駅旅、今回も相変わらず仕事ついでの訪問です。と言っても何回も利用している駅なので、個人的には新鮮さは無いのですが、いずれどこかのタイミングでと思っていましたので、今回といたしました。ということで、割と軽めです。
【福島駅】ふくしま
福島県の県庁所在地の駅。同じ駅名は大阪環状線にもありますが、今回訪問したのは福島県の福島駅です。所在地は福島県福島市栄町。県庁所在地ではありますが、福島市の人口は県内第3位。商業の郡山、産業のいわき市に次ぐ3番目。主に行政の中心といったところ。駅は交通の要衝で、乗り入れは東北新幹線、(山形新幹線)、東北本線、奥羽本線、阿武隈急行、福島交通飯坂線。奥羽本線、阿武隈急行、福島交通飯坂線は起点。新幹線の駅としても山形新幹線との分割併合する運行上の拠点の駅。東北本線も当駅発着が基本として運行上の起点となってます。開業は1887年。現東北本線の郡山仙台間の開通に合わせて開業。新幹線を除き地べたの駅。紛れもなく主要駅です。


2025年11月19日。東京もだいぶ寒くはなってきておりましたが、福島はやっぱり寒い。東北の寒さはやっぱり違います。ダウンまでは大げさと思って高を括ってましたが、甘かった…。昨晩は駅前に宿泊しておりまして、朝から始動。駅ビルはまだ開店前でしたので、建物内に入ることができるのはここ駅舎のコンコースぐらい。駅舎は1962年竣工のモビ。それでもコンコースは吹抜けていることもあり丁度いい感じのスケール感。内装に関してはその都度リフォームされているので、古臭さはありません。昔ながらの駅舎直結の1番線ホームと改札口の配置が昭和の時代から続く地方主要駅のそれっぽさを残しております。勿論、改札といっても自動改札機です。

東口駅前から伸びる駅前通りはこんな感じ。道幅はそこそこありますが、片側1車線。その代わりに歩道は比較的広め。電線は地中化されていますし、車道部までペイブ舗装となってます。東口の目抜き通りですが、なんとなく地味。交通量もさほど多くなく、県庁所在地の主要駅の駅前としてはちょっと寂しい感じもします。

東口の駅前はこんな感じ。空が広って感じですが、それもそのはず、駅前にあった「中合」(福島を代表するデパート)が無くなっているからです。ある意味福島のランドマーク的な位置づけだった建物で、併設してホテルもありました。現在は再開発中とのことで、公共施設やホール、店舗や住居などが入る複合ビルとして生まれ変わるそうです。

駅東口の駅舎に併設されている駅ビル。元々は1988年にルミネとして開業したそうですが、2004年に今や東北地方ではおなじみのS-PALとなったようです。地上5階の当時の典型的な駅ビルの意匠。2階までした行ったことが無いので3階から上がどーなっているのかよくわかりませんが、テナントはそれなりに入っているんでしょうね~。2階の低層階だけとなっている部分のガラスのところですが、以前はイタリアンのお店だったと思いますが、タリーズコーヒーになっておりました。最上階もあの窓ガラスの感じだと昔はレストラン街だったと思われます。

2階建ての駅舎です。今や隣の駅ビルと一体となっているので、どこまでが駅舎なのか、駅の機能はどこまでかはよくわかりませんが、一応独立した構造の建物です。RC2階建て。2003年に大幅リニューアルしているので、建物外観はS-PALに寄せてます。駅というよりショッピングモールといった感じ。

S-PALの前にはバスロータリーがあります。駅前広場全体的にはランドスケープデザインされているので、公園の様です。

水飲み場。というか水道。何とも微妙。東口の駅前広場にあります。

これも駅前広場にあります。「花と果実のまち」だったんですね~。で、福島件なのでしょうか?福島市なんでしょうか?まちってことだから市なんでしょうけどね。

屋上に掲げられた駅名板がブロック文字風というのもなかなかレトロ。外壁の意匠もブリック風のクラシックとしてますが、これがなんか嘘っぽくってアウトレット感が出てしまってます。

う~ん。まぁ、ね~。駅としてわかりやすい表現です。

ということで、改札内には行って参りました。これから新幹線で移動なのですが、東口は在来線の改札口しかないので、一旦在来線の改札に入ってから新幹線の乗換改札を通ります。東京駅で例えると丸の内側から新幹線に乗るような感じです。で、東口改札は在来線1番線ホームに直結しているので、東北本線のホームへと出ます。その1番線ホームの駅名標がコレ。隣駅、仙台方面が東福島で、東京方面が南福島。東と南に挟まれております。福島にちなんだイラストがありましたが1つもわかりませんでした。

因みに2014年当時はこんな感じでした。イラストも簡体字もハングルもありません。一般的なJR東日本の駅名標。


JR在来線ホームは変形の3面6線。1番線は駅舎にくっついた片式ホームで、2,3番線が一般的な島式ホーム。4,5,6番線が切り欠き含んだ島式。運用は1~4番線が東北本線。5,6番線が奥羽本線。1番線と2番線の間には中線(待避線?)があります。東北の大動脈の幹線の主要駅だけあってホーム長はかなりあります。かつては長大編成の優等列車が行き交っていましたから当然と言えば当然ですが、今では旅客列車はせいぜい4両編成。持て余し気味といった感じです。

新幹線の時間までは少し時間があったので、ホームの北端までやってきました。JR1番線ホームの北端は阿武隈急行と福島交通飯坂線の乗り場への乗り換えができるようになっております。ホームに隣接して阿武隈急行の車両が停車しているので、ホーム柵が無ければこちら側からも乗り降りできそうな作り。福島交通はもとから市内電車として福島市内の移動手段の民鉄という経歴ですから、福島駅への乗り入れに関しては縁が切れているのは当然ですが、阿武隈急行は元々宮城県の槻木駅から丸森まで運行していた国鉄丸森線の延長部分。本来は東北本線のバイパス線として戦前から計画されていた路線なので、世が世ならJRだった路線。実際駅ではJRと別れておりますが、途中矢野目信号所までは東北本線を走行します。で、かつては郡山までの直通運転もしていたぐらい、JRとは縁が深い鉄道です。車両もJRの車両改造して使っていたりしますし。

阿武隈急行と福島交通はホームを共用してます。JRの在来線1番線の北東側に位置します。乗り場案内も実に丁寧。内照式の案内看板ですが、福島交通の方の照明器具がだいぶ古いのかかなり褪せております。昭和を感じる味のある案内表示です。

阿武隈急行と福島交通飯坂線のホームは頭端式。S-PAL(EAST)の背中側にくっつくようにひっそりとあります。今回は時間が無かったので、ホームまでは行けておりませんが、以前にいた時の様子がありましたので、その時の写真を加えておきます。

駅ビルとEASTビルの間のわずかな隙間(路地)に阿武隈急行と福島交通飯坂線の乗り場への通路があります。これかなり出汁が出ています。ホント超小さい商店街の入口って感じ。

出先ほどの路地を進むとこんな感じ。券売機が見えてきます。な~んか薄暗い路地裏の焼鳥屋の風情。昭和感満載でした。

もう完全に昭和です。有人改札口。実はコレ2014年なので今どーなってるかわからないのですが、内照式の時刻表といい出汁が出まくってます。

ついでに載せておきましたが、2014年時点の車両たちです。飯坂線は元東急の7000系、阿武隈急行は元国鉄713系を改造したAT8100系。

跨線橋自体は結構古いと思いますが、実に幅が広い。新幹線が開業していなかった頃は西口が無かったので、単純に各ホームへの連絡する為だけの機能だったと思いますが、この幅の広さから当時の需要というのがそれ相応にあったのだろうと思われます。奥羽本線の起点の駅でもあるわけでそれも納得がゆくものです。今現在は割と閑散としています。平日の真昼間だったので、在来線の本数も少なく、若干兵どもが夢のあとのような感じが漂ってます。仕方ないのかと思いますが…。

地べたの駅なのですが、跨線橋が駅ビルに接しているので、駅ビルに直接アクセスできる改札口が2階部分にあります。但し、駅ビルの2階の高さと跨線橋の高さが結構違うので、半階分ぐらいは階段で降りることにはなります。ここだけ急に雰囲気が変わります。

丁度、6番線の上空から仙台方面を望んだところ。奥羽本線は山形新幹線の乗り入れを前提としているので、ここ福島から新庄までがJR在来線では珍しい標準軌。その為4,5,6番線ホームでは、狭軌と標準軌のレールがホームを挟んで存在するという形になっています。また、1番線と2番線の間に中線があったほか、6番線より外側(西側)には側線(留置線)が5本ぐらいあります。で、その側線は見る限り狭軌なので東北本線の為の留置線だと思います。つまり、標準軌のレールが狭軌のレースに挟まっている状態。それも同じ地べたで。写真左手にある巨大工作物は新幹線のホームなのですが、実はその新幹線のホームとこの側線の間に微妙に空間があります。で、ここはなんと駐車場。つまり改札外の空間。でも駅構内。その先にはなにやら建物まで建っております。駅の構内に建物といえば関連施設かと思いきや、なんとJR東日本の社員寮。まあまあ関連施設といえばそーですが。で、その先には新しく山形新幹線(上り)の本線連絡高架橋が出来ております。

因みに2014年時点では、社員寮も連絡高架橋もありませんでした。

で、跨線橋の反対側はこんな感じ。西口は橋上駅で、改札口は跨線橋の延長線上にあります。新幹線が開通するまではこちら側には改札口が無かったので、駅前なんかも新幹線の開業から後に出来てきた感じです。

で、在来線の改札口の脇にあるのが新幹線乗換改札口。東口方面から新幹線を利用するとなるとここになります。

改札を抜けるとこんな感じ。圧倒的な天井の高さ。柱型にはホームの案内の記載があります。今のところ11番線の表記はありませんが、今後山形新幹線の上り連絡線が開通するとこれも変わるのでしょうね~。現在はつばさ号及びつばさ号の併結運転のある列車の出発は上下線合わせて全て14番線となっています。改札入って正面はNEWDAYS。お土産も売ってます。で、その右隣のお弁当コーナーですが、残念ながら福島のお弁当は売ってません。全て山形です。なんでだろう?

東北新幹線の線路の作り方の為か、ホームがあるのはずいぶん高い位置。その為コンコースの天井高が異様に高い!なので、ホームに上がるエスカレーターも結構時間がかかります。気持ち良いのですけどね~。


2面4線の島式ホームで、中線(通過線)ありです。ホームドアは未設置で、つばさ号の停車位置にあたる部分だけ何やら柵が設けております。

イラストが後から貼った感が強いのですが、一応ここ最近の駅名標です。
今回は西口について触れていませんでしたが、西口については過去に何回か行っているので、その当時撮影したものを載せておきます。

それこそその昔は機関庫や貨物駅など、地べたに数多くの線路が敷かれていた場所が、今や整然とした駅前広場と駅前の高層ビル、そして広い道路になっています。手前の白いビル(ホテル)の裏はこの時点ではイトーヨーカドーでした。

とにかく駅前は広いので、割と巨大な新幹線ホームの構造物の大半が見渡せます。いかにも新幹線の駅という風貌。駅前はバスロータリーと一般車の駐車場、タクシー乗り場があります。新幹線ホーム下1階部分は商業施設が入っており、そこそこ賑わっています。東口と比べ明らかに広く開放的な駅前となっています。

この時は山形新幹線の上り連絡橋の建設工事に伴って、奥羽本線の列車が昼間の間運休となっていました。出発案内表示には代行バスのお知らせが流れております。

福島駅の4番線ホーム。東北本線の下りホームです。この後ろ側が奥羽本線の乗り場となっていますが当時は昼間の運行が無かったので、東北本線の利用客のみといった感じ。ホームからは中合が見えました。
ということで、ずいぶん長くなってしまいましたが、福島駅は以上です。
今回はここまで。1駅だけになってしまいましたが、次回はこの続きとなります。ではまた。