今回もスタンプついでの駅旅です。今回は愛媛県松山市です。新しくなった松山駅と路面電車の電停をちょこっと。かなり短めのトリップです。
2024年10月1日。東京駅スタートです。


スタンプの時にも書きましたが、やっぱり最高です。上下に窓2つ分ですからね!とにかく室内に余白があるということはかなり贅沢なことです。因みに上段のベッドへは室内の階段を使って上がるようになります。で、ここが物入にもなるので、ちょっとしたものを置くのに最適。忘れ物には要注意ですが…。
サンライズ瀬戸号にて高松まで行き、そこから松山までは特急いしづち。道中の様子はスタンプラリーの回をご参照いただければと思います。そして松山に到着。
【松山駅】まつやま
2024年10月2日。新しくなった松山駅訪問。9月29日に新装オープンしたばかりの新駅。松山駅の説明に関しては、超有名駅でもありますので、詳細は省略いたします。愛媛県の県庁所在地松山市の玄関口としての駅。松山市は人口50万人を超える四国で最も人口の多い都市で、歴史的にも城下町として長らく栄えてきた街です。松山城や道後温泉などの観光スポットもあり、賑わいの絶えない街であるように思えます。その玄関としての駅が松山駅。JR四国の主要駅。ところが、駅の利用者数(乗降者数)は市の人口に比例せず、JR四国の中では第3位。1位は圧倒的な差で高松駅。2位は徳島駅。それでも運行上は重要な駅です。乗り入れは予讃線だけですが、運行上この駅にて大半の列車が高松方面と宇和島方面と切り替わります。特急の運行に関しては高松・岡山方面のいしづち、しおかぜ(電車特急)と宇和島方面の宇和海(ディーゼル特急)と全く異なるタイプに分かれます。松山駅は松山の街の玄関口として象徴的なイメージがありますが、これは外部から来た人にとっての玄関口。松山市の市街地中心部にはありません。市街地中心部には伊予鉄の松山市駅があり、むしろ街の中心の駅、市民にとっての日常と生活の中心となる駅は松山市駅になります。松山駅の1日当たりの乗降者数が伸びない要因がここにあるのでしょう。この松山駅と松山市駅には其々物語があり、過去には駅名を巡り争いになったこともありました。当時JRサイドは鉄道省という国(戦前)という立場であったこともあり、圧で名前を松山としたので、市民や伊予鉄にしてみればそれは面白くなかったことでしょう。で、ここも又ほかの地方都市と同じように鉄道敷設(省線)に関して地元が快く思わなかった経緯があるようです。音はうるさいわ、煙はまき散らすわ、そんな嫌悪施設を街の中でやられたらたまらない!そんな思いから街はずれに省線の駅は誕生することになる経緯。あの京都でもそうなのだから、江戸時代以前から続く街は殆どこの形式だったと思われます。で、すったもんだがあった松山駅ですが、鉄道が通る都道府県の県庁所在地の駅としては最も遅くの1927年開業となったそうです。簡単に説明のはずでしたが、長くなりました。

出来立てピッカピカの新駅。新装オープンから4日しか経ってません。道床のコンクリートも真っ白だし、枕木のPCも同様の白さ。レールも持ってきたばかりのような黒さ。ほーむのアスファルト舗装も匂いそうな出来立て感のある状態。ホーム端のPC板と点字ブロックの色とのコントラストがはっきりとした真新しさを感じる床。新築祝いに訪れた感じです。主要駅なのですが、意外とホーム幅は狭い印象でした。普通の駅であれば十分の大きさがあるのですが、主要駅であること、この駅を起点とした運行が多いことを考えると、もう少し幅があっても良いのかなとも思いました。また、ホーム長ですが、今のところ特急いしづち+しおかぜの8両編成が最大になるので、これに合わせているのかなとも思います。向かいに停車している宇和海が3~4両編成。普通列車は1から4両程度。平日昼間ここに来る普通列車は1両だったりするので、持て余している感じがしますが、その姿がまた可愛かったりします。それにしてもこの2面4線の高架駅ホームの感じが、大都市圏の大手私鉄の再開発後の高架駅のそれと重なる印象でした。

LEDも進化してます。明度がUPしているようで、クリアに見えます。塗装文字と変わらないぐらい。

な~んかカッコ良くなってます。予讃線は予讃線なのですが、高松方面と宇和島方面で駅番号がここで切り替わっています。黒ベースの壁にこの駅名標。これまであまり見かけないタイプ。なかなか良いです。

フルスクリーンで囲まれるエスカレーター。旭川駅など北海道ではよく見かけるタイプ。高架駅ではこのタイプが良いのではと思ってしまいます。雨風防げますからね。それでいて、上部は開いているので、通気も問題なし。丁度ホームの屋根がそのまま天井となっているので、一体感もあります。そう、この屋根も船底天井なので、屋根そのまんまというわけではなく、ちゃんと天井が貼られております。最近のホーム屋根のトレンドでもあります。


各ホームへのコンコースとなっている中間階。天井は低い。新しい駅にしては天井が低い。それでも機能的には特に問題はないし、木の天井と暖色系の照明で、落ち着いた雰囲気はあります。で、アンパンマンとドキンちゃんがお出迎えです。フォトスポットです。座って撮ってね~って感じです。誰もいなかったけど。窓の向こう側には数日前まで現役だった旧ホームが見えます。

中間階より改札口方面(1階)を望むとこんな感じ。中間階の高さが高いことがわかります。この縦の広がり。天井はそのまま1階の天井となってます。これは気持ち良い!この天井高さのギャップがこの駅の演出なのかもしれません。

1階の改札外に出るとこんな感じ。高架駅の1階の雰囲気です。東西の自由通路的になってます。そして向かい側には商業施設。大都市圏の高架駅の構造と同じ。ただ、出来たばかりの駅だけあって、天井い意匠や柱のサイネージと最新のアイテムは揃ってます。

非常にきれいな改札口。改札内と外で意匠が変わらない、連続性のある空間が実に心地よい感じを生み出しております。今のところ自動改札口の4つですが、将来的に増設出来そうです。有人窓口のデザインもわかりやすく邪魔にならないデザインで、好感が持てます。

改札を出て、左に外へ出てみるとこんな感じ。今の駅の部分もそーですけど、以前車両基地があった場所です。まだ、駅だけ出来た感じなので、駅前はな~んにもありません。駅舎回りだけ取り敢えずアスファルト舗装してありますが、その他はなんと土。これから工事が入ると思われますが、この段階では仮囲いさえありません。昔の車両基地周辺ということもあり、駅前周辺の建物に商業的なものはあまり見当たらず、住宅街の印象。空が広い感じ。こちら側にJRの出入口、東西自由通路ができたことで、ここ周辺の住民の方の利便性は格段に上がったように思われます。

駅前の広場から西口入り口を見たところ。高架駅なので、駅舎というより駅ですが、入り口付近だけはそれっぽく(サイン的に)してます。全体的にマットブラックな感じにしているので、おとなしいというか、渋い駅の感じです。今のところ、この広場がどーなるかわかりませんが、ここの在り方次第で駅の印象は変わってくるのかもしれません。今、割とシンプルなというか簡素な感じ、仮設ぽくも見えなくもない感じですが、いずれ変わってゆくのでしょう。

一方、改札串を右に進むと東口、つまり元あった駅舎方面の出口になります。但し、現状ではついこの間まで地べたの駅として列車が発着していたホームや、駅舎(駅ビル)などがあるので、これを超えてゆかなければ外に出ることができません。で、仮設通路が設けられているので、ここを通り東口へ。

新駅にスイッチしたばかりなので、旧施設はこれから解体が始まります。その間は駅の構造上どーしても仮設通路などでの対処が必要となります。恐らくどの駅でも発生することでしょう。その中でも、すぐに解体が始められるところとそうでないところがあります。ここ松山駅はまだ解体の着工まで時間があるのでしょう。仮設通路に仮囲いの塀がまだありません。せいぜい単管パイプの手摺程度でした。新しい駅の1階部分のレベルが、旧線の線路レベルより低いこともあり、仮設のスロープもそこそこ長い。このままホームレベルまで上がってゆかないといけないので、結構大変。しかも屋根もない外なので、雨の日は大変そう。

使われなくなってからまだ数日しか経っていないので、まだまだ息をしているよう。自販機もそのままですし。現役のホームでも朽ち果てているところもあることを考えたら…。です。

旧2,3番線島式ホーム。まだまだ現役感があります。その向こう側にはなが~い1番線ホーム。1番線は片式で、ホームからそのまま改札口という形式。この形式の駅はほぼ全てメインのホームがここになり、大体1番線とされてます。まぁ、ね~、そのまま階段上らず駅の外出れますからね~。逆も又然りで便利。そこへきて、運行上の切り替えが必要な駅である故、高松方面の特急と宇和島方面の特急の乗り換えをスムーズに行うため、同じホームに前後に停車させる仕組みを使っていました。つまり、大変便利な1番線のホームには高松方面の特急と宇和島方面の特急が縦列駐車する為、ホーム長が長いのです。まあ、もう使われなくなりましたけど。

既に列車の来なくなったホーム間を移動するのは、跨線橋ではなくホーム間を渡す仮設桟橋。線路つぶしてももはや列車はやってこないのでね。

まっすぐ南に延びるレール。その伸びた先で右からやってくる高架線と合流?新旧の対比がわかります。途中踏切もありますが、基本的にはもう締まりません。このあたりの地べたのレールや架線もいつまで見られるのでしょうか?もうそれこそ終盤は保線工事もそれほどの頻度ではしていなかったと思われ、バラストもだいぶ茶色のままでした。


1番線ホーム上の駅の施設はその役目を終えてます。真新しいアスファルト部分は改札のあった場所でしょうか?また、新しい点字ブロックはそのままホームを横断し仮設桟橋へと伸びております。ホームと駅舎の間の屋根はトップライトになってたんですね。現役時代は気にしてませんでしたが…。

照明が落とされ、閉店した店舗のようですが、看板はまだそのままですが、店舗の営業は終了しております。吹抜けの空間も上部が暗いと若干不気味。それでもまだ、人の往来がある分廃墟感はそこまでありませんが…。

松山駅の駅前。ここは以前と変わらず。ただ今後は東口駅前という風に呼ぶようになるのでしょう。ここから市街地、松山の街が始まる場所といった風景です。それこそ今はやりの超高層建築物は見当たらないのですが、50万都市ですから、駅前の雰囲気も立派です。

旧駅舎です。といってもまだまだ現役感はあります。RC2階建ての駅舎は1953年に2代目として開業。三角屋根は途中改装でできたようですが、71年間松山の玄関口としてその役目を果たしてきました。三角屋根も象徴的ですが、その後ろにある送電線もある意味この駅のシンボルであったように思われます。この駅舎は多分解体になって駅前も再開発されるのだろうと思われますが、送電線はどーなっちゃうのでしょうか?まあ、鉄道用なので、無くなるんでしょうけど。
最後に旧駅当時の写真を載せておきます。2023年8月です。




なんとなく賑やかでしたね~。
【松山駅前電停】まつやまえきまえ
電停を駅と言って良いか?どーしようかと迷ったのですが…。なにせ路面電車ですからね~。駅というよりバス停に近い感じですが、それでも一応電車が停車する場所だし、その周辺含めた町の雰囲気や空気感も駅ほどではないにせよ、それぞれ特徴があるのではと思いから載せることとしました。ということで、松山駅の目の前。松山駅前電停です。

更にずいぶん前の写真ですが、全景を映したものが無く、取り敢えずこんな感じということで載せました。電停こそ今と変わりはないのですが、走っている車両が何ともレトロ。伊予鉄60形と2000形。

で、乗り場なのですが、めっちゃかっこ良いのです!完全にモダン。シンプルな柱と屋根の構成なのですが、スカッと切れのあるフラット天井とそれを支える1本柱。床のタイルはん?って感じですが、まあ、これも時代を感じさせる良いアイテムです。

向かい側の乗り場の屋根はこの乗り場よりも新しい屋根がかかっておりましたが、それはそれ。シンプルで良いと思われます。但し、両乗り場とも地下道からのアクセスで乗り場へとつながるのですが、向かいの乗り場の屋根が、地下への階段があるコア部との間かかっていない部分があり、これって大丈夫なのかと思ってしまいました。

なかなか珍しいとおもますが、乗り場へのアクセスは地下道です。で、その地下道への階段がこちら。これもなかなか味わい深い工作物となってます。バリアフリーではないので、今後どーなってゆくか気になるところ。
【県庁前電停】けんちょうまえ
それこそいっぱいありそーな電停の名前。ここは愛媛県庁の県庁前です。

スタンプの時と同じですが、全景です。この電停は対面で乗り場があり、両乗り場とも横断歩道にかかっております。路面電車の停留所って大抵の場合斜にありますが、ここは対面でした。歩行者用の信号ということもあるためだと思います。

電停から愛媛県庁を望んだところ。本当に県庁前でした。県庁の背後と脇は松山城の敷地内。その他はやはり官庁街の様相で、県庁向かいはオフィスビルが立ち並んでおります。

駅名標というか、電停名標?県庁前の隣が市役所前というのも味があります。また、反対側の隣は大街道電停。ここは松山市のまさに中心というか繁華街。県庁前はそんなロケーションです。
ということで、ショートの割に長くなりましたが、駅を巡る旅松山編は以上です。
ではまた。