前回からの続きです。2023年9月7日です。今回も上川盆地をうろうろしております。何せ天気が良かったことが幸い。秋晴れです。
【桜岡駅】さくらおか

まずは、石北本線の続き。桜岡駅です。あら、かわいい。所在地は旭川市東旭川町桜岡。いよいよ旭川市内に入りました!駅舎構造は中愛別駅と同じ鉄骨平屋で、屋根の仕組みも同じ。こちらは「ロイヤルなお帽子」をかぶられているようなスタイルの外観。白い外壁に桜模様が点々と。駅反対側の森との対比がかわいさを強調している駅舎です。駅舎前はアスファルト舗装がされておりました。

駅前はこんな感じ。周辺は駅舎側があるところに集落がある程度で、民家が数軒。殆ど農家さんかな?旭川市内とは言え自然豊かな感じがある駅周辺ですが、それも大半が農地であることからかなり整然とされており綺麗!全くの原野の中の駅というわけではございません。駅前から延びる道は道道140号線まで通じております。駅前はアスファルト舗装されてますが、車が転回できる程度。その他は砂利。

かわいい駅舎内。奥行があまりないので外側とホーム側との両サッシの距離が短いため、室内は明るい!昔の幼稚園の感じ。床はモルタル。で、よく見ると扉の隣に開口部らしきものが…。そして開口部前に台。これは出札口?切符売ってた?昭和のころは有人駅で切符も売っていたのだろうと思わせる感じでした。今はもちろん無人駅。

駅舎を出てホームへ。アレ?低い。駅舎はホームレベルではなく、線路レベルでした。手前は主要な1番線。ホームへはスロープ。しかも砂利。スロープっていうか土手。線路との間には手摺。まぁ、ねぇ~一応危ないからね。

ホームは2面2線の相対式。ホーム延長はそこそこ長い。床は砂利。草生してます。ホームと外の間には簡単な亜鉛めっきの手摺。2番線は鉄骨軸組フレームに床はコンクリート平板という作り。こっちの方が上等な気がしますが…。沿線はところどころある林地と田畑の間を走ってゆく感じ。

上川方面を望んだところ。あれ?こっちの方が街が見えるわ~。と思ったら、遠くに見えているのは当麻町の中心部。見えるんですね。で、2面2線ですが、主要なホームはこちら。2番線側は退避・通過線。一部の上り列車が2番線を利用。石北本線の駅の仕組み。跨線橋もこれまでとほぼ一緒。但し、2番線側だけホームの高さに着床。まぁ、ねぇ~、線路レベルまで降りる必要ないからね。駅舎反対側は林地。何もありません。でも一応ホームとの間にはきちんと手摺があります。(意思表示:ここからは駅です。)

駅名標です。この他の石北本線の駅同様、比較的新しいもの。ちょ~っと錆汁が出てますが…。で、現在は隣駅が東旭川となってますが、こちらも2021年まで、「北日ノ出」という駅が東旭川駅との間にありました。まぁ、普通に利用する人はいなかったと思いますが、この北日ノ出駅はあの旭山動物園の最寄り駅でした。う~ん。行ってみたかった~。残念。では、次に参ります。
【北永山駅】きたながやま

はい。でました。原野、山林系の無人駅。さっきまで石北本線にいたのですが、ここからは宗谷本線です。このあたりは丁度宗谷本線と石北本線が比較的近いところを並行して走っているので、旭川方面へ向けてジグザグに訪問する予定です。いや~それにしても空が広い!雲の形はそろそろ秋かなと思うのですが、初秋とは言え上川盆地は日差しの下ではまだまだ暑い…。あぢ~。で北永山駅ですが、駅舎はありません。1面1線のシンプルな駅。所在地は旭川市永山町14丁目。旭川市内です。因みに先ほどの桜岡駅からは直線距離で4km弱。車で5分の距離です。

線路を近く感じられるのがこの種の駅の特徴。線路わきには雑草?が花を咲かせております。駅の反対側は田んぼ。黄金色になってます。その先には農家さんの建物。

プレハブの待合小屋。物置レベル。それでもこれがあるのとないのでは大違い。小屋自体はそんなに古いものではありませんでした。

で、中に入ってみるとこんな感じ。シンプル。そこそこぼろくなってますが、時代と共に朽ち落ちる手前のようなものではなく、サッシも健全な状態でした。周りが開けている事、開口部が多い事、昼間だった事で、明るく健康的な室内でした!窓からは田んぼの風景が広がります。のどか。ここでぼーっと過ごすのも良き!でも、暑いからすぐに出ました。

駅前と呼べるかどうか…。田んぼの中の道に踏切がある程度。他なにもありません。ただこの道バスが通っているようです。あら。で、近くにバス停(北永山駅)があるようです。あらあら。

毎度の駅名標。何もない駅にしては比較的新しい駅名標。宗谷本線の中でも準主要駅である比布駅と永山駅に挟まれる「な~んにもない」駅。快速はもちろん通過。普通列車も時々通過してしまいます。特急に乗って窓の外をよーく見ていないと、駅通過したのがわからない程度。また、比布駅との間には2021年まで南比布駅がありました。ここも南比布駅と同じような空気感ではあるので、いつまで存続するかわかりません。まぁ、来れる時には来ておこうと。

ホームは鉄骨軸組フレームの床はコンクリート平板。なんと点字ブロックまであります!ちゃんとしてるよね~。で、周辺はそんなわけで田んぼ。

そこそこ綺麗で、朽ちた感じは見受けられない駅。空は広いし、静かだし。暗い感じがしない、なかなか心地の良い駅でした。
【永山駅】ながやま

牧歌的に見えますが、宗谷本線の準主要駅。というか、特急が止まらないだけで、運行上は主要駅。旭川からここまでは本数も多く(宗谷本線にしてはですが…)、この駅での折り返し運用もあります。所在地は旭川市永山1条19丁目。そもそも住所が街の中心部の住所表記(北海道では)。旭川まで普通列車で15分というロケーション。完全に旭川の通勤圏内。それでもこの様相。木造平屋。これだけ書くとしょぼい感じがしますが、そこそこ立派な駅です。古いんだけど。

で、駅前はこんな感じ。いきなり都市ですよ。さっきまで田園風景の中にいたはずなのに。すっかり都心部に近い方のベッドタウンの風景で、高層マンションまである始末。これまで舗装がどうのこうの言っていましたが、改めて説明するまでもなく紛れもなく都市部のそれです。駅前の道路は幹線道路の国道39号線へと続きます。そうなんです。宗谷本線ですが、この手前の北永山駅あたりから国道39号線にも沿うようになります。もう一つの国道(宗谷国道)40号線は駅の反対側で宗谷本線に沿って走っています。つまりこのあたりで宗谷本線は2つの主要国道に挟まれるようになります。まぁ、それなりに都心部に近いという事でもあります。

ということで、駅舎内に入ります。窓口があります!そう、有人駅です。特急こそ止まりませんが、みどりの窓口もあります。客扱いの機能としては充分主要駅。勿論自動券売機もあります。駅舎自体のつくりは古いのですが、機能含めバリバリの現役有人駅。雰囲気や構成(特に改札口上のLED掲示板)は道内地方の特急停車駅のそれと同じ。平日の昼間なので、さすがにお客さんは少ない感じ。

入場券を買いホームへ。ホームは2面2線の相対式。2番線は若干怪しいところはありますが、基本的には舗装されており、点字ブロックもあります。建物の影が複線の線路を覆う光景。既に街中の鉄道です。むしろ架線がないのが不思議な感じ。

木造の駅舎とホームの関係。駅舎部分は意外とホーム幅が狭い!う~ん。何故だろうか?駅舎も特に増築したような痕跡はないし、元々ホームの位置もこんなもんだろうから…。

駅名標。自立型。そんなに新しい感じはしなかったのですが、古くもないのかな?特にこの間は両隣との間も変更はなかったはず。ただ駅番号は変わったかもしれません。


折角、入場券を買ったので、2番線へも行ってみることに。宗谷本線では主要駅でした見かけない跨線橋。構造はもちろん鉄骨造。ただ、壁と屋根は木板のようです。で、案外広い。階段もブリッジ部分もそこそこ幅があります。で、階段を登り切った先に待合室によくあるイームズ風ベンチも置いてあります。利用者が多いことが想像できます。また、開口部も多く、内部の塗装も白なので、かなり明るい気持ちの良い跨線橋でした。

北海道の古き良き鉄道遺産のように見えますが、バリバリ現役です。これが姿かたちだけではなく、客扱いを行う有人駅としても現役で機能しております。道内には姿かたちは保存されていても、実際は無人駅で待合機能しかなく、それまで出札や駅事務、貨物荷物の取り扱い業務などをしていた事務機能部は、保線用の詰め所だったり物置になっていたりします。つまり静態保存。ここは現役。つまり、動態保存。それにしても、駅を取り囲むように建つマンションが、駅を時計台みたいのように見せてしまっているかも…。あらら。

跨線橋の外観ですが、結構かっこよいのですよ!これが。色もそーですが、ブリッジの主構造が鉄骨のガーターで、しかもリベット打ち!これはいけてます!

この駅は1番線(駅舎側)が上り旭川方面。2番線が名寄方面。2番線の左側に余地がありますが、恐らく昔は引き込み線があったのだろうと思われます。どの駅もそうですが、その昔は旅客の他貨物の取り扱いもしていましたので、このような場所はよく見かけます。で、よく見たら2番線のホームの使っていない部分が砂利でした~。

かなり街場に近づいた感じはしますが、それでも空は広く感じられます。道内最大の盆地なので、山も遠くに感じられます。ここからいよいよ旭川中心へ参ります。
今回はここまで。次回もこの続きとなります。ではまた。