kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#060】宮崎2025年5月その1

駅を巡る旅、今回は宮崎県です。それほど色々は巡ってはおりませんが、いつものついで旅よりちょこっと多いかな?そんな感じです。

2025年5月13日。東京より飛行機で宮崎に向かいます。勿論仕事終わりにです。で、宮崎空港に到着したのは夜9時を過ぎてから。

宮崎空港

出発ロビーと到着ロビーが一緒なので出発の待合スペースを通り制限エリア外へ。出発ロビー搭乗口前ですが、この時間以降の出発便は無いので、当然ですが誰もいません。

宮崎空港は後に触れますがJRが乗り入れているので、市内へは列車で移動が可能です。地方空港としては珍しいと思います。で、そのJRに乗って宮崎駅まで移動してこの日は終了です。

 

宮崎駅】みやざき

宮崎県の主要駅。玄関としての顔を持つ県を代表する駅です。運行上も特急の一部が当駅発着する拠点となっており、乗り入れ路線は日豊本線だけですが、運行上は日南線宮崎空港線も乗り入れており当駅始発の列車も多数あります。開業は1913年。今の形となったのは1993年。尚、日豊本線の全線電化は1979年。ここ宮崎は1973年には電化されてました。意外というか、結構早い段階で電化されていたんですね~。また、1997年までは、東京より寝台特急「富士」が来ておりました。つまりこの高架駅にブルートレインが来ていたという事です。そう考えると感慨深い。

宮崎駅 西口

2025年5月14日。快晴!駅前のホテルに宿泊していたので駅は目の前。実に南国らしい雰囲気の駅。昨晩はあまり全景等を気にせずそそくさと宿に入ってしまったので、駅のデザインなどをちゃんと見ていなかったのですが、結構アイコニックな意匠でした。列柱らしき門型架構が等間隔で象徴的に配置されており、その門型の間にはガラスベールが華奢なトラスフレームによって支持され高架線と外部とに隔てを作っています。また、下部には波型の庇があり、南国リゾート感を演出しています。恐らくですが、いろんな制約があった中で「らしさ」を表現できる部分というか余地というのが偉く限られていたのだと、一見してわかります。この高架駅の構造体と駅前ロータリーのわずかな隙間の中で、出来ることをフルスイングした感じが伝わりました。多分、ファサードの絵はすんごくカッコ良いのだったと思います。フェニックスの配置もちょ~っとかわいそうな感じにも見えました。

宮崎駅 西口駅前

駅前はこんな感じ。今回は東口には行っていないのですが、どちらかというとこちら側(高千穂口)がメインなのかと思い、今回は西口だけといたします。実際あんまり時間が無かったというのが本音ですが…。駅前ロータリーの島には巨大なフェニックス。こちらは実に立派。会員制のゴルフ場のクラブハウスの前みたいです。駅前はさすがに県都の玄関だけあって、駅前から伸びる目抜き通りには高層の建物が建ち並ぶ都会的要素満載の光景です。駅前広場はかなり広く取られているので、引きがあるため空が広く感じられます。

宮崎駅 駅名看板

たぶん当時の流行りだったと思われる舟形モチーフの工作物。というか建築の一部だと思いますが、駅名表記はここにありました。だいぶオダレが激しいので、ちょっと残念な感じはしますが、白地に黒(表のみ)のブロック文字で縦使いは印象的でカッコ良きデス。ジャパニーズ高級ブランドっぽいテイストなのかな?また、日向夏を模したポストとのコントラストもいい感じ。クールでカッコつけた感じの駅名看板をバカにするような黄色の塊がたまりません!

宮崎駅 ホーム

電化された高架駅ですので、イメージとしては都会の駅。留置線なども無く、ホームは2面4線の島式。都市部にある大手私鉄の準主要駅の風情です。運行上の拠点となっている割には引き込み線が無いのが特徴。折り返しや車両待機については隣接する南宮崎駅や宮崎神宮駅がこの機能を補完しているものと思われます。ホーム上には看板やベンチは少なくすっきりしております。ホーム長は長いのですが、これはかつて寝台特急や長大編成の特急が発着していた名残。現在は6両編成の特急列車が一番長い編成。この駅を発着する列車では2~4両編成が大半。何となく寂しい感じはしますが、仕方ありません。尚、ホームドアはありません。電車特急や普通電車の他ディーゼルカーも発着するので、乗車位置の特定は現段階では難しいでしょう。で、駅名標を探したのですが、いつものヤツが見当たりません!フツーに吊り下げ型の駅名標があってもおかしくないのですが、見つかりません。なんでだろう?

宮崎駅 改札口

時系列ではちょっとずれてしまうのですが、到着時の宮崎駅の改札口です。県を代表するような駅の割にはこじんまりとしています。利用者数を考慮すればこれで十分なのでしょうけど、若干寂しさを感じます。

宮崎駅 ホームから西口を望む

駅に隣接して高層の複合施設などがあります。その複合施設との隙間からロータリーを眺めたところです。ある意味駅ビルを作らなかったことで、駅自体が閉鎖的にならず象徴的に駅前にその存在を表現できているように思えました。高架のホームにいても視覚的に街とつながりを持てる点で、駅という工作物としての一つの答えかもしれません。象徴的な造作はあれど施設としての機能はほぼない薄皮饅頭の薄皮。上品な包装紙に包まれた和菓子のような駅でした。「MIYAZAKI」のブロック文字がもし赤かったら松坂屋に見えなくもないのですが…。ということで宮崎駅でした。

 

宮崎神宮駅】みやざきじんぐう

主要駅の隣、宮崎神宮駅です。その名の通り宮崎神宮の最寄り駅です。宮崎神宮のご祭神は神武天皇。第一代天皇が祀られているという意味では明治神宮より位が高い神社とも言えます。そんな宮崎神宮の最寄り駅ですが、原宿のような賑わいなど全くないひっそりとした郊外の無人駅です。2007年まで木造の駅舎はあったようですが、現在は取り壊され駐車場になっております。無人駅ですが券売機やタッチ式の簡易自動改札機もあるので、入場券なしでは入れません。私は宮崎駅から一駅乗ってまいりましたので、ICカードで入出場しております。そんな宮崎神宮駅ですが、開業は古く宮崎駅同様1913年。花ケ崎駅として開業。1954年に今の駅名に改名。1984年に貨物の取り扱いが無くなると翌年1985年には無人化。このような変遷をたどっております。所在地は宮崎県宮崎市花ケ崎町。宮崎の市街地にある駅で、駅前には主要国道の10号線が通っております。

宮崎神宮駅 ホーム

ホームは1面2線の島式。東側に2線引き込み線があり、運用上宮崎発着の特急などが一時的に留置されます。そんな地べたの無人駅。ホームの嵩は若干低く昔のホームの高さといった感じ。列車を降りる時は要注意です。こけそうになりました…。無人駅のスカッとした雰囲気の駅。高架の主要駅である宮崎駅からは一駅。で、急にこんな感じ。市街の中心からは外れておりますが、まだまだ市街地。生活感のある駅周辺で、ホームから見える部分で自然由来のものの存在はあまり見当たりませんでした。で、さすがに神宮最寄りの駅。ホームの一部に屋根がかかっておりますが、朱に塗られております。格式が高いのか、神社アピールなのかはわかりませんが、ここだけ切り取れば特殊な事情があることはわかります。ホームドアこそありませんが、ホームは舗装されており、消えかかっておりますが点字ブロックもあります。

宮崎神宮駅 駅名標

屋根のかかったいる部分にありますが、なぜか自立型の駅名標。気持ち鳥居を模しているようにも思えるフレームは結構錆が回ってきております。これを見てもわかる通りお隣は宮崎駅

宮崎神宮駅 ホーム南端

駅の出入口は1箇所。ホーム南端から地べたに降りて構内踏切を渡って外へでるという導線。ICカード対応になっているので、簡易型のタッチ式の自動改札機がホームのど真ん中に立っております。こちらの面は「出場」で裏面が「入場」となってます。それにしても屋根を構成する構造部材が朱色に塗られているだけで、かなり宗教施設感があります。タッチ式の簡易改札機が賽銭箱のようにも見えます。

宮崎神宮駅 ホーム出入口

ホームからはスロープで地べたに下ります。さすがに特急の運行もある主要幹線だけあって金属製の柵で囲まれており、構内踏切には遮断機や警報器もついております。

宮崎神宮駅 駅前

駅前はこんな感じ。まさに正面に見えるのが表参道。鳥居が象徴的です。その表参道の入り口手前を横切っているのは国道10号線。駅が閑散としているのと対照的に、国道や参道の交通量は多く、人の往来もありました。しかし駅に向いて建っている国道沿いの建物は何となくかつての賑わいとは別の姿になっているようにも見えました。つまりあんまりテナントが入っていない感じというか、人気が無いというか…。賑やかではない印象でした。

宮崎神宮駅 ホーム全景

よく見ると屋根のあるホームの高さは若干高いようにも見えます。ホーム長もそこそこ長いのですが、6両分程度。夜間に特急が停まることもあって、それを考慮した長さ。宮崎から乗ってきたのは普通列車の2両編成だったのですが、何故かホーム中央に停車。つまり前の車両は屋根から外れて停車。謎。

宮崎神宮駅 駅入口

駅舎に代わり駅を示す工作物として鳥居が設置されております。まさにここが駅の出入口。朱色の鳥居に金属製のブロック文字で駅名が記載されております。周囲は自販機と駐輪場。主要駅の隣の駅ですが、ものすごいローカル感。生活実態のある風景です。とは言えゴミなどが落ちている様子も無く綺麗にされているのはわかりました。

宮崎神宮駅 ホームスロープ

ということで、短い滞在でしたがこれ以上あまり見るところも無いので宮崎に戻ります。タッチ式の簡易自動改札機の入場部分にSUICAをタッチして入場します。引き込み線には時間まで待機している787系がありました。市街地といえばここはまだその範疇にあるのですが、主要駅の都会的機能はほぼ無く、生活臭を感じるローカル駅といった感じでした。それでいて、第一代天皇が祀られる神宮の最寄りの駅でもあります。このコントラストが何ともたまりません。そんな駅でした。

ということで、若干長くなってしまったので今回はここまで。

次回はこの続きとなります。

ではまた。