kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【駅を巡る旅#069】甘木駅2026年2月

今回もいたってピンポイントです。つまりショートです。福岡県南部方面に所用という名の観光で訪れた時に宿の隣にあった駅をチラッと訪問してきたという記録です。まぁ、ねぇ~宿をとる時に意識なかったと言えばウソですが…。問うことで、スタートです。

2026年2月6日。思いっきり平日です。ANAの減額マイルキャンペーンというのがあったので、これを利用して福岡までの1泊2日。

羽田空港

のっけから躓きます。羽田9:00発のANA245便が遅延です。機材トラブルだそうで…。まぁ、ねぇ~壊れたまま飛んでも怖いので仕方なしといったところですかね~。レンタカー屋さんに送れる旨連絡して搭乗します。

B777-300

もうそろそろ退役となる機材。国内線最大514席を持つ大型機。まぁ、いろんな意味で機材トラブルがあってもおかしくないだろーねー。

福岡空港

で、福岡空港着。結局お昼過ぎ。今回はきっちりとした時間組をしてなかったので、それほど慌てなくてすみましたが、ほかの乗客の皆さんは調整が大変だったのではないでしょうか。本日はこの後、ゆるーく予定をこなし宿へ。

 

2026年2月7日。

天候はあいにくの状態。

宿

小雨降る寒い朝です。まずは宿周辺を散歩。というか、駅訪問です。

 

【甘木駅(西鉄)】あまぎ

宿の周辺には2つの駅があり今回の扱いとして分けるか否か迷ったのですが、一応鉄道会社が違うということで分けてみました。双方の駅は100mぐらいしか離れていないのですが、この間にはちゃんと町の機能が挟まっているので同じ駅という事(駅構内が同一或いは隣接している)にはならないだろうと思い分けました。まずは西鉄の方の甘木駅。因みに表記としてはいずれも甘木駅。所在地は朝倉市甘木。ロケーションは朝倉市街地。西鉄甘木線の終端駅。開業は1921年。当時は三井電気軌道。

西鉄甘木駅 ホーム全貌

宿の駐車場から見たところ。今回宿泊した宿に駅は隣接しております。地べたの線路に地べたの駅。民家もかなり近い位置にあり、まさに町の鉄道といった様相。ホントに駐車場わきに電車が停まっている感じです。

西鉄甘木駅 ホーム

今回は改札内には立ち入っていないので外から眺めております。外から見る限り、ホームはかなり狭い感じです。1面2線の頭端式。車両2両分が土盛り形式のプラットホームで屋根もあります。ホームの途中には川が流れている為その部分は鉄骨軸組になってます。手前側が2番線で奥側が1番線。宿にいる間も見ていたのですが、殆ど1番線は使われていないようにも思えました。ダイヤも2本/時なので、同時に2編成が停車することもあまりないように思えます。

西鉄甘木駅 駅名標

駅の外から駅名標を撮ってみました。自立型ですが内照式のようです。結構新しいものと思われます。因みに駅ナンバリングはA01。トップナンバリングです。因みに西鉄甘木線の起点は宮の神。

西鉄甘木駅 終端部

終端部はこんな感じ。車止めに歴史を感じます。その車止めの先には駅前広場があります。ホントに地面が繋がっている感じの駅です。

西鉄甘木駅 駅前

で、その車止めの裏がこんな感じになってます。広場というにはかなり小さいスペースですが、一応タクシー乗り場になってます。昔の町の作りの中にあるオープンスペースといった感じ。また、隣接する駅舎もかなり出汁が出まくってます。

西鉄甘木駅 駅入口

入口がこちら。ホントにバリアフリーというか面一でそのまま駅舎に入ることが出来る入口。面一というか若干駅舎の床の方が下がっているようにも思えます。その為か入口床には側溝があります。そのまま町につながている感じがある駅。町の中に完全に溶け込んでいる駅舎といったところ。簡易型のICカード自動改札機はありますが、一応有人駅。

西鉄甘木駅 駅舎内

駅舎内はこんな感じ。道路に対して車に構えているので、2方向が道路に面する配置になっています。従って出入口は2か所。有人駅の駅舎としてはホント小さいので、切符売り場の前にこのようにベンチが並び、おおよそ通路のようなところが待合のスペースになっています。

西鉄甘木駅 駅舎全景

こじんまりと佇むその姿はこの建物が駅であることを忘れさせてくれます。家の前で商売していた民家の様相。裏で布団干していそうな空気感です。そんな駅舎ですが竣工は1948年。つまり戦後の建物。木造平屋で西鉄では最も古い駅舎だそうです。その昔は周辺もこんな建物がそれこそいっぱい建っていたのだろうから、駅の看板を出していなければそこが駅とは判断できないぐらいこじんまりとしています。駅事務室の方はさすがにアルミサッシになっていましたが、客利用部分は恐らく竣工当初のものと思われます。外壁も板張りだし。ここだけ見たら駅の存在がわからない感じです。

というわけで、西鉄甘木駅は以上。

移動します。

 

【甘木駅】あまぎ

ということで、移動してまいりました。こちらは甘木鉄道の甘木駅です。

甘木駅 全貌(遠景)

こちらは駅前のロータリーもあり、駅然としております。かなり立派。それもそのはず元々は鉄道省の駅。開業は1939年と西鉄の駅より18年遅いのですが、なにせこちらは国策。庶民の足というより国力を示す移動装置。甘木鉄道(旧鉄道省甘木線)は元々付近にある陸軍の大刀洗飛行場への物資輸送が目的で建設された路線であるため、民間人のインフラというよりは軍用施設的要素が大きかったようです。国の力ですから駅前の仕立ても立派です。確かに立派ではあるのですが、国鉄時代には赤字路線であったこともあり廃止対象路線となってしまいます。そして1986年に三セク化。現在の甘木鉄道となります。所在地ロケーションとも西鉄甘木駅同様です。

甘木駅 駅舎

西鉄の駅とは比べ物にならないぐらい立派。こちらも木造ではありますが一部2階のあるシンメトリーの建物。開業した当時の建物とのことで、実は建物としてはこちらの方が古いようです。

甘木駅 甘木鉄道としての歴史

何やら古そうな記念名板があるので見てみると、甘木鉄道5周年を記念したものでした。意外と新しい方で、1991年となってました。

甘木駅 駅舎内

建物は戦前のものですが、内装はちょこちょこリニューアルしているようです。駅の正面玄関を入って左側には駅事務所と切符売り場。中では色々とグッズなんかも売っておりました。で、正面はそのまま駅のホームへ向かう通路となっています。右手は朝倉市の観光案内所兼お土産屋さんになっています。さすが三セク。それにしてもこの駅舎メイン部分は吹抜けとなっていて気持ちが良い。さすがに国鉄の終端駅。実に立派。とても木造には見えません。

甘木駅 切符売り場

駅事務室でも切符は買えますが、一応自動券売機も1台あります。
元々は正面部分が改札口になっていたのだろうと思いますが、今は外への単なる開口部となっています。その上部には路線図があります。甘木鉄道の起点は基山。この基山でJR鹿児島本線と連絡しています。かつて国鉄時代には博多までの直通運転もあったそうです。

甘木駅 構内踏切

駅舎の正面からまっすぐに伸びる通路を通ってくるとそのまま構内踏切があり、そのままプラットホームに行ける導線。この構内踏切も屋根が架けられています。さすがに終端駅。一応ホーム内へ行こうと思っていたので、駅員さんに聞いてみたところ見学だったら入ってよいとのこと。ではということで構内踏切を渡ってホームへ行ってみることに。

甘木駅 ホームから駅舎側を望む

ホームに上がり反対側から構内踏切を見たところ。終端駅でありながら島式のホームになっている為構内踏切が存在します。

甘木駅 車庫

で、その終端部の先は車庫になっておりました。

甘木駅 ホームその1

構内踏切から高田方面を見たところ。ホームはゆるーく右方向へカーブを描いています。甘木鉄道は非電化路線なので上部はすっきり。

甘木駅 ホームその2

ホームは1面2線。駅舎側が1番のりばで反対側が2番のりば。ホームは土盛り型で駅舎に近いほうだけ屋根がついております。ホームはちゃんとアスファルト舗装してあり、点字ブロックも設置されています。この駅は西鉄とは違い両方の番線を日常的に利用しているようです。

甘木駅 駅名標

吊り下げ式の駅名標。こちらは内照式ではなさそうです。白地に黒文字で、方向示す→が赤というのもJR九州っぽい。フレームの錆具合から結構年季が入っているようです。

甘木駅 高田方面を望む

お隣駅方面を望んでいるのですが右方向にカーブをしている先までホームが伸びております。それにしても運用状況を考えるとホームが長すぎます。これはよくある話ですが、かつては長大編成の列車が来ていたが、今はせいぜい1,2両の列車しかやってこないという、ローカル駅あるある。ですからホームの端は昔のまま放置されるという景色。

甘木駅 駅舎その他

ということで、再び駅舎へ。構内踏切を渡ったところで駅舎裏側を見てみると「甘木鉄道株式会社」と書かれた看板が壁にありました。まさにここが甘木鉄道の本社。

とまあこんな感じで短時間に見て回ってきたのですが、ここへきて雨脚が強くなってきましたので少し待合室にて休憩していました。

ですがちっとも良くならないので、雨の中を帰ることに。まぁ、宿は近いのでそれほど苦労はないかなと…。

甘木駅 駅前

で、その帰り道駅前の様子を撮ってみました。駅前には高層の建物は泊っている宿ぐらいで、その他はいくつか店舗があるぐらい。そういえばコンビニも近くには見当たらなかったかな?ドラッグストアはありましたが…。

ということで、今回の駅旅はここまで。

福岡空港(帰り)

その後、朝倉市内をちょこっと観光し福岡空港まで戻ってまいりました。今さらですが晴れました。いったい何しに行ったんだと思うかもしれませんが、ちゃんと目的のタスクは完了しています。

今回は泊った宿周辺散歩の様相でしたが、なんとなく福岡にある地方の町を感じることが出来たような気がします。

今回はここまで。

次はどこになるでしょうか?

ではまた。