気が付いたら駅旅も50回を超えてました。ということで、51回目の今回は近畿の大阪・和歌山をかる~く巡ってゆきます。なぜなら、毎度のスタンプラリーのついでなので、そんなに深くは探索してませんし、何なら主要駅だったりしますので、ここで色々記すほどでもないかなとも思っております。まぁ、行ってきたという記録です。ということで、スタートです。
年が明けて間もない2025年1月7日。前回の奈良に続き、今回も夜行バスで東京の八重洲口から大阪難波のOCATへ向かいます。勿論、仕事を終えての事。夜行バスは今回で3回目なので、そろそろ慣れてきたころ。座席は何とか最前列が取れましたので、最悪な状態は避けることができました。自分の座席周りのどこに何を置くかというのが、なんとなくわかってきましたので、わずかながら寝ている間の体の自由度が上がったような気がします。で、途中の休憩地の状況もわかっていたので、乗り込む前に必要なものを整える準備もできました。う~ん、慣れてきたかもです。それでもやっぱり走行中の振動と3点式のシートベルトがキツイことはキツイ。

前回と全く同じ場所で、起きて休憩。最前列ですので休憩地に着くと起きてしまうので、これは仕方ありません。ついでにトイレに行ってきます。夜のSAは空気が冷たく、一発で目が覚めます。そんな夜中のSA。見事に夜行バスが並びます。でもって、大体行き先が同じような場所。うっかり乗り間違えないよにしないと…。同じ会社が並ぶことが多いので、要注意ですが、今回乗っているリボーンシートのバスは車体の色が銀色なので、そこは助かってます。
休憩場所は3か所で、途中停車場所が京都の1箇所。朝の5時台に京都駅に着くタイムテーブル。京都駅に5時台についても…と思うのですが、意外と降車する乗客の方も多かった気がします。京都駅到着時点では半分寝ぼけていたので、正確にはわからなかったのですが…。
で、やっぱり予定より早くOCATに到着。まだ6時台。それも6時40分を若干過ぎたぐらい。眠い!前回の経験でOCATの建物内とロケーションがなんとなく分かったので、降車してまずはなんば駅方面へ向かいます。で、今回は地下道を通らずに地上の道路で向かうことに。1階の出入口から外へ出ると、これが実に寒い!キンキンに冷えてやがる!一気に目が覚めました。

朝のなんば。7時前なのでようやく陽が上るか上らないかという時間。繁華街の冬の朝ってこんな感じ。交通量も少なく、時々走ってくる車の音や自転車のブレーキの音が、ビルや高速道路などの無機質物に反響して聞こえます。実に都会の朝です。
【なんば駅】なんば
OCATから徒歩5分程度でなんば駅に到着。なんば駅といっても大阪メトロの駅ではなく、南海電車のなんば駅です。大阪を代表する一大ターミナル駅です。関西私鉄のターミナル駅は終端駅で、象徴的な建物との組合せで成り立っているケースが多くみられます。南海はなんば駅。阪急は大阪梅田駅。阪神も大阪梅田駅。近鉄は大阪阿部野橋駅、大阪上本町駅。京阪は淀屋橋駅。京阪だけは象徴的な建物は無いのですが、他4社は見事に商業施設等と直結した象徴的建築物を有した駅となっております。考えてみたら、この4社はプロ野球の球団を持っていた(阪神は持っている)会社。(今となってはプロ野球の球団を持っている鉄道会社は関西では阪神だけになりましたけど。)其々主張の強いカラーを打ち出していた時代背景があって、余計に大阪都心部ではそれが顕著にあっていたからこその産物ともいえそうです。旅行者にとってはそれが楽しいのですが。それでも近年では、阪神と阪急が同じホールディングスになってみたり、近鉄と阪神が直通運転してみたりと、関西私鉄の色という部分では変化が見えてきています。で、南海です。とりわけ関西の私鉄の中でも独自路線を行くのが南海です。何せ線路巾が関西私鉄では唯一狭軌。つまりほとんどの関西私鉄との乗り入れが不可能。地下鉄も無理。そんな唯我独尊の南海のターミナル駅がなんば駅。南海なんば駅とも呼ばれます。

引きが足りなくて、全部は写せていないのが残念なのですが、手前側の低層(といっても地上7階はあります。)が高島屋の入る南海ビルヂングで、奥側が5つ星ホテルのスイスホテル南海大阪。戦前1932年竣工の様式建築(登録有形文化財)の後ろに超高層という、コントラストがたまらない駅。登録有形文化財ですが現役の駅ビルで、きっちりリフォームされているっていうところがたまりません。だいたい外観にしてもガラスの箱は乗っかるし、青く丸い球には特急列車の名前まで入っております。ロケーションは大都市大阪の南北を突っ切る御堂筋の南端。駅ビルの周りはかなり大きい広場になっております。なんとなくヨーロッパ感のある雰囲気です。特に朝早い時間ということもあり、気分的にはそんな空気感もありました。

で、以前にも訪れていたのでその時の写真がこちら。アレ?駅前がなんか違う。そーなんです。今広場になっているところですが、普通にロータリーでした。なんか雰囲気が違うなと思っておりましたが…。


こんな感じ。印象がだいぶ違います。


朝のなんば駅前です。明け始めた朝のターミナル駅の駅前です。大阪みなみの繁華街もまだ起きてません。人もまばら。キンキンに冷えた冬の朝の主要駅の姿も風情があって良いもんです。



高島屋の入る駅ビルに入ると1階はこんな感じ。いきなり現代のスタイル。2階の駅コンコースへ上がるエスカレータと階段が象徴的にお出迎えしていただけます。で、天井はトップライトになっており、高い天井部分から自然光が入る仕組みになっております。丁度、駅ビル(高島屋)と駅との間の部分です。さすがにここでは人の往来が多くありました。多分外は寒いので、ここから直接地下街に入って、乗換などをするのでしょう。地下街から他人の流れができております。それにしてもやっぱり終端の主要駅の姿は良いもんです。ここから旅が始まる予感がします。


で、2階のコンコースまで上がってきました。かなりシック。もう少し明るくてもよさそうなものですが、暖色の照明とところどころに使用されている壁の黒色で、だいぶ大人の雰囲気の駅コンコースになっています。ホテルのフロントのような感じです。
ここで、なんば駅の歴史について少し触れておきます。
1885年、当時は阪堺鉄道の駅として開業。私鉄の駅としては日本初となる駅舎。最初の駅舎は3年後火災で焼失してしまいます。2代目はその年に出来ます。2代目の駅舎ができてから10年後に阪堺鉄道から合併により南海電鉄の駅となります。さらに13年後、明治も終わりのころに擬洋風というか帝冠様式というかそんな感じの3代目駅舎となります。更に21年後の1932年に今の4代目駅舎の南海ビルヂング(登録有形文化財)が竣工します。戦前に既に今の建物ができております。で、5年後の1937年には天下茶屋まで高架化が完了します。戦前にほぼ今の形が出来上がります。戦後は複数回の改良工事を経て今の姿になります。



9面8線の頭端式ホーム。阪急の大阪梅田駅に次いで日本で2番目の頭端式のホームです。乗り入れは南海本線と南海高野線の2路線。運行上は高野線の中百舌鳥より先からやってくる泉北高速鉄道もここまで直通運転しております。それにしてもやっぱり頭端式ホームは良いです。旅情をこの時点でかなり感じます。更にこの9面8線の巨大さが、大都市の終端駅としての象徴となっています。ホーム自体は戦前からのスタイルを維持しているので、意匠も昭和を感じます。意匠だけでもかなり賑やかしを感じるメトロポリタンな様相。レトロメトロ。

南海本線の駅名標。次は新今宮。高野線はこの間に今宮戎駅があります。
ということで、なんば駅でした。せっかくのなんば駅なのですが、特急車両を写真で出していませんが、何かの機会に載せてみたいと思いますので、それまでお待ちください。
ということで、そこそこ長くなってしまいましたので、一回切ります。
で、次回はこの続きとなります。
ではまた。