kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【勝手に都道府県庁スタンプラリーその44】長崎県庁(42)

ハイ。ラストスパートに入りました。勝手に都道府県庁スタンプラリーも今回で44回目。ここから先は九州を攻めます。まだ九州は3か所残しており、今回の長崎含めこれまで行ったことが無かった県ばかりです。つまり人生初上陸となるエリア。ホントならばゆっくり観光でもしたいところですが、仕事の合間を縫っての弾丸訪問なので、玄関先で失礼しますといった旅となっています。てなわけで、今回は長崎に行ってきました。

特に今回は北海道出張の後に長崎に行くという少々強引なスケジュールを決行しています。

羽田空港 第2ターミナル

旭川より昼のJAL便で羽田に到着し、第2ターミナルまで歩いてきてラウンジでちょこっとまったりとした後搭乗口に向かうところ。すっかり夜になってしまっております。新しく出来た第2ターミナルの搭乗口は昨日出発した場所。新しい搭乗口は国際線っぽい様子で、カッコ良い!綺麗で広くて新しいので、いっつも混んでるラウンジよりむしろこっちの方が居心地が良いです。ちょっと遠いんですけどね。

羽田空港 搭乗口

今回乗る長崎行きの搭乗口は残念ながら新しいエリアではないのですが、まぁ、ねぇ~空いているのでこれはまたこれで良きデス。平日の国内地方路線の夜便ってこんな感じなんですね~。

で、ここから先は長崎空港に到着しそこからは空港連絡バスで長崎市内へ。駅前のホテルを取っていたのですが、到着したのは22時半。うっかり夜ご飯を食べ損なっていたのですが、当然のことながら駅前近辺の飲食店は既に閉店しているので、仕方なくコンビニ→部屋飲みとなりました。

ちゃんぽん

マルタイの長崎ちゃんぽんです。長崎ですから。本日は結構な移動をしてきたこともあり、これで寝ます。

2025年5月8日。快晴。気持ちよく晴れましたので、県庁に訪問する前にちょこっとだけでも観光しようと、ホテルに荷物を置いて朝早くに出発。まず向かったのは大浦天主堂。

大浦天主堂

ということで、市電に乗ってやってきたのは大浦天主堂。勿論観光の一環で長崎市電に乗るというのも目的の一つとしてありましたが、それでも名所は一応拝んでおかなくてはという思いでやって参りました。朝早かったこともあり、未だ開門時間前。とにかくこの角度で眺めることができたのでOK!ホント観光パンフそのものといった感じ。しっかり教会のそれっていう教科書通りの意匠で、ヨーロッパの田舎にでも来たような雰囲気のある建物でした。センターに「天主堂」と漢字で書いてあるのもなかなか良きデス。

グラバー通り

大浦天主堂の前はこんな感じです。確かに異国情緒のある周辺環境です。このグラバー通りは見事に石畳の坂ですし。右手奥の坂道を上がるとグラバー邸に通じています。

グラバー邸入り口

大浦天主堂の前を右手に続く坂道を登るとグラバー邸の入り口が現れます。もうここら辺からは観光スポット銀座になっているのですが、あんまり時間もないので、このあたりで引き返すことにします。つまりグラバー邸も入っていません(笑)。

旧香港上海銀行長崎支店記念館

グラバー邸手前で折り返し坂を下って海岸通りまでやって参りました。通りに面して威風堂々たる様式建築がございます。旧香港上海銀行長崎支店の建物。1904年竣工のレンガと石の3階建て。設計は下田菊太郎。巨大なペディメントにイオニア式風列柱と古代ローマのアイコンを前面に持ってくるバリバリの初期型看板建築。昭和の初めに銀行が閉店してからは警察署になったり民俗資料館になったりしたそうですが、今はこの建物自体の記念館となっているようです。いい感じに古びてきているので、逆にチャラく見えないところが共感を持てる建物でした。残念ながら時間もないし朝早かったので、中には入っていません。

ナガサキピースミュージアム

で、その旧香港上海銀行の道路挟んで斜向かいの、長崎港松ヶ枝国際ターミナル脇になにやら気になる建物があったのでちょこっと寄ってみました。長崎ピースミュージアム。自然や子供たちの笑顔等の表現(音楽含む)を通して平和の尊さを実感することが出来る平和型のミュージアムという事らしいです。こちらも開園が10時からということもあり、外側から眺めただけでしたが、なかなかストイックな建物でした。設計は古市徹。らしい。外壁の下端が空いているのは外光を取り入れるためかと思います。ちゃんと外部には池?(水たまり)もあって水面に反射した光を株から取り入れる手法も採用しているようです。小さいかわいい建物ですが、松ヶ枝ターミナルの広い広場に接しており、山椒のように効いてます。

長崎港松ヶ枝国際ターミナル

先ほどのピースミュージアムの隣はこんな感じで芝生の広場になっています。というか実はこの盛り上がった芝生広場の部分が松ヶ枝国際ターミナルビルです。ターミナルビルといっても平屋なのですが、屋上が芝生広場になっていて、屋根部分が勾配となってそのまま地面にくっついている感じ。右側の通路上になっている部分が主要な出入口になっているようですが、丁度地面が割れた隙間から入ってゆくようなアプローチになってます。国際ターミナルとだけあって巨大な外国籍のクルーズ船などがつけられるターミナルになってます。

長崎県美術館

松ヶ枝国際ターミナルをあとにして県庁へ向かう道すがら、港沿いの道を散歩していると今度は長崎県美術館が現れました。長崎港のウォーターフロント事業の一環かと思いますが、周辺は広ーい公園(水辺の森公園)となっており、せまっ苦しい窮屈な感じの長崎市街地とは別世界。その公園内に運河を取り込んだ公園のランドスケープと一体となったデザインの美術館はあります。運河沿いを歩いたり、公園内の道路から遊歩道にアクセスしたりと、いろんなシークエンスが楽しめ其々視点が変わるから実にアクティブに楽しいランドスケープとなってます。

長崎県美術館その2

開館前だし、時間もないと。そんなわけで、ちょこっとだけ入ることのできる範囲で覗いてみました。建物は運河の両脇にあり2階部分で運河上空を回廊のようなものでつないでいます。運河沿いの遊歩道と並行するように美術館の外回廊もあってここまでは自由に入ることが出来ます。ところどころ縦のルーバーがありアクセントになっています。このモチーフは上階の外壁のデザインと一緒。テクスチャーは石。設計は日本設計ということですが、ネームバリューが欲しかったのか何故か隈研吾との共同設計ということになっているようです。機能面含め建物のベースはきちんとした組織事務所さんでやってもらって、お化粧の部分だけ有名人にしてもらおうという魂胆かと思います。多分、ぜーんぶ隈さんだったらこのルーバーは間違いなく木だったでしょうね~。

長崎港ターミナルビル外観

綺麗で何の文句のつけようもない長崎県美術館をあとにして次に立ち寄ったのは長崎港ターミナルビル。明らかにヘンテコな感じ。直感でゾクゾクする建物だったので寄ってみました。先ほどのようにお行儀のよい感じがしない。これはと思ったので調べてみたらやっぱり設計は高松伸。レトロフューチャー的であり、ロシア構成主義的でもあり、シンボリックなのに大衆感(P店ぽい)もある建物。

長崎港ターミナルビルとドラゴンプロムナード

更にヘンテコを助長するようにターミナルビルに隣接するドラゴンプロムナード「港の散歩道」の屋上にはオレンジの巨大な球体があります。下部の褪色した緑色の壁(錆びだらけ)もヒューマンスケールを逸脱しており、完全に非日常。それでもなんか大衆感(サーカス?大道芸?)があるのはここが港であるからなのでしょう。元々この球体の下にある緑色の建物は船倉庫だったそうです。

長崎港ターミナルビル内部

外観のRC打ち放しの筒っぽの内部がこんな感じ。ここは確かに抜けた感じがある気持ちの良い空間でした。但し他の部分、特に1階は結構天井が低く、かなりベタな感じ。楕円の筒が横たわる2階部分に押しつぶされている感じがまんま。本来人の往来が多いターミナルビルの1階って何とかして天井高を確保するように努めるのが定石なんだろうと思いますが、ここでは完全に無視。めちゃくちゃ窮屈感があります。で、この縦の筒っぽで突然に抜けるといったシークエンス。なんて設計してんだとなりそうですが、案外そんなどこか欠落しているところに不思議と惹かれるのですよね~。癖になるというか…。

ということで、かなり寄り道が過ぎましたがいよいよ県庁に向かいます。

長崎県庁 港からの眺め

長崎が港の町ということもあって、先ほどのドラゴンプロムナードの脇から長崎県庁を眺めてみました。実際港湾関係者というか貨物の陸揚げ部分にあたる場所だったので、あまり一般ピープルが興味本位で立ち入るのは気が引けたので、遠目から見ることに。建物はそれほど権威的な様相はしていないので、一見すると総合病院のようにも見えます。

長崎県庁 港側からのアプローチ

港沿いをてくてくと歩いてきまして、港沿いの道路から県庁へアプローチします。県庁の隣は公園となっており、隣接する建物も無いので、どこからでも県庁は眺められるといった感じです。

長崎県庁と公園

公園内の遊歩道を歩いてゆくと遊歩道は緩やかに登り勾配となりそのまま庁舎の3階にアプローチできるようになっています。で、この下側は駐車場になっている構造。建物とランドスケープの在り方、形式は近代の典型的な配置計画そのもの。勿論建物は現代建築ですからモビって感じではありませんが、このゆったりとしたSITE PLANは気持ち良い!5月ということもあってさつき(つつじかな?)もきれいに咲き誇っており、白い建物とのコントラストで映え映えデス。

長崎県庁 公園側建屋

これは公園内の建物の一部。公園の遊歩道が3階レベルに達しているので平屋のように見えますが、これは建物の塔屋といったところ。実際はこの建屋は駐車場なのでこれより下に2層あるので2階建ての屋上という扱いにはなると思います。で、この塔屋は駐車場へ下りるためのEVと階段といったところ。

長崎県庁と公園と警察署

振り返るとこんな感じ。公園を挟んで警察署が建っております。まさに近代建築の伽藍配置。警察署の後ろは長崎の市街地が見えています。

長崎県庁前駐車場屋上から長崎駅方面を望む

ここは完全に駐車長の屋上部分。その屋上部分から長崎駅を眺めたところ。もうホント道挟んで反対側が長崎駅。ホームの端がすぐそこに見えます。残念ながらそのホーム端側(妻側)には出入口は設けられてはいないので、駅近ではありますが、改札口までは少し歩かなくてはなりません。

長崎県庁 3階デッキ入り口付近

建物は2018年竣工の新しい建物です。港に向かい水平を強調したホリゾントラインがとてもすっきりとして綺麗な印象。水平ラインは白。壁面はガラスカーテンウォールなので昼間は真っ黒。柱もそれに合わせ黒塗装。階ごとにスラブが出っ張って水平ラインを強調しているので、モダン建築さを感じます。つまりちょっと昔のお役所って感じもするデザインになっています。

長崎県庁 内部その1

3階デッキから建物に入るとこんな感じ。いきなりどっかーん!4層吹き抜けのホール。なんとなく外観ではモダンの様相だったので、古き良き近代を継承しているかと思いきや、建物に入ると一気に現代に引き戻されます。

長崎県庁 にゃーが

3階デッキで入り口では「にゃーが」がお出迎え。「長崎の変」プロジェクトという事らしいのですが、何のキャンペーンかはよくわかりませんでした。

長崎県庁 内部その2

広ーいホールの階段を1階まで降りてくるとエントランスに到達。とにかく巨大なホールといった印象。また、ホールが独立した空間ではなく各階のフロアがある程度見通せるのがこれまた良きデス。権威の象徴的な空間といった感じではなく市民に開かれた感じのするエントランスホールになっています。
おっと本分を忘れるところでした。スタンプです。スタンプはエコのエントランスホールに置かれておりました。

長崎県庁 スタンプ

ということで無事押印!タスク完了!県庁舎のデザインということはわかりました。一緒に写っているキャラはおしどりモチーフの「がんばくん」と「らんばちゃん」だそうです。がんばらんば。…。らんばだ。

長崎県庁 エントランス

ということで、1階エントランスから出てまいりました。この感じはやっぱり最近のオフィスビル然とした雰囲気です。

長崎県庁 外観

で、少し引きで見るとこんな感じ。これは駅側のファサード。庁舎の海側のエレベーションはホリゾントライン強調でしたが、こちら側はどちらかというとヴァーティカル。で、テクスチャーや色も様子が異なります。勿論モダン要素が無いわけではないのですが、比較的UPDATEされた感じはあります。

ということで、無事県庁訪問終了。これで残すところあと3つ。そんなことで初長崎のショートトリップ込みの県庁訪問も終了し駅に向かいます。

ブルズキッチン

とその前に、取り敢えず昼飯とします。せっかく長崎に来たのだからということで、

レモンステーキ

レモンステーキを食べました~。ホントは色々ご飯ものも探索したかったのですが、今回はあまりにも時間が無かったので、駅ビルに入っているブルズキッチンでレモンステーキを頂きました。ステーキという名称ですがどちらかといえば焼肉って感じです。鉄板の上に一口大の肉がのっかり甘辛ソースがかけられてその上にレモンの輪切りがのっかっている代物。肉は柔らかくメチャクチャ食べやすい焼肉でした~。ごちそー様でした~。

長崎県営バスターミナル

これから空路で帰京という事なのですが、まずは長崎の駅前より空港連絡バスに乗ります。で、そのバス乗り場ですがこれがまたかなり良い出汁の出ているビルからの出発となります。長崎県営バスターミナル。昭和の香りプンプンの駅前ビル。そのビルの1階が駅前から各方面へ出ているバスのターミナルになっており、詰め所や切符売り場に待合室などが併設されています。内照式の乗り場案内に時刻表や運賃表、そして広告。薄暗い待合スペースにはイームズ風のベンチが数台。少しだけ天井が高いヒューマンスケールの吹抜けとなっているこの空間は、元気だった頃の日本遺産といったところ。肝心のバス乗り場はこの待合室のすぐ裏。一応建物内で発着するような感じになっています。

長崎空港 外観

バスに揺られること40分。大村湾に浮かぶ長崎空港に戻ってきました。

長崎空港 ロケーション

ここは特に人工島というわけではないのですが、九州の本土からは離れた小島を改造して作られた空港なので、本土とは海上にかけられている連絡橋を渡ってくる形式となっています。つまり、関空やセントレアと同じ。開港は1975年なので前2者よりもはるかに古く、当時は世界初の海上空港だったそうです。

長崎空港 ターミナル内部

とまあそんなわけで、初の長崎で、丸1日も滞在できてませんが、ある意味ギュッと濃縮された時間を過ごすことが出来ました~。良き良き。

カレー

手土産でカレーを購入。佐世保は行ってないのですが、佐世保発祥の角煮カレー(レトルト)をもって帰ることにします。

ANA B767

地方空港ですが、ここへやってくるのは中型機。ありがたい。

ANA B767機内

で、搭乗。ちょっと古い機材ですが、中型機はやっぱりありがたい。空間があるからね~。普通席でしたけど快適に帰ることが出来ました。

そんなわけで長崎県庁訪問旅はこれにて終了!今回はここまで。

いよいよあと3つ!(しつこいようですが…。)

ではまた。