kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#024】北東北2024年2月(その1)

基本的に本シリーズは年をさかのぼるようにしておりましたが、ちょくちょく抜け落ちていることがあり、そんな記録をどーしようかなと考えた結果、合間合間に入れ込んでくかという結論に達しました!(かなり適当)そんな熟考はしてませんが…。で、時系列的には完全に前後しますが、2024年に北東北を訪れた時の記録を今回は載せてみたいと思います。(正直だいぶ忘れていることが多いのですが…)ということで、北東北編です。訪問日は2024年2月12日~15日です。北東北としたのは其々路線が別で、更に主要駅ばかりということもその理由です。

 

弘前駅】ひろさき

弘前駅 駅舎

今回のシリーズは、ローカル線ではなく主要幹線の主要駅が中心です。ので、路線に関する内容は殆どありません。どちらかというと、「行ってきた!」の記録です。とはいえ、私的には初めて訪問する場所も多かったので、実に新鮮でした。その1か所目、弘前駅です。青森県第3の都市弘前市の玄関口。勿論、県内有数の主要駅です。JRの他、弘南鉄道の起点の駅でもあります。所在地は青森県弘前市大字表町。ん?大字?市内、それも市街地なのに???まぁ、ともかく規模の大きい駅です。駅ビルもあります。駅前には東横インもあります。都会です。訪問日は2024年2月12日(日)です。冬の日の日曜日。この日は東京から飛行機で青森空港。そこから連絡バスで弘前駅という行程。日曜日でしたが、勿論仕事がらみですので、まずはお仕事かたずけてからの訪問。残念ながらあいにくの天気でしたが、それでも雪が降ることも無くギリ撮影出来ました~!良かった。しっかしシバレマス。

弘前駅 西口ロータリー

で、主要な側の駅前はこんな感じ。主要な側というのも、こちら側より街が広がっている構成で、市の中心地はこちら側より西側になります。市役所や弘前城、商店街(繁華街)がある側です。で、こちらから西方に直線距離で1km行った先に弘南鉄道大鰐線の起点弘前中央駅があります。つまり弘前市街地の中心街(昔は)に近いのはこちらの駅。よくあるパターンですが、鉄道黎明期、省線の駅が街の中心地から離れた場所に設けられたことがありました。このケースと思われます。実際開業は明治27年ですし。江戸から続く(それより前のこともありますが…)街が、煙をバンバン吐いて轟音と共に往来する鉄道というものを嫌ったが故に、近代のインフラは既存の街に馴染むものではないこととされ、街はずれに設けられるようになる。それこそ城下町の鉄道なんてこのパターンが多いのではと思います。で、旧市街(今も機能として健在なところも多いですが)と駅(省線)の間には微妙な距離が生じています。で、大半は駅の反対側は貨物のヤード。そしてその先は原野、山林若しくは農地。時代が進むにつれ、人や物の往来が増え、市民も鉄道というインフラの重要性が生活の中に馴染んでゆきます。明治、大正と人々の生活スタイルが変わってきたってことでしょう。となると、駅(省線)と中心地の間が商業の集積地となってゆきます。このような典型的な発展の仕方を弘前駅もしているようです。駅前には主要なホテルチェーン店があります。バス乗り場もたくさんあります。主要駅の様相そのまま。

弘前駅 駅舎

外観で黒とグレーの縞模様の建物が駅舎で、その内部がこんな感じ。鉄骨造だったのですね。入り口を入るとかなり大きな吹抜けの空間があり、コンコース階である2階へ階段とエスカレータでアクセスできるようになっています。トップライトとトップサイドライトで室内は明るくなっております。結構鉄骨はごついけど、吹き抜け部は気持ちの良い空間となっています。

弘前駅 コンコース

2階コンコースはこんな感じ。2階も結構天井高が高く気持ちの良い空間となってます。改札はそんなに大きくはないのですが、LEDの出発掲示板といい、都会のそれと同じです。建物自体は結構新しいこともあり非常に綺麗な駅舎です。橋上駅形式なので、コンコースはそのまま東西の自由通路にもなっており、人の往来も多い印象でした。

弘前駅 東口

その自由通路を抜け駅反対側の東口にやってまいりました。この東口には弘南鉄道弘南線の駅舎があり、JRの駅舎と隣接して建っております。丁度東口へ階段を下りたところの脇を180度ターンすると弘南鉄道の改札口となっています。で、階段下りて正面を出ると東口のロータリーとなっています。東口は西口と比べ何もない感じはしますが、本当に何にもないわけではなく、西口と比べ小さい市街地が広がっております。

弘前駅 弘南鉄道改札口

で前述の180度ターンしたところがこんな感じ。昔ながらの出札口と改札口。地方私鉄に残る鉄道遺産。でも、現役。このような風景を目の当たりにすると、な~んか安心するんですよね~。鉄道利用の定型というか、駅らしき駅というか、それがバスでも船でもない感じ。そしてこの狭さ。生活の匂いがプンプンとする、市民の足としての窓口。恐らく日々利用している人達からしたら、玄関みたいなものかも。で、せっかくなのでお邪魔することにしました~。

昼飯

で、次の電車まで時間があったので、駅ビルで売っていたアップルパイ(青森なんで)とタルト購入。仕事も終わっていたので、ビールも飲んじゃいました~。因みに弘南鉄道の改札前のベンチです。2月ですので外は十分寒かったのですが、それでもなんでも美味しかったです!

弘南鉄道 弘前駅ホーム

で、時間が来たので改札です。そして抜けてホームへ。頭端式のホーム。1面2線。やっぱり頭端式好きだわ~。旅している感じがするし、これ以上どこへもレールが繋がっていないというか、ここでおしまいという感じ。逆にここからしか始まらない感じ。何せ、アプローチとして列車の顔が見えるところから始まるのが、この形式の良さ。ローカル線とはいえ、ホームはきちんと舗装されております。で、点字ブロックもあります。もちろん屋根もあります。 

弘南鉄道 弘前駅駅名標

田んぼ鉄道のようです。愛称が。駅ナンバーデザインもおにぎりというところもかなり良きデス。主要駅である故、天吊り型です。で、ここから実際弘南鉄道に乗ってゆきます!入場だけではなく今回は乗ります!ですが、この続きは次の駅の訪問時の記録としますので、一旦時間的に飛びます。

弘前駅 2,3番線ホーム

弘南鉄道に乗ってきた後、再び弘前駅です。JRのホームは2面3線。2面の内1番線は片式ホーム。そして2,3番線がこの島式ホーム。構内は1番線と2番線の間に中線がある他多くの側線があります。つまり結構広いです。2面3線といっても橋上駅ですので、片式の1番線へも階段、エスカレーター等でのアクセスとなります。勿論特急も停車する主要駅ですので、エスカレーターやエレベーターもあります。路線的には奥羽本線ですが、当駅より五能線直通の列車も発着しているので、運行上は2路線ということになります。ターミナル駅です。ホームの構造とかは言わずもがなここ最近の主要駅のそれと同じ。もう十分都会です。

弘前駅 2番線より1番線を望む

1番線はこんな感じ。因みに架線がある通り、奥羽本線は電化区間。で五能線は非電化なので、五能線の車両はハイブリッドディーゼルカーGV-E400系です。

2月の弘前でしたが、思ったほど雪は積もっていなかったというのが印象です。初めて訪れた弘前駅でしたが、JRの駅舎は最近の駅の仕様という感じで、綺麗で明るく天井高の高い気持ちの良い駅でした。また、弘南鉄道は駅舎自体はそんなに古くないのですが、アイテムが昔懐かしいものが揃っており、落ち着く居心地の良い駅でした~。またいつか今度は大鰐線弘前中央駅へ行ってみたいと思った、今回の訪問でした。

 

で、先ほど弘南鉄道弘南線)に乗ると申しましたが、それがこれです。

弘南鉄道 7000系(外観)

かわゆい!元東急7000系。しかも中間車改造型。さすがに改造車。行先表示も塗装です!こーゆーの好き。しかもだいぶ味が出ちゃってます。

弘南鉄道 7000系(車内)

空いていたので、撮ってみました!ロングシート。窓も当時のまま。よく見るとシートも当時のまま。朱というかエンジというか何とも言えないモケットの色も。特に小分けに仕切りがついているのも、東急7000系後期のまま。

弘南鉄道 7000系(つり革)

で、極めつけがこれ。「ショッピング 夜9時まで お食事・喫茶 夜10時半まで」。マルキューですよ。しかも109ができた当初ぐらいの時期の広告。現役です。つり革の機能としてですが…。

 

黒石駅】くろいし

黒石駅 駅舎全景

弘南鉄道弘南線弘前から乗車し取り敢えず終点まで行ってみることに。そして到着したのがここ黒石駅。地方私鉄の終点というのはいろんな意味で味わい深いもの。ここ黒石駅も実に良い空気感を醸し出しております。駅舎はRC造2階建て。よくわからない耐震補強がされておりました。所在地は青森県黒石市緑町。黒石市の玄関口としての駅。それにしても意味深な駅舎。側面の意匠が単独建物としては明らかに不自然。外壁の凹凸。特に2F床面部分に張り出した梁と床らしきものは完全に何かのサイン。改築された?若しくはこれから?それもそのはず、2020年まで駅舎手前側にはCOOP青森黒石店がありました!駅舎にくっついていたのです。で、撤去したらこうなったという事。その他にもこの黒石駅、歴史が詰まっております。今は地方私鉄の終端駅という静かな佇まいを見せておりますが、これまでは紆余曲折、栄枯盛衰あったようです。これだから地方私鉄は面白い!

黒石駅 駅舎内

で、駅舎内はこんな感じ。改札、出札の他、ラーメン屋の券売機のような切符の自動販売機。駅舎内は暗く、若干陰気な感じ。照明はついているものの、な~んか暗い。開口部が少ないためなのか、とにかく薄暗い。一応、出札口上には液晶モニタ-で次とその次ぐらいの出発時刻がわかるようになっています。で、ここがコンコースで、改札の時間までここのベンチに座って待つようです。ベンチはイームズ風ベンチで、背中に看板を背負っているタイプ。今はあまり見ないタイプ。看板もステンレスの縁のあるやつ。角がラウンドしているやつ。

黒石駅 改札口前

なんか、倉庫?って感じ。若しくは牛小屋か馬小屋ってな感じの納屋感満載の改札前。そこにで~かく内照式の出入口看板。また、オレンジなのが余計昭和感を漂わせる意匠。内照式っていうのも確かに昭和だし。ここは駅舎とホームの間の何とも言えぬ微妙な空間。鉄骨造だからかもしれませんが、やっぱり納屋。そこには雪かき道具と共になぜか巨大こけし。夜見たら怖いかも…。

黒石駅 駅前

ロータリーのある側の駅前。こんな感じ。駅前ロータリーのある先にかつては国鉄黒石線の駅舎がありました。そーなんです。昔は国鉄もここ黒石駅まできておりました。元々軽便鉄道の歴史を経て国鉄となるわけですが、1984年に赤字を理由に国鉄がこの路線を手放します。大正時代に軽便鉄道の駅として開業。その後国鉄に移管され国鉄黒石線として営業。昭和に入り弘南鉄道が黒石まで延長され、一時期は国鉄と民鉄のターミナル駅となります。それが戦後の昭和25年。暫くはこのまま営業するも、前述の通り国鉄が手放します。最近JRとなったからは、地方の赤字路線に関しては即廃止、もしくは第3セクター移管となるのが定石となっていますが、当時はなんとライバル会社の弘南鉄道に移管してしまったのです。ライバルといってもそもそも行き先が違って、弘南鉄道はそのまま弘前駅へ向かうのですが、この黒石線(国鉄黒石線)は川部を発着する路線となります。

黒石駅 ホーム

 

黒石駅のホーム。黒石線川部方面があったときは2面4線でしたが、今は1面2線。当時のホームが残っております。黒石線は元々国鉄であったこともあり非電化。弘南鉄道としても異質な存在でした。紆余曲折あり今の形となっている黒石駅ですが、ここからまたどんな変化が起こるのか…。これからも地域の足として存続し続けてほしいところではあります。実際、もう一つの路線の大鰐線は存続が結構厳しいとの噂があり、近々廃線となってしまう可能性があります。無くなる前には訪問しておきたいと思った今回の訪問でした。

ということで、今回はここまで。次回も続きます。ではまた。