうま。地元の有機野菜や由来の商品を扱っている直売所。ソフトクリームもあるようです。それにしても庇がヘビーだなぁ。意匠的に。

当麻駅 駅舎内

駅舎の中に入りました!立派です。無人駅だけど。天井が高く開放的で気持ちが良い!無人駅だけど。まだ、改札口が残ています。既に完全無人駅なので、ここでの出入りは問題なし。ベンチはイームズ風が並んでおりました。床はモルタル。それでも点字ブロックがあるところはやはり主要駅!結局駅としての客扱い機能(出札等)が無くなってしまっているので、駅舎内は全て待合室化している状態。つまり広い。この日は平日の午前中でしたが、私の他に2名ほどのお客さんが待合室にいらっしゃいました。さすがに主要駅。これまであまり待合室で人に合わなかったので、若干戸惑いました。でも、無人駅です。

当麻駅 1番線ホーム

改札口(跡)を抜けホームへ。1番線ホームは屋根があります!もちろん床は舗装されております。しかもホーム幅がかなり広い!更に点字ブロックまで。もう間違いなく主要駅!ホームは2面2線の相対式。2番線は他の石北本線の駅同様、退避・通過用。

当麻駅 駅名標

伊香牛駅でも書きましたが、伊香牛駅との間に将軍山駅が2021年までありました。石北本線の他の駅同様駅名標はリニューアルされてます。それにしても草地に看板が立っているようにしか見えない。これ2番線のホームです。

当麻駅 上川方面を望む

上川方面を見たところ。線路もだいぶ草生しております。やはりよく見ると引き込み線のようなものが見受けられますが、その先は何もなくなっているのでしょう。上川盆地もこのあたりでは山もずいぶん遠くに見えます。

当麻駅 店舗
  • 駅のホームから見た店舗。アグリステーションとうま。ホームからはアクセスできないようです。そういえば駅名標も1番線は吊り下げ型でした。これもリニューアルしたものがはまっております。丁度気候も良い時期でしたので、とても心地よい時間を過ごせた駅でした。
    ということで今回はここまで。次回もこの続きになります。ではまた。