kayabachonorb’s blog

旅と鉄道とあたし

【勝手に都道府県庁スタンプラリーその25】愛知県庁(23)

なんか、半分を超えてエンジンがかかった感じで、前回から1週間後になる2024年7月10日に今回の訪問する愛知県庁へと足が向きました!仕事の都合もここ最近は調整がつくようになり、うま~い事訪問機会が増えました~(パチパチ)。今後はどーなるかわかりませんが…。そんなこんなで、今回は愛知県庁です。

やはり、前回同様都内での仕事終わりに移動してます。そんなわけで前日の7月9日からスタートです。

名古屋駅

東京駅から新幹線に乗り2時間弱。名古屋に到着。駅はリニアの工事中。結構歩くの大変。はぁ~、いやもう疲れたので、本日はもう寝ます。太閤口近くに宿をとりましたので、今日は寝ます。お疲れ様でした~。

名古屋城

明けて10日。朝一で動こうと決心。9時には県庁最寄り駅名古屋城駅に到着。さすがに大都市名古屋です。県庁へのアクセスが地下鉄というのは宮城県庁以来です。名古屋の出勤ラッシュを経験できたのもこの時間だからこその副産物。で、この名古屋城駅から愛知県庁までは徒歩2分程度。イヤ、1分程度かな~。まぁ、近いです。

愛知県庁 本庁舎

地下鉄の駅出口3を上がるともうすぐこれです。訪問時は外壁改修中で、棟屋部分が仮設で囲まれておりますが、明治から続くトレンドの「ザ・帝冠様式」の本庁舎。戦前とはいえ昭和になってからの建物です。SRC造の地上6階地下1階。威厳が大事な時代の産物。昭和13年竣工ですから、気運としても列強国へ邁進している時代。シンボルとしてこの上ない意匠が求められたのでしょう。確かに圧が強い。

愛知県庁 本庁舎エントランス外観

瓦の感じが擬洋風。明治のアイテムの入り口屋根。青銅色も名古屋城を意識してのものなのかな?まぁ、全体的に圧強めです。重要文化財ですけどね。

愛知県庁舎 エントランス

車寄せの部分。床の石張りが斜めになっているところ等、それこそデザインされている感じがします。堀上天井の廻り縁等、様式建築のそれそのまんまって感じ。そのまま明治村に建っていてもおかしくないような感じ。現役ですけどね。

愛知県庁 本庁舎エントランス内部

で、エントランスはいるとこんな感じ。歴史の教科書に載っているような空間。「これから日本は戦争に突入するのです。」といった感じ。梁もハンチがついており、細部にわたり歴史を感じる建物となっています。さすが重要文化財!それはそれとして、スタンプです。

愛知県庁スタンプ

はい、押印。何度も申し上げまして恐縮ですが、重要文化財です。県庁舎がね。だからもちろんスタンプもこれ一択です。とにかく県庁舎が押しなんです。しっかし、よく見るといびつなデザインだよなぁ~立面。完全にテーマパークのそれにしか見えない感じ。若しくは2時代前のラブホ。う~ん。よく言って近代化した寺社仏閣?歴史的景観地区に建つリゾートホテル?もうこれ以上何も言えません。とにかく重要文化財なんですね。それだけは間違いがありません。

愛知県庁 廊下

廊下です。回廊になってます。明かりが入っているのは中庭側からです。で、古~い建物ですが、室内はその都度リニューアルされているので綺麗です。お化けが出そうなところはありません。窓の意匠や柱型のタイルなんかを見る限りポストモダンの感じさえして、逆にコマーシャル的というか、舞台衣装というか、映画のセット的なというか、ぶっちゃけチャラく見えます。本物なんですけどね。

愛知県庁 南側外観

一緒でした。こちらは補修工事をされていなかったので、棟屋部分まで見ることができました。御茶ノ水界隈にいるような感じ。それでも外周周りについても時節に合わせリニューアルや補修等のメンテナンスをしていると思われ、綺麗な外観でした。以上。

で、帰りは大津通を南下し久屋大通まで歩くことにしました。街の雰囲気とかも体験してみたいからです。

歩くこと5分。高速道路下の交差点にて信号待ちをしていると、向かいの角に何やら良さげなカフェが。

Q.O.L. COFFEE

ということで、営業していたので入ることに。で、2階客席に行ってみたところこんな感じでした。注文は1階のレジにて、提供は持ってきていただけるシステム。名古屋の喫茶店というと色々ついてきちゃう先入観があり、コーヒーのみの注文だったけど、大丈夫かな~と一抹の不安を抱え、しばし到着を待ちます。

アイスコーヒー

心配は無用でした。ここはあくまで、いわゆる古式ゆかしき「喫茶店」ではなく、どちらかといえば珈琲専門店のイメージでした。お店の内装からしおぐらトーストは無い感じ。かなり最近のカフェの雰囲気を持つお店で、入れていただいたコーヒーの豆の特徴が書いたメモも一緒に提供していただけました。まだ午前中でしたが、さすがの名古屋。めっちゃ暑かったので、アイスコーヒーで一息つきました。提供の仕方もかなり凝っていて、氷の入ったグラスと適温のコーヒーが入ったサーバーがトレイで運ばれてまいります。いきなりアイスコーヒーがドーンと一つのグラスで来るのではなく、珈琲の香りを楽しめる形の提供の仕方に、このお店のこだわりを感じました。とっても美味しかったです!お店の空気感といい、内装のデザインといい、また来たい!そんなお店でした。

そんなわけで、今回はこれでおしまいです。名古屋飯は結局食べてませんが、気持ちの良い喫茶店を発見できたことが収穫でした。

【駅を巡る旅#028】宮城・山形2024年3月(その2)

はい。前回からの続きです。陸羽東線です。大崎市の平野部に入り順調に大崎市中心部へと向かってコマを進めております。

 

【上野目駅】かみのめ

池月駅より国道108号線を南東方向へ4km。丁度国道が陸羽東線をオーバークロスするところに上野目駅はあります。所在地は宮城県大崎市岩出山下一栗(しもいちくり)新中の町。田園地帯のど真ん中。

上野目駅 全景

ローカル!1面1線のシンプルな駅。駅舎ではなく、待合室がホームにあるだけ。山並み見えますが、ここは既に平野部です。そして空が広い!もちろん無人駅です。1面1線であるので、交換駅ではありません。ホームに待合小屋があるだけのタイプ。北海道で見られるものより少し立派な感じでした。

上野目駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。というか駅前というかなんというか…。ホームへの出入口がスロープとなっており、道路から直接入ることができます。そして隣接して踏切。で、出入口が警報機より線路の内側というのもこの手の駅の定石。踏切内に入って駅に入る感じです。ホームは土盛りタイプ。土手の上に柵があってその先がホーム。陸羽東線は非電化なので、架線が無いので、この土手が鉄道の駅であるという認識は踏切を外したら一般的にはできないのではと思ってしまうぐらい。そのぐらい素朴な駅。駅直近では民家などは無いのですが、周辺にはごく小さい集落があります。

上野目駅 駅名標

普通、パイプのフレームなのですが、ここはアングルのようです。ものすごく仮設感のある自立型の駅名標。なんか名板が若干歪んでいるようにも見えるところが、仮設感を助長してます。それにしてもかなり錆が進行しているようです。

上野目駅 鳴子温泉方面を望む

ホームの向かいは田んぼ。線路との間には柵などは無く、地続きで田んぼの様相。勿論田んぼですから水路や農道はありますが…。で、ホームは何とかホーム幅半分強アスファルト舗装されております。点字ブロックはありません。消えかかっておりますが、白線はありました。

上野目駅 古川方面を望む

前方に築堤が見えますが、これが国道108号線。国道がオーバークロスしています。季節の良い日の晴れた日中であったらボケーっとできそうな駅ですが、雪や雨が降る夜なんて、結構しびれそーです。これ照明ってどれだけあるんだろうか?気にしてなかったけど、夜結構怖いかも。

ということで、上野目駅は以上です。次に参ります!

 

有備館駅】ゆうびかん

このあたりの地名で、「岩出山」という文字が良く出てくるのですが、この「岩出山」とは伊達政宗により命名されたとされております。元々この辺は岩手沢という名称でした。安土桃山時代、秀吉の奥州再仕置によって米沢から岩手沢に移動させられた伊達政宗岩出山に改名し、それが定着したということのようです。(だいぶ省略しましたが)その国の領主が移動するという意味は城を変えるという事。つまりこの岩出山というのはいわゆる城の名前でもあります。伊達家というとイコール仙台というイメージですが、関ヶ原が終わるまで、伊達政宗の本拠地はここ岩出山でした。(だいたい京都にいたようですので、その実ここ岩出山にはほとんどいなかったようですが…)関ヶ原が終わると今度は家康から領土が新たに与えられてしまったので、「ここは四男に任せて、自分は仙台で頑張るわ~」てな事だったようです。それ以来、まぁ、言ってみれば分家ですよね。正宗の四男ですから城主が。ということで、晴れて「岩出山伊達家」が誕生するというストーリーらしいです。さてでは、有備館とは何ぞやということになりますが、この岩出山伊達家により、江戸時代に郷学(学問所)として岩出山城北側の隠居所・下屋敷の敷地内に開設された施設だそうです。明治維新以降この施設は「岩出山伊達家」の居宅として使われてきたのですが、1970年に庭園含め行政に移管され一般公開するようになったとのこと。(だいぶ省略しました~)そんな城下町というか、岩出山城北側にある有備館の最寄りの駅がこの駅です。(長かった~)

有備館駅 駅施設全体

1996年開業の比較的新しい駅。つまりJRになってからの駅。観光と地元産業のアピールと地元の公民館を融合した複合施設的な駅。「ユービック」というらしい。建物は木造平屋。岩出山の杉と県内産のカラマツを使用した建物。陸羽東線の他の駅とはかなり違ったイメージの駅です。因みに無人駅です。

有備館駅 アプローチ

駅への導線は道路からこの中庭を通りアクセス。木造屋根の伽藍で取り囲まれた空間は、どこか寺社の様相。シンプルなのですが祝祭性もあり、不思議な高揚感がある空間となっています。で、公民館とされている写真右手前は、駅の待合としても利用されています。

有備館駅 出入口

ホームへの出入口はこんな感じ。施設の先に階段があり、ここからホームへ上がります。

有備館駅 ホーム古川方面を望む

ホームは1面1線のシンプルなつくり。床は鉄骨の軸組の上にPC版。点字ブロックがあります。ホームはいたってシンプルで、他の陸羽東線の駅ともあまり変わらない印象でした。勿論、出来だ年はだいぶしがっているので、ディテール含めこちらはアップデートされています。右に見える建物はユービック。

有備館駅 鳴子温泉方面を望む

平野部とはいえ、この辺りはお城があった場所。小高く盛り上がった丘がありまさにこの場所を城としておりました。陸羽東線はその山裾(丘裾)をなぞるように走っております。駅の反対側には民家があり、住宅街を形成しております。

有備館駅 ホームからユービックを望む

さっきとは逆で、ホームからユービックを見たところ。駅の規模とは不釣り合いの施設。それでも観光地の駅。WelComeボードもあります。ユービックはあくまで駅に隣接する付随の施設ですが、ホームの屋根の意匠をこの施設のデザインに寄せている為、逆にどこまでも駅構内に見えてしまします。

有備館駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。道路を挟んでその先が「有備館」。そしてその入り口。駅から指菅までの連続した意匠の流れがあり、確かに上手く作った感じがします。観光施設とその玄関としての駅。少しこれまでの陸羽東線の駅とは違った空気感を持つ駅でした。てなわけで、有備館駅は以上です。次に行きま~す!

 

岩出山駅】いわでやま

有備館駅が勝手口だとしたら、こちらの岩出山駅は正面玄関といったような位置づけ。有備館からおよそ1kmほどしか離れていない、陸羽東線の主要駅。いわゆる岩出山城下町観光の主要な玄関。そして大崎市に合併される前の岩出山町の玄関でもありました。岩出山城址の周辺はいかにも城下町の風情で、観光地然とした街並みがあります。その街の中心への導線がこの駅から一直線に岩出山に伸びる道路。さながらこれが神社だったら、表参道とも言われているような道。その道を岩出山城址の麓より駅へ向かいます。所在地は宮城県大崎市岩出山字東川原。

岩出山駅 駅舎全景

写真中央の木造平屋の建物が旧駅舎。現在は鉄道資料館ポッポランド。その奥、RC平屋の小さい建物が現駅舎。駅及び関連施設含めかなり整備されております。

岩出山駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。小さいながらロータリーになっており、中央には小さなDL。現役当初はスイッチャーだったのか、民間企業の牽引用なのかは定かではありませんが、ここで使われていたものではなさそうです。あくまでモニュメントと思われます。それにしても不思議な空間。大半の場合、ローカル線の主要駅、もしくは準主要駅の駅前は駅舎の正面からまっすぐに伸びる駅前通りというものがありますが、ここは横というか若干斜めについております。つまり駅を出た先からパースペクティブに街並みが広がる感じではなく、ロータリー正面に民家が並ぶ景色が広がります。この辺の駅の中では確実に主要駅と呼べる駅であるにもかかわらず、この感じ。なんか狭い。観光地のバックボーンが全く見えない感じの雰囲気です。駅前から斜めに伸びる道がその観光地へと続くものとなっており、岩出山の麓まで到達するようになっております。が、しかし実際のところはその観光地へは殆どの場合、バスで行かれているようで、人の往来のグラデーションとしてはこの駅前が一番薄くなっておりました。店舗の数も岩出山城址に近くなるほど増える感じ。実に寂しい現実です。

岩出山駅 駅舎

現駅舎です。RC平屋。コンパクトな駅舎で、旧駅舎より小さい建物です。昔は今のような意匠ではなく、いたってシンプルな「箱」でした。2008年に今のような意匠になったそうです。どうもお城。岩出山城をイメージしたそうです。自販機も合わせてます。まぁ、ねぇ~。観光地ですからねぇ~。この日は平日の昼間ということもあり、人の往来はほとんどなく、観光客はほぼ0。列車の到着に合わせて地元の方が利用している程度。せっかく観光地仕様にしたのにね。

岩出山駅 駅舎内

お城のイメージなんですよね。格天井だし。床はタイル貼りで、点字ブロックもあります。この辺は主要駅らしさがあります。まぁ、比較的すっきりとしている方かと思います。自販機はありますが、無人駅です。とはいえ切符を販売している以上ここから先への立入は入場券が必要。う~ん。ちょ~っと時間が無いので、ここはパスかな。ということで、岩出山駅でした。

今回はここまで。次回もこの続きとなります。ではまた。

【勝手に都道府県庁スタンプラリーその24】島根県庁(32)

勝手にスタンプラリーも今回で24回目。2022年に始めたスタンプラリーもようやく半分を超えました!で、今回は島根県庁へ訪問してまいりました。2024年7月3日。今回も前回同様、前日の夜まで都内で仕事。仕事終わりに移動し翌日訪問。平日ですから、若干後ろめたいところはありますが、基本的にこのパターンの場合は午前中に県庁に行って、午後はさっさと帰るという行程。場所にもよりますが、夕方にならず戻れるケースもあります。かなり言い訳してますが…。ということで、前日の夜東京駅よりスタートします。

新幹線

都内での仕事が遅くなり、今回は諦めようかとも思ったのですが、サンライズがあるということで、東京駅に向かうも時間は既に22時を回っております。仕方なく、新幹線で追いかけて先回り。静岡行きのひかり号(最終)でまずは静岡に向かいます。こんな時間ですが、勿論食べておきます。静岡駅では多少時間があったので、一旦改札を出てコンビニでサンライズの為の飲料と食料(朝の分)を調達。人気のサンライズですので、雑魚寝しか取れていなかったので、静岡駅で交渉するも、「列車に乗って車掌と交渉して」とのこと。仕方なく0時過ぎに入線してきたサンライズに乗り車掌さんと交渉するも、0時を回っている為、システム上座席変更できないとのこと。まじか~。空いてるじゃん、個室。シャワーは最初からあきらめていましたが、せめて個室が良かったよ~。で、松江までノビノビ座席の下段でゴロゴロしながら行きましたとさ。はぁ~、腰イテ~。

サンライズ

で、松江に到着。もう体べたべたで腰は痛いわ、な~んか気持ち悪いわで、上がらないねぇ…。せっかく日本唯一の定期運行の寝台列車に乗れたというのになぜかあがらない。実際寝台車じゃないけどね、乗ったの。ごろ寝ができるってだけで、扱いは座席だからね。まぁ、久しぶりにサンライズ乗れたので、鉄ちゃんとしては良しといたします。それなりに高い運賃払っても寝台列車には乗りたいものです。宿泊費込みですけど。

島根県庁 外観

松江駅よりバスに乗り10分程度、国宝松江城県庁前バス停で下車。バス停の名前に「国宝」が入っているのも特徴的。「国宝」って国の宝ですよ。バス停の名前で。まぁ、いいや。とにかく着きました。松江城の内堀の外とはいえ、この辺りは城内といっても良い場所で、城の機能の一部であったであろう史跡が残っております。バス停からは県庁前の庭園(公園?)を介して県庁舎が望めます。県庁舎(本庁舎)自体はそんなに大きくはないのですが、引きのある庭園と周囲の建物との構成上、かなりシンボリックに見えます!左側の平べったい建物は議会棟。よくある構成。モビです。

島根県庁 本庁舎

朝についていたので、この日の行動も涼しいうちに動けると思っていたのですが、既にあぢ~。早く館内に入りたい~。っとその前に外観良く見ておきます。本庁舎は地上6階地下2階RC造。1959年竣工。連窓とはギリ呼べないけどちょこっと出ている庇上の床面がホリゾンタルラインとなってそれっぽく見えております。低層部の一部はピロティとなっており、その列柱も打ち放しだし、モビだわ~。設計は安田臣(島根県出身)。どうもモダニズム建築と位置付けられているそうです。まぁ、ねぇ~。そーでしょうけど。

島根県庁 議会棟

こちらも、本庁舎と同じ竣工。RC造2階建て。本庁舎との取り合いや配置はもうこれは教科書通り。モビです。議会棟の入り口部分、2階にはバルコニーがあるのですがこの付近に縦ルーバーがあり、これが印象的。また、手摺のデザインも欄干デザイン。モビだわ~。ウルトラマン出てきそーだわー。

島根県庁 第三分庁舎と市町村振興センター

ゼットンが出ちゃった。手前は第三分庁舎(設計:菊竹清訓)。後ろのゼットンは市町村振興センター(設計:日建設計)。そんなことより暑いから中入ります~。

島根県庁 本庁舎入口

エントランスはこちら。議会棟との接合部分。

島根県庁 本庁舎中庭

中庭もあります!そー考えると結構構成はかっちょええ。平面で見るとロの字とコの字を合わせたようなプラン。まあともかくスタンプを。

島根県庁 スタンプ

押印!県のシンボルで埋め尽くされ、フォントもお習字。古典的スタンプでした!昭和から変わってなさそうなスタンプですが、日付欄はちゃんと「令和」となってました!案内の方にスタンプ押したい旨を伝え、スケッチブックを出し押印。その際、この方に今までどの県庁回ったのだとか等聞かれました。フレンドリー!割と業務的にサッパリ、あっさりした方が多いのですが、県庁内人が映らない程度に撮影してよいかと聞くと、県庁内色々と紹介していただけました。う~ん。ちょーっと時間が無いので、ご厚意だけ受け取って後にしました。

島根県庁 1階廊下

シンプルですが、品が良い感じ。それほど空間的に抜けなどは無いのですが、各所が外部にどこかしらで面している為、いや~な感じは一切しませんでした。横に抜けている感じ。よく見たら外部で耐震補強してました。サラッとやってます。こんな感じが良きデス。

島根県庁 本庁舎とお堀

ロケーションといい、建物といい、とても良い印象でした。実は訪問したのはこれが最初ではないのですが、その時は仕事でゆっくり鑑賞する余裕は無かったのですが、改めて訪問しその良さを再発見することができました。上品でかっこ良い県庁でした!

【駅を巡る旅#027】宮城・山形2024年3月(その1)

前回の北東北からの延長戦ではありのですが、今回からは宮城と山形を訪れた時の様子をまとめました。2024年3月28日と29日です。今回も仕事で来てます。その仕事の合間での訪問となりました。

大人の隠れ家 鳴子風雅 朝食

2024年3月28日。場所は宮城県鳴子温泉。いきなり朝ごはんからですが、前日まで仕事で、レンタカー借りて色々と回っておりました。で、ここ「鳴子風雅」さんに一晩お世話になりました。建物は少し古い印象でしたが、内装を頑張ってリニューアルしているので、居心地は良い宿でした。場所柄、近所に飲食店を見つけるのも面倒なところだと思い、予約時朝夕の食事を付けてみたところ、これが大正解!いや~めちゃくちゃ美味かった~。一品一品が絶妙な味付けで、素材の良さを引き出してくれておりました。和食ではあるものの、よくある田舎料理のそれとは別物でした。特に白米が逸品。いや~美味かった。ごちそうさまでした!

 

鳴子温泉駅】なるこおんせん

鳴子温泉駅 駅舎全景

晴天の水曜日。山頂部には雪残る3月末の朝です。宿を出て最初に向かったのは鳴子温泉駅。そりゃそーか。鳴子温泉に泊まっていたわけですから。昨日からレンタカーで色々とまわっていたいたこともあり、本日も車での移動です。駐車場に車を止めいざ訪問。駅舎は1991年竣工の比較的新しいもの。RC2階建てのいたってシンプルで合理的な駅舎。2階建てとはいえ、それほど大きくない規模のこじんまりとした感じの佇まい。ちょっとした公民館の様相。それでもファサード面は中央部分2階が全面曲面ガラスのキャンティレバーで凸っていたり、BOXに対し貫入する壁やスラブによりファサードに変化をつけております。そして駅ロータリーに沿って緩やかにカーブを描く塀と、実は結構デザインされております。所在地は宮城県大崎市鳴子温泉字湯元。ロケーションとしては江合川の上流の渓谷になり始めたような場所。あまり平地が無く、山間にある温泉街にある駅。

鳴子温泉駅 ホーム

時間に余裕が無かったこともあり、入場券を買って中に入るところまでは行きませんでした。ので、外から眺めさせていただきました。ホームは2面3線。片式と島式。何故か駅舎側にある片式ホーム下り新庄方面が3番線で、島式ホーム上り古川方面が2,3番線。なんででしょうか?ホーム自体も比較的新しいようで、床はアスファルト舗装で、点字ブロックもあります。そして波板の屋根もついております。

鳴子温泉駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。山間の温泉街。ホントに平地が少なく、駅を出るとすぐに登り坂。駅前にはタクシー会社の駐車場のようなものがあり、駅に向かって開けている店舗はありませんでした。なんか裏口的な感じ。温泉街の賑わいについては、写真左の坂を登った先、この道と直交するように駅前通りという名称の道があり、商店などはこの道路沿いにあります。駅前の静けさとは逆にこの駅前通りはそこそこの賑わいがありました。まだ、午前中ということもあり、準備中の店は多かったものの、この駅前に比べれば人も車も往来ははるかに多いものでした。

鳴子温泉駅 駅名標

言うの忘れておりましたが、本駅は陸羽東線の駅。この駅は観光需要が多いこともあり、駅名標もこの通り。まさかの写真付き。観光地だし、温泉地だし、このくらいのことはやって当然なのかもしれません。

鳴子温泉駅 足湯?

さすがに温泉地の駅。駅舎外にも足湯(ぽっぽの湯)がありました。もちろん無料。

鳴子温泉駅 引き込み線

駅舎に向かって左手に何やらヤードのようなものがありました。その脇には引き込み線。かつては貨物や荷物の取り扱いも行っていたことがわかります。鉄道による輸送は人だけでは無かった時代の遺構。

鳴子温泉駅 駅舎内

駅舎内はこんな感じ。建物の大半は駅機能ではなく、観光案内所。そこに小劇場やコミュニティ施設などが同居。もう完全に公民館。駅舎よりホームへは改札口があるので、ホームへは行かず、取り敢えずここまで。こじんまりした駅ではありますが、きちんと吹抜けの空間はあり、それほど窮屈な感じはしない駅舎でした。ということで、鳴子温泉駅はここまで。次の駅に向かいます。

 

川渡温泉駅】かわたびおんせん

鳴子温泉を出発し、大崎市内を古川方面に向かう行程。仕事の都合上車で行かなければならない場所があるので、レンタカーによる移動です。で、古川までの道すがら陸羽東線の駅を訪問して行こうという算段。で、次に寄った駅が川渡温泉駅。また、温泉が駅名となっている駅。鳴子温泉駅との間にもう一駅あるのですが、時間の関係上パスしてしまいました。鳴子御殿湯駅陸羽東線では珍しい、ホームの一部が高架になっている駅だったので…、残念でした。で、川渡温泉駅です。「かわたび」とはなかなか読めないですよね~。「かわと?」って思っておりました。所在地は宮城県大崎市鳴子温泉字田中。ロケーションとしては鳴子温泉のある山間からは少し開けた下流側にある平地。

川渡温泉駅 駅舎全景

駅舎はRC造平屋建て。無人駅。元々は有人駅で正目向かって左側部分はキオスクもあったそうです。駅出入口は丁度駅看板のあるあたり。駅の業務がすっかりなくなってしまっているので、建物としては待合機能のみ。元キオスク部分も待合室となっております。駅舎脇には郵便ポスト、自販機の他電話ボックスがある程度。駅舎周辺はアスファルト舗装されており、そこそこのすっペースが確保されているので、車の乗り入れが多くある駅と想像されます。温泉と名の付く駅なので、温泉宿の送迎もあるのでしょう。

川渡温泉駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。かなり広いロータリーがあり、ロータリー中心部には松が1本、シンボリックに立ってました。駅前には数軒の商店と公民館と民家がありこのあたりの集落を形成しております。で、肝心の温泉街なのですがここから≒2km離れた江合川の対岸にあります。車で5分の距離。まあ、近いと言えば近いのですが…。確かに温泉街の雰囲気が全くないので、ホントに温泉あるのって思ってしまうような駅です。

川渡温泉駅 ホーム

ホームは1面2線の島式。引き込み線が1,2本あります。ホームはアスファルト舗装されており、点字ブロックもあります。ホームの古川より端部には屋根があります。屋根のない部分が大半ですが、この部分はホーム中央部分が未舗装となっており、植栽も植わっております。

川渡温泉駅 駅名標

駅名標です。ここも写真入り。観光路線というか温泉路線でもある陸羽東線ならではかもしれませんが、写真が菜の花畑。どうも川渡温泉の名所のようです。江合川の河川敷にあるようです。

川渡温泉駅 構内踏切

島式ホームの為、駅舎とホームの行き来については構内踏切。ホームの古川より端部にあります。しかもホーム側端部の切り欠きが斜め。つまり階段が斜め。ん?駅舎に入らなくても外に出られそうです。

川渡温泉駅 ホーム古川方面を望む

陸羽東線は非電化ですので、沿線や駅構内もスッキリ。この辺りまで来ると空も開けてまいります。駅の反対側は主に民家が立ち並んでおります。因みに駅の出入口は片一方だけなので、この反対側へは駅から少し離れた踏切を渡ってゆくしかありません。目の前駅だけどすぐにいけないパターン。

ということで、川渡温泉駅は以上です。次に参ります。

 

【池月駅】いけづき

温泉シリーズの山間の駅から、江合川沿いを6kmほど走り、大崎の平野部に参りました。(実はこの間にちょこっと仕事してます。)で、平野部最初の駅がここ池月駅。所在地は宮城県大崎市岩出山池月。

池月駅 駅舎全景

駅舎かっこええ~。というかカワユス。こーゆーの大好物。シンプルで機能的。余計な線が無く右端だけちょこっと色気出してR。左側のへ壁面も余計なことを一切しない壁。モビだね!というかモダニズムの正規品のよう。規模感といい縦横比といい、左右のバランスといい、ほぼ完ぺき!ポストがまた絶妙な位置で、ちょーーーっと傾いているところがチャームポイント。なんか地方の郵便局にも見えてしまう感じ。駅舎回りはなんか舗装されているようないないような感じで、手前のアスファルトは駅舎までは伸びてはおりません。恐らく茶色くなっている部分は旧駅舎の跡かもしれません。現在は無人駅。駅舎構造はRC造。平屋。いや~それにしてもかっこええ!

池月駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。駅前は市街地になっております。規模は大きくはありませんが、店舗も数軒あります。それこそ郵便局にコンビニもあります。平野部の端部にあたる駅ですが、民家の数も山間部のそれとは違いかなり多い印象です。ただ、駅前には人影が無い。平日の昼間なので、仕方ないのですが…。

池月駅 ホーム

川渡温泉駅と同じ形式。1面2線の島式ホーム。古川方面のホーム端はスロープで駅舎側への構内踏切につながっております。ホームはアスファルト舗装されており、点字ブロックもあります。で、ちょこっと屋根。また、川渡温泉駅もそうでしたが、ホームが長い。せいぜい3両のディーゼルカーしか来ないのにこの長さ。本線ではない陸羽東線ですが、かつては東西の主要路線を結ぶ重要な路線(交通インフラ)であった故、今より長大な列車がここを走っていたことがわかります。

池月駅 古川方面を望む

大崎の中心地方面を望んだところ。山が見えない。空が広い。陸羽東線は単線ですので、上下線の交換の必要があります。それにしても退避部分もかなり長い。そして線路間の巾もかなり広い。これも旅客だけではなくこの路線が物流インフラでもあったことがわかります。

池月駅 鳴子温泉方面を望む

こちらは山が見えます。この先から山間部に入ります。山越え区間。(本格的な山越え区間鳴子温泉から先ですが…)駅の反対側は田んぼかな?の農地でした。で、左奥に貨物、荷物を扱っていた時代の遺構が。保線用の車両が止まっている場所。貨物用ホームの跡が確認できます。

池月駅 駅名標

「づ」ですが、アルファベット表記だと「ZU」なんだと、これを書いている段になって気づきました~。まぁ、「DU」だと「でゅ」とか「ぢぅ」と発音してしまうかと…。で、ここの駅名標は観光用のものは見当たりませんでした。一般的なJR東日本のタイプ。フレームはかなり味が出てます。名板にも錆汁が…。そろそろ再塗装の時期かな?名板のJR東日本カラーもだいぶ褪せておりますので、リニューアルの時期に来ているかも。

そんなわけで、以上池月駅でした。

今回はここまで。次回もこの続きになります。ではまた。

【勝手に都道府県庁スタンプラリーその23】埼玉県庁(11)

2024年6月19日。埼玉県庁訪問!はい。そーです。長野県庁の帰りに寄りました。前回、長野県庁へ行って終わりに「帰ります!」と素直に言わず、東京方面に向かいますと言ったのは、この為です。

浦和駅

夏至も近いので、昼間の時間も長い。長野の帰りといっても長野からは新幹線ですので、埼玉県なんてあっとゆーま。大宮で東北本線(あえて東北本線としてます)上りに乗換えて浦和へ。埼玉県の県庁所在地の駅。写真にある通りブロック文字でサッカーと、浦和レッズの本拠地でもあります。にしては駅前はこじっまりしている感じ。交通の要衝であるお隣の大宮とは大違い。隣というか同じさいたま市なんだけど、元々は浦和市と大宮市。で間に与野市がそー言えば挟まってました。今は一緒。そー考えると浦和レッズってすごいよね。区の名前だもの。浦和って。

うなぎ満寿家

さっき長野で蕎麦食ったばかりなのですが、どーしてもうなぎが食べたいということで、ランチすべり込みで満寿家へ。暑かったしね。たまには良いでしょう。

うな重

さすがに有名店。完璧なうな重。肝吸い付き。うなぎの肉厚感、炭火で炙った焦げ感。食感、香りともそりゃ完璧です。この辺の食レポについては、既に他の大勢の方がされていると思いますので、省略します。で、平日のランチぎりぎりの時間だけあって、入店後すぐに席に案内され、秒で注文するとそこまで(うなぎなので時間がかかるのが通例)待たずに提供されました。これはありがたい。とにかく今日は贅沢な食の時間を過ごせており、この上なく幸せなひと時でした。ごちそうさまでした。

埼玉県庁 アプローチ

はい、では再スタート。浦和駅から寄り道したものの歩いて県庁までたどり着きました。まっすぐ歩けは1km程度、徒歩10分強の距離。うなぎ屋からもさほど離れてはいないので、閉庁前には着けました。当たり前か。埼玉県には良き来ているものの埼玉県庁へ訪問するのはこれが初めて。埼玉って秩父を除いて何処も割と平坦なイメージがあったのですが、県庁への道のりで浦和が案外起伏があるのを歩いて実感しました。距離は大したことないのですが、最後の最後きつかった~。暑かったし。

埼玉県庁 本庁舎東側

東門というか駅からのアクセスだとここが一番近いゲートになるのかな?本庁舎の東側にアプローチします。なんか高校みたい。

埼玉県庁 東玄関

で、東玄関と呼ばれている場所。車寄せなんかがあって、そこそこ正面玄関的な感じさえします。ちらっと見えますが、かなり耐震補強してます。ギブスはめられている感満載。毎回この手の庁舎を見る度に、表現としてもう少しやり方なかったのかな~って思ってしまいます。ともかくまずはスタンプと思い、庁舎内へ。

埼玉県庁 本庁舎内

アレ?なんか間違っちゃったかな~。東玄関から入るものの、いきなり学校の廊下、それも職員室の前の感じ。そりゃ~県の職員の方々が働いている部屋ばかりなので、ぜ~んぶ職員室なのですが…。うろうろと1階の廊下を彷徨い、ようやく少し開けた場所へ。南玄関に到達。オヤ?たいていの場合主要な玄関脇には総合案内がある者なのだが…。守衛室しかない。仕方が無いので守衛さんに総合案内の場所を聞くことに。するとどうでしょう、さっき入ってきた東玄関(裏口ぽかったけど)の脇に県民案内室というのがあるとのこと。ということで戻ります。普通玄関の一部に案内ってあるものだという先入観から見落としておりましたが、東玄関は言って右手に県民案内室という部屋がありました。というか部屋になってたらわからんわ!ましてや「県民」案内室って埼玉県民じゃない人間には用無しかと思うわ!後になってHP見たら書いてありました…。調べもしないで来るなってことかな。愚痴っても仕方が無いので、まずはスタンプ。

埼玉県庁スタンプ

で、スタンプですが、その県民案内室にありました。更に記録です。6つもありました。コバトンとさいたまっちでした。すべてのスタンプがキャラ。でも、な~んか弱い感じ。印象が。その点ではライバルの千葉県は強い感じ。まぁ、ライバルなのかどうかもいまいちわかりませんが…。「ぐんまちゃん」と「ちーばくん」に挟まれて「コバトン」?「さいたまっち」?やっぱり弱いよね。

埼玉県庁 本庁舎南外観

県庁のHPの写真の構図。ちょっと引きが無かったかな?南玄関のある南側の外観です。せっかくなので記念撮影。まぁ、とはいえ学校のそれです。1955年竣工地上5階地下1階のRC造。戦後10年たった朝鮮特需の時の建物。これを機に高度成長が始まる時なので、いたって素朴で合理的な建物の様相。でも細部にはプレモダン(様式とモダンとのハザマ)の要素が組み込まれており実は趣のある建物。権威的な要素も無く学校のような風情の庁舎は、それはそれでおさまりの良い長く親しまれそうな存在である建物でした。

県庁前バス停

ということで、帰ります。今度こそちゃんと帰ります。帰りはバス乗ってゆきます。暑いし、疲れたので。

ということで、埼玉県庁でした。お疲れ様でした~。

【勝手に都道府県庁スタンプラリーその22】長野県庁(20)

2024年6月19日。今回訪問するのは長野県庁。前日の夜まで都内で仕事。その後新幹線で長野へ。つまり、今回は仕事がらみではなく仕事終わりの延長戦での長野県庁訪問となりました。水曜日ですが、仕事は…まぁ、ねぇ~。やってますから、普段から。ということで前泊していた駅前のホテルから歩いて県庁へ。1.5km弱なので、20分も歩けばつくだろうと思って歩き始めたのは良いのですが、「暑い!」めちゃくちゃ良い天気で、もう大変!まだ、6月なのに。コンビによって水分補給しながらてくてくと。で、ちゃんと地図見てないこともあって無事道を間違えます。着かね~。国道19号線岡田町北の信号まで来て、な~んとなくこっちということで、緩やかに登ってゆく国道を北進すると、はぁ~あった~。結局40分以上。もうさっさとスタンプ押して帰ろうかなぁ…。「暑い!」ということで長野県庁到着です!

長野県庁 敷地外周

立派です。ちゃんと引きもあり背景に山もあり、ロケーションとしては申し分ない感じ。

長野県庁 本館全景

手前は議会棟で奥正面が本館棟。モビです。モビの伽藍配置。教科書通り。入館料払って参拝する気分です。もうね~、建物の背後にウルトラマンが立っていてもおかしくない!まさに本館棟が完成したのは1967年。地球を守ってくれそうな建物です。

長野県庁 お堀?

県庁敷地内に入ったところ、敷地内に川が流れておりました。というかお堀?結構な水量で驚いたのですが、さすがに水資源の豊富な長野県だけあって、こんなところにも山の恵みがあるとは!まぁ、少なくともお堀ではないようです。正式には八幡川と言うそうです。ちゃんと河川でした。

長野県庁 議会棟

で、よく見たら議会棟もかなりモビでした!特に頭頂部。何とも言えぬ土偶感が、香川県のそれにも似て、そそる感じがいたしました~!なんだろうか、コルビュジェまで行かない感じのプロポーション。べたーーーーーとした感じ。稲作やりながら狩りの時代にあこがれを抱いた感じ。それでいて高度成長期の未来を表現した形。もう絶妙!ゴシックが縦(高さ)を強調したようにモダンでは横(水平)を強調したという典型がこれって感じ。それにしてもかなり地面に近いよね~。印象として。でも、こーゆーの大好物。権威性のかけらもない浄水場の建物って感じの議会棟ってむしろ好感が持てるかも!社会科見学に行きたくなるようなイメージでした!

長野県庁 本館棟エントランス付近

なんだろうねぇ~。映えるのよ。めっちゃかっこエー感じなんです~。バランスなのかもしれないんだけど。ホントちゃんとかっこエーのです。本館の連窓といい、議会棟の分厚いコンクリート打ち放しの感じといい。いかにも後付けの本館棟の庇は別として、絵になるんだよね~。庁舎の概要を記しますと本館棟は1967年竣工の地上10階地下1階、議会棟は1968年竣工の地上5階。その他にも西庁舎(1998年竣工)がありますが、今回は西庁舎については省略いたします。

長野県庁 1階ピロティ

で、本館棟東側はちゃんとピロティがありました!柱は勿論打ちっぱなし!2層吹き抜けのベース部分というのは定石ですが、1960年代の階高は今のそれとは明らかに異なっており、何とも丁度良い高さなのです。ヒューマンスケールなのでしょう。多分ね。

長野県庁 本館棟内部エントランス

柱と外壁(窓)との分離、窓ガラスを通しての天井のイン&アウト。モダン用語の連発!そしてヒューマンスケールの吹抜け。モビです。それでありながら全く古びた感じがしない空間。これは外観以上にインパクトがある内観です。一見通路状なのですが、めちゃくちゃ居心地が良い空間でした~。で、それはさておき、目的のスタンプへ。

長野顕著スタンプ

はい。押印。やっぱ県庁舎ですよね~。かっこエーもん。で、このキャラは?アルクマ?どうもクマのようです。しかも被り物とリュックサックがトレードマークらしい。その被り物によって県内の特産物を表現しているようです。なるほどねぇ~。長野県特産物多いから。いや~しかしいいもの見れました!めっちゃ観光した気分になれました~!

善光寺 参道

で、観光ついでに善光寺参り!と行きたいところですが、いかにもそれっぽくなるのが嫌だったので、遠くから眺めておしまいにしました。(アマノジャク)

TIKU-Plus

善光寺も良いのですが、それより気になっていたCAFEを覗いてみました。が、しかし。まだ準備中!残念。今度来た時にはいくぞ~。

蕎麦旬彩 こすげ

で、駅地下の路地裏にある蕎麦屋さんに行くことに。このお店はかなりこじんまりしたお店で、特にお昼なんかは数量限定。とにかく早くいかないと売り切り御免で閉店してしまうお店。何とか間に合って入ることができました。ラッキー!

網焼き鴨せいろ

で、鴨せいろを注文。蕎麦の香り、つゆの出しのきいた味にほんのりゆずの香り。蕎麦はしっかりとした腰があり、鴨とねぎの主張の強いつけ汁にも負けない感じが口の中で大変良い感じで幸福感を広げてくれました!ホントに美味い!これはホントに美味い蕎麦でした。イヤ~ホントに良かった~。ごちそうさまでした~。

長野駅 新幹線ホーム

てなわけで、比較的短時間でしたが、長野満喫いたしました~。県庁も蕎麦も記憶に残る良い経験でした。さて、EかWか忘れましたが、7系で東京方面へ向かいまーす。ではまた。

【駅を巡る旅#026】北東北2024年2月(その3)

前回からの続きです。新青森から新幹線に乗り、乗っている記憶がないまま到着したのが盛岡駅。2024年2月26日。時刻は18時を回ったところ。秋田、青森を経てようやく岩手県盛岡市。さすがに今日は飯食って寝ます。

 

盛岡駅】もりおか

2024年2月27日。朝から雪模様。前回の青森、新青森同様、この駅も何度か訪問している駅でもありますので、簡単に記します。午前中に所用を済ませ昼に近い時間に盛岡駅に戻ります。本日はここから新幹線に乗って次に参ります。

盛岡駅 駅ビル1階

JR東日本の施設がありました。「駅たびコンシェルジュ」。要は旅行代理店だろうと思いますが、「びゅうプラザ」とはちょっと違った面を持つ施設のようです。主要駅にしかないというのもこの施設。盛岡ですからね。主要駅中の主要駅。気にしてなかったこともあるのですが、という今日では見たことが無いのですが、たぶんあるんでしょうね~。

盛岡駅 新幹線コンコース

かなり雑な記録ですが、新幹線の改札内です。向かうは東京方面。

盛岡駅 新幹線ホーム

新幹線ホーム到着。2面4線の新幹線主要駅の典型的な構成。ここを通過する列車はありません。やっぱり、新幹線の特別感はこの天井高なのかなとも思えます。盛岡はここまで。雑ですみません。次に参ります。

 

水沢江刺駅】みずさわえさし

まずは仕事の都合で、向かったのは水沢江刺。それこそ仕事でもない限り行かないかな~。でもせっかく行けるとなれば、どんな感じなのか見ておきます。あんまり時間ないけど…。

水沢江刺駅 構内

岩手県内の駅です。新幹線の単独駅。東北新幹線開業当初はこの駅はありませんでしたが、地元の要望で開業した請願駅。2面2線のホームのこの駅は、地形的な要因以外ではフル規格の新幹線の駅としては異例。このタイプはこの駅の他、くりこま高原駅、新花巻があります。いずれも開業以降の請願駅。駅を設置するとなるとやはり用地の確保が重要となるところ。地元住民、自治体、県等、それはそれは調整が大変なことだったろうと思われます。予算も当然あろうかと思いますし、収支上投資できる額も限られていたのだろうと思います。それでもなんでも新幹線の駅設置が悲願となっていたのでしょうから、妥協点を見つける必要があったのかと思います。で、フル規格の新幹線の駅なのに土地の条件とは別に2面2線となったのでしょう。熱海も新神戸も2面2線ですが、どー考えても敷地の条件でそーなった駅ですが、ここはそんな事情で2面2線となってます。新神戸に関しては全列車停車駅なので問題は無いし、熱海については線形が悪いため、通過列車は減速せざるを得ません。つまり通過列車がそんなに怖くはないのですが、ここ含め東北新幹線の3駅は、普通に最高速度で通過します。最近は速度をUPしてますので、はやぶさが320km/hで通過します。更に新幹線の片式ホームの規定では巾が5m以上とされておりますが、特別措置としてこの駅では一部が4.5mしかありません。ホームドアは設置されてますが、これはもう大変です。通過列車が絶叫アトラクションです。残念ながら今回はあまり時間が無かったためホームの写真はありませんが、ホームはそんな感じでした。で、発車サイン音が「君は天然色」でした。大瀧詠一氏の出身地(江刺)に由来しているからとのこと。う~ん、雪混じる田園風景に「君は天然色」かぁ~。あの鈴木英人のLONGVACATIONのジャケットのイメージとは程遠い感じ。どっちかってーと「さらばシベリア鉄道」なんじゃないかと…。寂しくなっちゃうか。で、構内の話を忘れてましたが、ここは中間階が無く、ホームを降りると地べたです。そもそも新幹線単独駅である故、在来線等の乗り換えも無く、改札も一つ。で、注目は床です。小口タイルのようなタイル張り。東海道新幹線のホームの雰囲気を感じる床。東北新幹線の開業から遅れること3年の1985年に開業ですので、古いと言えば古いのですが、60年代に開業している東海道新幹線のホームの床モチーフを使ってしまうところが何とも不思議な感じがしました。多分、多分ですよ。「南の島」へのあこがれからの「君は天然色」、「夢の超特急」へのあこがれからの「東海道新幹線のホーム床」だったのかなぁ…とも。(あくまで個人の感想です)

水沢江刺駅 外観その1

外観です。駅です。道の駅ではありませんし、ペンションでもスキー場のリフト乗り場でもありません。勿論郊外型のスーパーでもありません。外観はリニューアルされているのだと思いますが、これまた若干メルヘンが入ってます。いろんな思いが込められているのでしょう。ホームの長さ分こんな感じではないので、あくまで出入り口部分のみ。

水沢江刺駅 外観その2

一応、3層構造。新幹線の駅らしい構造です。出入り口部分以外は案外ドライな意匠。そんな感じですよね、新幹線の駅って。

水沢江刺駅 駅前

駅は東西其々出入口はありますが、こちらは西口。基本的には西口が開けているので、メインはこちらかなと思います。駅前はレンタカー屋と駐車場ぐらいしかなく、目立った建物は殆どありません。発見できなかっただけかもしれませんが、その他店舗らしい商業施設は皆無。駅前ロータリーは客待ちのタクシーのみ。市街地の中心部からは結構離れた場所であるためか、人の往来も殆どありません。最寄りの市街地は水沢。開業当初は水沢市でしたが周辺自治体と合併し今は奥州市。その奥州市役所があるのが水沢。一応奥州市の玄関という事になります。ただ、その市街地までは北上川を渡ってゆかなければなりません。大体4kmぐらい西に行ったところ。駅は西側に開けているので、天気の良い日には水沢の市街地も望めるのではないでしょうか?わかりませんが…。また、駅の東側は北上山地。その北上山地を超えると大船渡や陸前高田があります。三陸沿いに行くのも良いとは思いますが、レンタカーなど車の利用であればこの2つの町へはこの駅が最寄り(BRT除く)になるので、東京方面から仕事で行く場合は便利なのかと思います。ということで、ここからは仕事モードです。レンタカー借ります!

 

北上駅】きたかみ

ということで、半日というかほぼ1日の仕事が終わり、戻ってきたのが北上駅。レンタカー返して駅方面へ。すっかり夕方です。

北上駅 駅舎全景

だいぶ暗くなってきましたが、駅まで来るとやっぱり安心します。東北本線北上線東北新幹線が乗り入れる主要駅。駅周辺も結構開けており、都市部であることを認識できる駅です。この駅も初訪問です。駅舎はさすがに国鉄時代からの年季の入ったRC2階建てモビ。やっぱりなんとなくこの時代の駅舎というのがグッとくるのは、建物としては比較的規模が大きいのにもかかわらず、階高が低いので、ヒューマンスケールなところ。小学校とか公民館の様相。それでも整然と並んだ窓や柱割の意匠がそれとなく威厳を醸し出しているところなど、ここが「日本国有鉄道の駅である!」と主張しているかのようにも見えます。まぁ、鉄道が交通インフラの主要であった時代、その街を象徴するのが駅であったことは間違いないので、これも納得。

北上駅 駅前

で、駅前はこんな感じ。ホテルに大規模小売店舗風(昔はデパートだった?)建物と、中規模都市の構成。駅前にはバスロータリーがあり各方面へのバスが発着しております。すこーし寂しい感じですが、それなりに人の往来はあります。

北上駅 駅舎内

駅入り口部分、改札前は吹き抜けており、吹き上がりの壁には焼き物による壁画。全く宣伝要素のない完全な意匠。モビです。絵の主題はヴァナキュラー。東北(特に北東北)の色彩を感じる印象がある空間となってます。で、改札は自動改札となっています。LEDの出発案内もあり、完全に都市部の駅。NewDaysもありますし。本日はここ北上の駅前に宿をとっておりますので、この辺でいったん終了。駅周辺にコンビニが見当たらなかったので、NewDays で色々調達し宿へ。

ARIV

一度、宿へ行ったのですが、やっぱりなんか締まらなく結局駅前のビアレストランへ。ARIV北上店。ビアレストランは何かにつけ丁度良い。幸いカウンターがあいていたので、ここで一杯。勿論一杯では終わりませんが。岩手の地ビールをそろえているお店で、サーバーから丁寧に注いでくれるところがまたありがたい。食事のメニューも地元産のものを使用したものが多く、ビールに合うような一品も数多くありました。結構お客さんも入っており、若干うら寂しくなっている駅前にほんのり賑わいを見せておりました。ホント、一品料理もかなり良く上品で、地ビールもうまい。店員さんも丁度良いフレンドリー加減で大変心地の良い時間を過ごせました~。いや~、良かった~。ごちそうさまでした!

北上駅 駅名標

明けて、2月28日。本日は北上から出発です。行き先は新白河。つまり新幹線です。(新白河についてはホントにしょっちゅう言っているところなので今回は記しません。)まずは西口の改札口を抜け、在来線ホームへ。よくあるパターンですが、後から新幹線が開通した駅というのは、新幹線ホームがそれまで旅客扱いのない留置線、入れ替え線、機関庫、貨物駅のような引き込み線の場所(構内)に建設されるので、在来線のメインの改札からはかなり遠くになります。で、大体在来線は地べたですので、新幹線が開通しようが何しようが、これを変えるつもりも予算もありません。勿論この際だからといって、既存の駅舎を改造なんて夢にも思わないのが通例で、新幹線は別物という認識だったように思えます。特に東北にはこの傾向が強い感じがします。東北本線というのが人と物の流通の根幹であった時代が長かったこともあるのでしょう。在来線の本線というのが絶対的であったからこその名残。福島がその代表。頑として橋上駅にしません。東西の自由通路も作りません。そんなわけで、新幹線に西口から乗ろうとすると、一度在来線のホームに入り、地下の連絡通路を通り、もう一度階段を登って東口の改札付近までゆかないと、新幹線の改札口が見えてきません。街の入り口はあくまで西口です。東口は若干おまけみたいなところ。駐車場とか小さいながらもロータリーやバス乗り場、タクシー乗り場はありますが、そんなに発展していないのが東口。ホテルもあるにはありますが、もうちょっと先には北上川が流れているので、それ以上発展のしようが無いところ。新幹線利用者にとってはどーにも不便な駅。で、駅名標ですが、これは1番線ホーム。東北本線北上線が使用しているホームの駅名標

北上駅 1番線ホーム

駅舎についているホーム。片式ホームですが、実はこの先切り欠きがあり0番線があります。このホームは東北本線の当駅始発の上下線と北上線の発着するホームとなっています。で、前述の地下通路へ降りてゆく階段がこれです。構成は1面2線のこのホーム片式と1面2線の島式。島式ホームの先には貨物用と思われる引き込み線が4から6本程度ある構成。在来線のホームはご覧の通りの閑古鳥。今や貨物が主流の東北本線の様相が見てとれます。

北上駅 0番線ホーム

1番線の盛岡方面の切り欠き部分。0番線ホーム。北上線の発着の他、当駅始発の盛岡方面の東北本線の列車も使用。主要駅なのにうら寂しい感じ。まあ、味わい深いのですが…。

北上駅 地下通路

そんなこんなで、地下通路。主要駅ですから地下通路であることも特に編ではないのですが、こんなにも人がいないと「大丈夫?」と思ってしまうのは私だけではないような気がします。それにしてもめんどくさい。キャスター付きのスーツケースなんか持ってたら、というか持っていたのですが、無駄に上り下りがあるのはホントめんどくさい!一応EVはありますが、なんかいちいち手間ばかりかかる印象。基本的には好奇心で色々と探索していなければ、ホントめんどくさいだけかもです。

北上駅 東口地上部改札内

で東口側に上がってくるとこの殺風景。嫌いじゃないんだけどね。それにしても人がいない。これも嫌いじゃないんだけどね。でこの先を左に折れて正面がようやく新幹線の改札口。

北上駅 新幹線改札内

新幹線改札口を入るとようやく人の気配が。構内の店舗もあります。新幹線の駅らしさを感じられるところまで参りました~。

北上駅 新幹線ホーム

で、ホームに上がるとはいドーン!北国仕様の新幹線駅。オール屋根付き。ここはきちんと通過線が設けられているので安心。ホームドアはありませんが。ホームは2面3線で、向かいの島式ホームの手前が12番線下り盛岡方面で、こちらの片式ホームが13番線登り仙台方面。向かいのホームの奥側が11番線となっており、予備とのこと。12番線と13番線の間には通過線。320km/hで通過するのです。はやぶさが。

北上駅 駅名標(新幹線)

で、駅名標です。隣の駅は両方とも請願駅。つまりアトラクション。それにしてもそこそこ語りどころのある駅でした。味わい深い個所もあり…。まあ、ねぇ~不便さも味といえば味だし。

そんなこんなで、今回の北東北の駅を巡る旅はここまで。な~んか途中かなり雑になってしまいましたが、時間の都合上と以前にも訪れていることが理由としてあったので、若干省略気味となりました。別に興味が無いわけではないのでご了承ください。次はどこになるかな?まだ検討中です。ではまた。