kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#021】室蘭本線2023年8月(その1)

前回の続きです。室蘭本線の駅を巡って行きます!

 

礼文駅】れぶん

前回(静狩駅)からの流れ(長万部方面から東進)で行ったら、日本一の秘境駅。例の駅ですよ。小幌駅になるんじゃないかと思われるかもしれませんが、行きません。この旅ですが、初回に申しました通り仕事の関係で車移動しております。レンタカー借りているんですね。で、そもそもなんですが、小幌駅に車両でのアクセスはできません。恐らくオフロードバイクでも駄目だと思います。普通に道がない。林道でさえない。獣道すらない。とにかく本当に秘境駅で、列車以外でのアクセスは不可能な駅ですので、今回は寄ってません。以前に訪問しているので、その時の様子は別途UPしたいと思います。今や本当に観光地化しているので、正直行きたくないかな~と。で、今回は一つスキップし礼文駅です。

礼文駅 駅舎全景

礼文華峠を越え、虻田郡豊浦町に入ってまいりました~。この峠の中に例の駅があるのですが、前述の通りスキップしてます。礼文駅です。所在地は北海道虻田(あぶた)郡豊浦町礼文華。ロケーションは噴火湾(内浦湾)に面した入り江の漁港町で、駅自体は少し内陸(山側に入った)側にあります。周囲は海側を除き山に囲まれております。駅周辺は民家数軒と理容室と郵便局。いずれも主要道路(道道)に面しており、この道道へは50mほど駅前の道を進むとあります。今回、駅にて工事車両が多く停まっており、関係者が多数いらっしゃったので、駅前の様子は写真い収めておりません。恐らく保線か通信かのメンテだと思いますが…。さて駅舎ですが、比較的新しいようで、恐らく木造平屋の金属板葺きの屋根で、外壁はサイディング。結構ファンシー。山型モチーフの屋根デザイン!サッシ(出窓)もファンシー!外壁の色も薄ーいパステルピンク!つまりメルヘン!メルヘン駅舎!うえ~い!駅舎回りはアスファルト舗装されております。無人駅なので、駅舎脇の出入り口からホームへ参ります。駅舎脇には取り敢えず縦格子のフェンスはありますが、これは車両の進入防止と思われます。

礼文駅 1番線ホーム長万部方面を望む

無人駅ですが、ホームはそれなりというか、結構ちゃんとアスファルト舗装されておりました。さすがに点字ブロックまではありませんが、とても上下線合わせてわずか9本の旅客扱いをする駅のホームとは思えないぐらいの状態。まぁ、それでも舗装は割と継ぎはぎでしたけど…。因みに2,3番線は部分舗装でした。それでも草生していないのはきちんと管理されているからだと思いjます。

礼文駅 1番線ホーム東室蘭方面を望む

この時点で室蘭本線の線路は一旦海に向かいます。丁度山の稜線が終わっているあたりを左方向へレールは続きます。まっすぐ行った先は礼文漁港。で、ホームは片式と島式の2面3線です。ここは2番線(中線)廃止しておりませんでした。どうも運行上の理由からかもしれませんが、2番線(中線)は臨時使用とのこと。結構草生していますけど…。2,3番線へは構内踏切で横断。1番線は上り(長万部方面)で、3番線は下り(東室蘭方面)。ここも複線故セパレート使用。

礼文駅 駅名標

駅ナンバーだけが真新しい駅名標。かなりここも出汁が出まくってます。そろそろ新しいものに変えたほうがよろしいかもと思ってしまうほどです。多分フレームは茶色の塗装で、名板は白だと思うのですが、名板なんかはもうグレーですよね。まぁ、味といえばそーなのかもですが…。

礼文駅 礼文華峠方面を望む

ホームは2面3線なのですが、バラスト積み出し用の引き込み線が上下で其々1か所づつあります。草むらの中にあるので一見わかりませんが、そこそこのレールの数。そしてこのレールの先が礼文華峠。この先の山の中(トンネルとトンネルの間のわずかな隙間)に小幌駅があります。峠といっても臼井峠のような本格的な山岳地帯の峠ではないのですが、どことなく峠前の麓の駅の感じは出ている駅でした。ということで、礼文駅はここまで。次の駅へ向かいます。

 

【大岸駅】おおきし

大岸駅 駅舎全景

大岸駅です。所在地は北海道虻田郡豊浦町大岸。小さな漁港のある集落にこの駅はあります。駅のロケーションとしては噴火湾(内浦湾)に面したこじんまりした駅です。それでもここも複線ですので、鉄道敷地としてはそれなりというか立派な構内となっています。で、駅舎ですが結構新しい駅舎かと思います。めっちゃ綺麗。恐らく軽量鉄骨造の平屋建て。まぁ、プレハブです。で外壁はALCに塗装。金属板葺きの屋根のようですが、たぶん陸屋根。そして下品なほどにデカい駅名サイン。機能としては待合、物置、そしてトイレ。トイレがあるのです!駅舎回りは主要な部分を除き砂利敷き。導線上はコンクリートでした。シンボリックに駅舎前には樹木が一本。そして電話ボックス(結構懐かしいアイテム)。勿論無人駅です。ただ、隣の礼文駅は違い、室蘭本線が海と並行して東西に走っているせいで、駅自体も南の海側に向かって開けているので、とても明るいイメージの駅です。

大岸駅 1番線ホーム東室蘭方面を望む

ホームは2面2線。といっても、元々2面3線の中線廃線バージョンです。で、片式と島式の相対。2番線(上り)ホームへは構内踏切。舗装は未舗装の砂利敷き。噴火湾に面した入り江の平地部分に漁港があって、集落ができて、そこを通過するレールに駅を作った感じ。3方(南以外)は山に囲まれております。

大岸駅 1番線ホーム長万部方面を望む

長万部方面はこんな感じ。ホーム長はそこそこあり、端部までもそんなに草生してはおりませんでした。雲の間から陽が差してきておりなかなかの光景。

大岸駅 駅名標

駅名標は比較的新しものでした。フレームの塗装状態、名板の白さ、いずれも朽ちた感じはありません。近年では特に廃駅は無かったのですが、その昔50年以上前は東隣の豊浦駅までの間に「豊泉駅」が存在しました。そもそも室蘭本線のルートが今とは違い、この間はもっと山側を迂回するように通っておりました。その間も若干ではありますが峠があり、それこそ運行上の理由から信号所を設けなくてはならず、それが駅へと発展した経緯があるようです。ですが、高度成長期、鉄道インフラとしても速達化が求められた時期に、このいちいち迂回するルートの改善が急務となります。室蘭本線自体はそれこそ主要幹線なので、国上げてのプロジェクトになるわけです。で、海側にトンネル掘っちゃったわけです。それもまっすぐに。となるとルートが変わっちゃったが故、駅も当然廃駅。そんなことのようです。でも今回はそんな「豊泉駅」の遺構は訪問しませんでした。基本的には現役にこだわってます。

大岸駅 上り列車

たまーにやってくる普通列車。1両運行。でも、乗降無。車内はそれなりに乗車があったようにも見えましたが、恐らく鉄オタの方々。秘境駅に向かうのでしょう。

大岸駅 2番線ホームからの眺め

割と海に近い駅。線路より海側には民家というか番屋かな漁師小屋のようなものがあります。南側に向かって開けている駅なので、明るく気持ちの良い駅です。

大岸駅 2番線より駅舎を望む

2番線より北側の駅舎を望む。曇りがちの天気だったので、いまいち明るく健全な無人駅の様子は伝わりにくいのですが、逆にこんな天気でさえ暗い気分にならないような環境でした。駅前の写真を撮り忘れておりましたが、この写真からもわかるように、、駅周辺は数軒の民家、店舗があり、集落の真ん中にある駅であることを感じる駅でした。駅前を線路と並行するように道道も走っており、地元の方の往来もありました。そこそこの賑わいを感じることのできる駅で、印象の良い駅でした。たとえ無人駅だとしても、人の営みを感じられることは大きいと思います。

 

【豊浦駅】とようら

豊浦駅 駅舎全景

農協か公民館かと思えるような建物。豊浦駅。鉄骨2階建。で、やっぱりそんな機能を有している駅でした。地域の寄合所があり、その他に喫茶店もあります。2階は観光協会が入っております。ただ、駅の機能はこの建物にはほとんどなく、出札業務の一部の切符の取り扱いを喫茶店が行うという、簡易委託駅。所在地は虻田郡豊浦町旭町。町の中心からはほんの少し離れておりますが、周辺には豊浦町役場もあり、町の玄関としての駅でもあります。残念な形普通列車しか停車しませんが、これより東方の室蘭本線の折り返し運行がある準主要駅。ここから東、洞爺方面へは海沿いの峠を越えるため、室蘭本線もそこそこ標高が上がっており、その丁度登り切った?あたりの平らな部分に駅を設置。このため町の中心からは少し坂を上るようなことになります。駅周辺はこんな感じで、そこそこ道幅の広い道路に面しております。駅前には複数店舗があり、町の機能を持った駅周辺となっております。実際、駅建物に集会場や観光協会があるので、人の往来は間違いなくある場所です。

豊浦駅 駅名標

ということで、駅へ。しかし、切符を売っている喫茶店が営業していなかった為、仕方なく外から眺めることに。駅名板は比較的新しいもので、朽ちている感じは無く綺麗。ここの駅のホームは2面3線なのですが、2面とも島式。で、中線は当駅発着の折り返し用。なかなか珍しい形式。

豊浦駅 駅舎

とまぁ、そんなわけで、豊浦駅でした。本線の準主要駅だけあって、人の往来も多く、運行ダイヤ以上の賑わいを感じることができた駅でした。

 

【有珠駅】うす

豊浦駅の隣は洞爺駅なのですが、洞爺駅は既に別の日に訪問していたので今回はパス。で、その洞爺駅の隣、有珠駅です。

有珠駅 駅舎

有珠駅です。あの有珠山の有珠です。所在地は伊達市有珠町。ロケーションとしては市街地の東南端。ここでは室蘭本線は南北に走っており、駅舎は線路の西側(海側)に位置します。駅の反対側は山林かな?民家はあまり見られませんでした。駅舎は木造平屋の三角屋根モチーフのセミメルヘン。外壁の色使いと屋根の色、駅名文字やサッシが割とシンプルで彩度の低いものであるが故、コテッコテのメルヘンということにはなっておりません。駅舎回りはアスファルト舗装され、整然とした雰囲気を感じます。

有珠駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。現役ではやっていないのですが、恐らく商店だった建物が数軒、国道37号線までの100m弱の間に建っております。かつては賑わっていたであろう駅前の雰囲気はあります。現在は残念ながら人影はありません。駅前の道も結構広くしっかりとしたものですが…。この道を国道の先へ進むと、有珠港(漁港)や海水浴場などがある海へと続いています。また、国道を握方向へ曲がると国道沿いに店舗が複数点在します。小さい集落というよりしっかり町の様相を持った場所です。隣が一大観光地であるためか、国道の交通量はそれなりに多いので、国道沿いは結構賑やか。それとは対照的に駅前は静か。

有珠駅 駅舎内

駅舎の中はこんな感じ。がらんと何もない感じ。駅舎入り口部分、つまり駅舎中央は吹き上がりの天井となっているほかは特徴的な空間は無し。内装も腰壁の木の色といい、壁の色といい、外観の配色とは全く関係のない感じ。中に入ってアレ?って感じのする内装でした。有人駅であったころはそれこそ旅客扱いの機能が色々とあったのかもしれませんが、現在は何もなく待合室とトイレ、物置程度。

有珠駅 1番線ホーム洞爺方面を望む

2面2線のホーム。1番線は上り長万部方面。2番線は下り東室蘭方面。中線廃止タイプの片式と島式ホーム。ホームは両方とも砂利敷き。この駅と隣の洞爺駅との間は単線区間の為、信号所としての機能もある駅。ホームはそれこそ結構長いのですが、これは室蘭本線の昔からある駅では共通で、長大編成の貨物の一時滞留の他、旅客量も多かった時代の名残。現在ではせいぜい2、3両編成の普通列車しか来ないので、ホームを使っているのはほんの一部。使われていないほーむの大半はやっぱり草生しております。がしかし、2番線は結構きれい!ホーム幅も広いし。

有珠駅 構内踏切

2番線へは構内踏切で横断。ほんの一部だけアスファルト舗装が見えます。この部分は旧2番線のレールがあった場所。特急と貨物の本数は多いのですが、普通列車は上下線合わせても日に10本程度。下りに限っては5本そこそこなので、1日のうちここを通る人の数はどのくらいいるのか。

有珠駅 駅名標

駅名標はそれほど朽ちていないものでした。ホームも草が結構生えてしまっているので、その先の草むらとの地続き感が否めない。一応単管パイプで柵はありますが…。

有珠駅 2番線ホーム東室蘭方面を望む

どこまでホームかわからない感じの2番線。ホーム幅がとにかく広い上、柵なども無い為、原野の中にいる感じ。草むらの中に見え隠れするレールと通信線、信号機が鉄道路線を感じさせますが、何とも自然な風景。で。この駅から隣の長和駅までが複線。草でよく見えませんが複線です。それにしても静かで穏やかな駅でした。

今回はここまで。次回に続きます。ではまた。