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旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#030】宮城・山形2024年3月(その4)

さて、今回の旅ですが、一旦のピリオドとなります。一旦というのは、実は続くからです。今回は仕事しながらの車での訪問となってますが、次に訪問する古川駅で一旦レンタカーを返却する予定となってます。さて、そんなわけで古川駅からスタートです。

 

【古川駅】ふるかわ

はい、言わずと知れた主要駅。新幹線の駅でもあります。大崎市の中心にあり、大崎市の玄関となっております。所在地は大崎市古川駅前通1丁目。もう地名にもなってます。大崎市ってそーは言っても合併して初めてできた市の名前なので、元々この辺含め市の中心は古川市。市役所も「古川」→「大崎」となっただけで、自治体ベースでもやっぱりここは「古川」だと言えるでしょう。今回の陸羽東線の駅も全部「大崎市」なのですが、鳴子温泉のあたりは「鳴子町岩出山周辺は「岩出山町」と昔は自治体が別でした。元々大崎という地名は無く、この辺の地方を指す名称だったそうです。その地方名も室町時代のこの辺を領土とし名生城を居城としていた大崎義隆に由来するとのこと。まぁ、ねぇ~。歴史だし。その名生城のあったのがここ古川。つまり今も昔も中心地ってことになります。が、どうかな?室町時代のことはよくわからんし。

古川駅 駅舎正面口

まぁ、到底陸羽東線の駅には見えないわけです。そりゃそーです。新幹線の駅ですから。全体像としては。何回かはリニューアルされているであろう外観は格子模様が実に綺麗で、駅舎入り口の意匠も今っぽくなってます。市の玄関といった感じ。名前も正面口だし。

古川駅 駅舎と駅前

完全に新幹線の駅です。駅前は正面口を出たと事は広場状の歩行者空間となっており、この広場を挟んで両脇にロータリーがある形式。一般車、タクシー用とバス及び搬入車両用かな。結構しっかりと空間がとられているので、新幹線の駅としても全容が良く見え、巨大構造物の姿がより強調されています。新幹線が通る前は、こんなことになるとは想像もできなかったのではと思います。

古川駅 新幹線駅と陸羽東線

正面口を出て左手側には陸羽東線のホームがあります。新幹線のホームは地上3階。陸羽東線は地べた。駅で直交してます。かたや東北の大動脈の高速幹線鉄道線。かたや地べた非電化単線。このコントラストがたまりません!で、駅前がこんな感じというのも不思議と味がある感じ。

古川駅 正面口1階

外の明るさからするとなんとなく薄暗い感じですが、1階部分はタリーズがあったり、お土産屋さんがあったりと、平日の昼間でしたが人の往来も多く、それなりの賑わいはありました。市の中心ですし、新幹線駅ですし、当たり前といえば当たり前なのですが…。陸羽東線の駅の感覚では評価できないので、新幹線の駅としてみることにします。新幹線の駅としても単独駅の寂しさから比べると、ここは請願駅でもありませんし、ちゃんとした需要のある空気感がありました。東北新幹線の駅の中でも賑やかな方だと思います。

古川駅 2階コンコース

で、エスカレーターで2階へ。2階コンコースに上がると、これはもう新幹線の駅の様相。ちゃんとお土産屋もあるし、みどりの窓口等の駅機能もあります。写真のみどりの窓口の奥すぐが新幹線の改札口で、その更にちょっと奥が陸羽東線の改札口になってます。コンコースはそれなりに広いのですが、何故か駅機能としては1か所に集中していて、それ以外の部分はガランとした感じ。改札口も割と隣接する感じになっているのですが、何故か新幹線から在来線へ直接行ける改札はありませんでした。ここはやっぱり?ですね。

はい、ということで、古川駅でした~。といいたいところですが、実はここから陸羽東線に乗ります!新幹線ではありません。

古川駅 陸羽東線ホーム

陸羽東線のホームです。1面2線の島式。駅の設備としては改札階に上がる階段、エスカレーター、EVがあります。橋上駅です!陸羽東線では初です!というかここしかないんじゃないかな~。勿論、ホームは完全に舗装されてますし、屋根もあります。で、点字ブロックもあります。主要駅ですからね~。1番線は小牛田方面。2番線は鳴子温泉方面。で、今回は鳴子温泉方面に乗ります。そーです。戻ります!

古川駅 小牛田方面を望む

新幹線の駅開業に合わせて、駅の位置を変更したり、ホームの長さを新幹線需要を見込んだ長さとするなど、色々投資した痕跡がわかるホームの佇まい。残念ながら現在そこまで長大編成の列車はやってこないので、ホーム半ばで点字ブロックは終わっております。1面2線ですが複数の側線があります。貨物の需要もそこそこあったころの名残かと思います。

直交する新幹線とディーゼルカー。これだけでも味わい深いのですが、その交点が駅である事の感動。光と影。時代の経過。そんな空気を感じる駅でした。後日新幹線のホームは利用しているので、今後記す機械があれば残します。

では、陸羽東線に乗って次に向かいます。

 

そして向かった先は新庄駅。はい。新幹線駅から新幹線駅へまさかのディーゼルカー移動です!2時間弱。陸羽東線満喫出来ました!キハ110系に揺られ沿線の景色を眺めておりましたが、これまで通ってきたところは何となく背景もわかり、改めて復習の意味を込めてトレースをしておりました。鳴子温泉駅を出発するとこれまで見てきた景色とは一変し、完全に山岳鉄道の景色となります。峠越えがどのタイミングで来るのか、期待しながら車窓を眺める時間が続きます。中山平温泉駅を出発し次の駅堺田駅に到着する前に峠を超えます。堺田駅は山形県ですが、まさに分水嶺の最寄りの駅。リアルに山の中の駅でした。いずれ来ないといけない駅の一つかな~。そこからは気動車のエンジンも力行から惰行が主に。ゆるゆると最上町まで下って小国川沿いの盆地に入るとそこそこの町並み見え、そこからすぐに目的地である新庄はすぐなのかと思いきや、目の前の山岳地帯に入ってゆくではありませんか!未だだった~。鵜杉駅でも下りられるお客さんがいて、更にその先の潮見温泉駅でも外国の方と思われる2人組が下車。潮見温泉駅なんて完全に山の中です。そしてようやくです。長沢駅を出るころにようやく平野部を認識できるようになります。それでも山裾でまだまだ高地ですけど。いや~それにしても東北の山深さにはやられました~。(すみません。写真は撮ってませんでした~)

 

新庄駅】しんじょう

はい。ということで新庄駅到着です。長かったな~。でも楽しかった~。途中ちょっと寝てましたけど…。で、新庄駅です。山形県です。ここも主要駅です。しかもかなり主要駅。運行上も主要駅。山形新幹線の終点でもあります。乗り入れている路線は、奥羽本線陸羽東線陸羽西線。因みに奥羽本線はここから運行上切り替えが必要となっており、福島方面から秋田方面への直通運転が構造上できません。同じ奥羽本線なのですが、福島から新庄までは山形新幹線もこの奥羽本線を走るため、レール幅が標準軌の1435mmとなっており、新庄から先青森までは狭軌の1067mmとなっています。つまり、普通に走れないという事。ある意味面白いのはJRの在来線でありながら標準軌のレールを走る車両があるという事。で、従来の在来線車両との並びが見られるのもこの駅と起点駅である福島駅、米沢駅山形駅、羽前千代駅ぐらい。あとは秋田新幹線がらみで、秋田県大曲駅岩手県盛岡駅ぐらいかな?レールが併用したり、並んでいたりという景色はそれでも見かけることはありますが、レール幅の異なる同じ会社の車両(新幹線を除く)が並ぶというのはかなりレアレアだと思います。そんな新庄駅。所在地は山形県新庄市多門町。奥羽山脈出羽山地に囲まれた新庄盆地にある新庄市の玄関口の駅。そして新庄市山形県北東部最上地域の中心都市。東西は陸羽路、南北は奥羽路と交通の要衝でもある町です。

新庄駅 駅名標

駅名標です。主要駅のそれです。さすがに簡体字とハングルでも表記があります。勿論吊り下げの内照式です。都会です。

新庄駅 車庫

さすがに運行上の主要駅。年代物の機関庫もありました!多分木造。結構大きな規模の機関庫で、恐らく明治期から使われているのではと思われる姿。これはかなり貴重。う~ん、良いものを見られました!これ、十分観光です!

新庄駅 対面式車止め

で、これも今や名物。奥羽本線が分断されている姿。手前側が秋田方面の奥羽本線。車止めの先に通路挟んでもう片方の車止め。これが福島方面の奥羽本線。その昔は1本のレールとして繋がっていただろうその部分です。ホームはいずれも奥羽本線。このレールをその昔は寝台特急「あけぼの」が上野と青森を結んでいたのです。そー考えると感慨深い。なにやら、点字ブロックが2重になっているのも意味深。

新庄駅 3番線、4番線

何とも不思議な番線割。写真左側が3番線。右側が4番線。いずれも今や頭端式。で、ディーゼルカーが止まっているのが5番線。3番線は陸羽西線。4番線は奥羽本線(秋田方面)。5番線は陸羽東線。そうです。今乗ってきたディーゼルカーが止まっております。因みに2022年の5月から陸羽西線は道路のトンネル工事の為運休中です。

新庄駅 1番線

で、ここが1番線ホーム。というか1番線ホームの入り口です。向かいは2番線。つまり3番線ホームの延長に1番線。4番線ホームの延長に2番線という配置。ですが、前述の通り其々車止めにてレールが終わっている為、別のホーム扱いとなります。其々が頭端式となっています。右向いても左向いても列車がこっち向いてる仕組み。で、1番線は新幹線ホーム。2番線は奥羽本線(福島方面)。で、5番線は通しの状態の為、変わらず。と、ここでふと思ったのですが、何面何線?そうなんです。1面5線です。ホーム間移動がすべて平面。ホームに階段やエスカレーター、EVが無いのです。主要駅なのに。勿論構内踏切なんてものは無いので、完全にバリアフリーです。5線あってこの平面導線はなかなか他では見られない形式。いやはやどうも、参りました~。

新庄駅 改札口

むか~しながらのステンレスの改札口。でもよく見ると自動改札の機械があるようにも見えます。なんか不思議な光景。それにしても一切上下移動なしで改札を出られるなんて、主要駅としては稀。しかも頭端駅の正面ではなく側面方向に改札があるというのは、ホントに稀。福島もそーだけどこれは1番線だけなので…。

新庄駅 駅舎内

で、改札を出るとこれですよ!めっちゃホール。コンベンションホールです。イメージとして。若しくはそこそこの空港の様相。明るいしそこそこ広い!完全にデザインしましたって感じの空間。地方とはいえ中核都市となると、それなりの予算が付くのでしょう。

新庄駅 駅舎外観

そしてこれが外観。1999年に完成した現駅舎。バシッと切れたスカイラインは好感が持てるのですが、いかんせん、庇が…。おしい。

新庄駅と付属施設

で、駅に付随して最上広域交流センター「ゆめりあ」というものがあります。写真左。駅含め丁度良い大きさの施設となっており、なかなか良い感じ(空間的にも)の施設でありました。基本的には誰でも入れますので、列車の時間まで待つことも可能。外観はね~。これ好きな人は大好物かもしれませんが…。まぁ、そんな感じです。駅前のアーバンデザインはバランスがとれていて、それほどは大きくないロータリーですが、広さと奥行を感じられる良い空間でした。

で、ここから少し時間的に飛びます!(レンタカー借りて仕事行ってきました。)

で、戻ってまいりました。時間は夕方5時。今日は山形市に宿をとっているので、ここからは新幹線です。ですが、未だ時間があるので、東口も見てみました。

新庄駅 東西連絡通路

駅は主に西口に向いて作られているので、東口へは連絡通路(跨線橋)を横断しなければなりません。駅改札内は完全にバリアフリー、というか完全に平面移動だけで各ホームへの移動が可能なのですが、駅の東西を行き来するとなると登って降りることになります。まあ、これは仕方のない事です。なにせ鉄道が地べたを走っているわけですから。ただ、そんな東西自由通路も空間的に「楽しさ」を加えればなんとなく楽しいもの。これ、毎日のことだと別かもしれませんが…。ただ、ところどころ展望できる箇所があり、なかなか心地良い空間でした。床も木ですし、何とな~く優しい感じ。

新庄駅 東口階段

単に階段なのですが、機能としては。ここにお金をかけられるか否かで、単なる通路が施設全体の中で心地良い「居たくなる場所」になるんだけど、その良い例かな?

新庄駅 東口

こっちの方がカッコ良い!でもやっぱりあの庇がある…。自由通路の昇降機能だけなんだけど、一応駅舎と呼んでも良いかな?東口は今でこそ綺麗な駅前として整備され、大型の施設や公園などがありますが、その昔は工場を除き大半が農地。一般人が往来するような町は無く、当然駅の入り口なんかもありません。現駅舎になってから出来た町なのかな?そんな東口でした。

山形新幹線

というわけで、新庄駅をあとにします。お疲れ様でした~!

で、今回はここまで。次回はこの新庄滞在中(仕事です。)に寄ってきた場所になります。多分、簡単になってしまうかなとも思いますが…。

ではまた!