前回に引き続き、今回も宮崎の続きです。
南宮崎駅を訪ねた後、所用の為宮崎市の市街中心部へ向かいました。用件を済ませると時間は11時近く。丁度昼時。せっかくなので宮崎名物を頂こうということで、宮崎の繁華街宮崎山形屋の裏へ。

宮崎といえばやっぱりチキン南蛮かと。元祖は2つあるようですが、今回は一般的に全国に知れ渡っている、揚げた鶏肉にタルタルソース形式のチキン南蛮の元祖のお店に伺うことにしました。「おぐら本店」。もういかにも町の洋食屋さんといったお店は路地裏にあり、またこのチキン南蛮がまたいかにもといった姿をしております。キャベツの千切りにケチャップスパゲッティがたまりません。タルタルソースはちょっとオーロラ感がありましたが、それ以外はもうこの写真の通りの味。開店前に並んで入店したのですが、やっぱり何とも言えぬこの定番感が良いんでしょうね~。人気なのがわかります。ご馳走様でした。
一旦、荷物をホテルに取りにゆき再び宮崎駅へ。もう後は空港に行って帰るだけといった予定だったのですが、先ほどの南宮崎駅前でちょっと気になるカフェを見つけてしまったので、少し立ち寄ることに。

南宮崎駅前の朽ちかけた駅前の建物の並びにあるGhostFlagshipCafe。だいぶ年代物のRC2階建てのこじんまりしたビルを丸ごとリノベーションしたカフェ。内装は仕上げ材を解体したまんまの躯体剥き出しの床・壁・天井。部分的には躯体も一部は斫っているかもしれませんが、とにかくHARDな仕上げ。

2階部分が客席となっているのですが、そこへ上がる階段もかなりHARDな感じ。2階は一つの部屋(空間)となっており、4方向に開口部がある感じなのでそれほど暗い感じはしないのですが、なにせ内装の色が躯体剥き出しの為、決して明るいといった感じではありません。コンクリートの塊のようなテーブルが象徴的なのですが、その他は道路側にカウンターがあり、他は丸テーブル。椅子は折り畳みの他カウンターチェアー等がありますが、私の座った席は壁付けの長椅子で、なんと座面が人工芝。飾りつけについてはドライフラワーと鹿のはく製等、ゴースト感満載でございました。ランチの時間は若干過ぎておりましたが、ランチメニューもありなかなか美味しそうでした。私はストレートのコーヒーを頂きました。コーヒーについてもなかなか拘りがあって比較的浅煎りのコーヒーでしたがそれほど酸味を感じることも無く美味しくいただけました。予備知識なく訪問してしまったのですが、結果大正解でした。良いお店を発見できました~。
ということで、南宮崎駅に戻りここからは宮崎空港線で空港に向かいます。

南宮崎駅から宮崎空港までは特急にちりんシーガイヤで参ります。乗車時間は5分満たないのですが、この区間は特急料金がかからないので、いわゆる乗り得列車です。日本屈指の超ロングラン在来線特急に5分弱課金なしで乗車します。
【宮崎空港駅】みやざきくうこう
1996年開業の空港直結駅。鉄道が乗り入れている空港といえば新千歳、仙台、羽田、成田、セントレア、伊丹、関空、神戸、米子、福岡、那覇、そしてここ宮崎の12か所。その内いわゆる特殊軌道(モノレールや新交通システム)を除くと新千歳、仙台、羽田、成田、セントレア、関空、米子、福岡、宮崎と9か所になります。更にこれがJRとなると、新千歳、成田、関空、米子、宮崎と実に5か所に減ります。米子が乗り入れしているかというと微妙なところはありますが、その米子を除けば宮崎以外は巨大空港。つまり鉄道インフラを必要がある空港ばかりです。その中にあって宮崎は例外的と言えるでしょう。1日平均の乗降客数は2,000人弱。周辺のJRの駅と比較すれば多い方だと思いますが、これが空港直結駅としての利用客の数となると低い値と言わざるを得ません。因みに新千歳26,000人は成田15,000人(JRのみ)は関空は26,000人(JRのみ)。因みに米子空港はJR境線の途中駅としてたまたま空港が近いという事での開業なのであまり参考にはなりませんがここは388人でした。つまり空港からの移動手段としてわざわざ鉄道を敷いたケースで言えばやっぱり例外的と言えそうです。駅は高架の終端駅。有人駅です。

空港直結の高架駅というのも結構珍しいかもしれません。ここの他には仙台、セントレアぐらいかな?伊丹、神戸、那覇はモノレールや新交通システムなので、ちょっと駅としての雰囲気はちょっと異なりますので…。ホームは1面2線の頭端式。ホーム幅は結構狭く、特に先端部となると点字ブロックの内側は1.5mぐらいしかないと思われます。屋根は改札側のみにあります。空港の駅なので周辺はかなり開けております。さらに高架駅なのでホームからの眺めは抜群。気持ちの良い駅です。

ホームからは空港内を眺めることができます。駐機場から滑走路まで飛行機が行き来する姿を見ることができます。ホント隣接しているというか空港内の展望施設にいる感じです。飛行機を背景に列車の写真を写すこともできるんじゃないかな~。ただホーム幅が狭い上ホームドアもありませんので、要注意ですが…。

いつもの駅名標を探したのですが見つけられなかったので、取り敢えず柱についているものを写しました。印象的だったのは縦書きに英語表記されている部分が緑地に白文字なのですが、その緑地が文字終わりよりグラデーションになっているところです。さりげなくカッコ良い。

とにかくホーム幅が狭いのです。島式の限界基準(4m)無いんじゃないのかと思うぐらいです。駅自体は90年代の駅なので一通りの設備(ホーム端のノンスリップ等)はあります。屋根は門型フレームで構成されたボックスの中でホーム上だけに設置されています。写真左は乗ってきた特急にちりんシーガイヤで、右は普通列車。博多からの特急の終点がここというのも感慨深い。ここから福岡空港まで結構エアの便数もあるし、40分程度で着いてしまうので、この特急を(≒6時間)乗通す人がどのぐらいいるのかは興味深いところです。

ステンレスの有人改札の島がありますが基本的にはここに駅員さんが立つことはありません。中央にはタッチ式簡易自動改札機が設置されております。左手に駅員室があるので紙の切符や精算が必要な方はこちらを利用する形です。また、ホームは完全に外部で改札は建物の中にあり、その間はガラスの引き戸で仕切られております。営業が終わったら閉めるのでしょうね。で、その上の方にある番線案内がまたこれがカッコ良い。かなりデザインされてます。

こじんまりとした橋上駅舎。小さい空間ながら円形の吹き上がり天井や木の格子等JR九州のデザインコンセプトをきちんと表現しております。

橋上駅の改札階へ上がる階段。右側にはエスカレーターも設置されております。一度、外部には出るのですが、この部分はターミナルビルの前面部分の屋外通路となっている部分なので庇がかかっております。台風などの風雨が激しい時は別ですが、基本は雨天でも傘いらずといった導線となっています。

遠目から駅を眺めてみました。宮崎空港の駐車場から撮ってます。なんかテーマパークのアトラクションに見えなくもないかな?波打つようにフェニックスが手前に立っているのも印象的です。

無事空港までたどり着きましたので帰ります。それにしても南国の雰囲気が強い空港です。

割と地味な空港なのかと思っていたのですが、ターミナルビル入ってびっくり。結構大きいアトリウムがありました。ヴォールト天井もトップライトになっているので昼間だと結構明るい。丁度花の展示があったので、植物園とか園芸店のような賑やかしがあり、楽しそうな空間となっていました。そういえば宮崎ブーゲンビリア空港という名前でした。そりゃ華やかだわ。

訪問した駅はそれほど多くは無かったのですが、印象的なところばかりだったので少々長くなりましたがこれにて今回の宮崎の駅旅は終わりです。時間があれば日南線なんかも攻めていきたかったのですが、今後のお楽しみということにいたします。
次はどこになるでしょうか?
ではまた。