今回は前回からの続きです。熊本駅より豊肥本線に乗って向かったのは新水前寺駅。市内移動でJRを使うというのはレアなのかと思っていたのですが、結構短距離利用の方もいました。そこまで列車の本数も少なくないのも納得でした。
【新水前寺駅】しんすいぜんじ
JR豊肥本線の駅。所在地は熊本市中央区白山二丁目。市電との乗り換え需要から1988年に開業。比較的新しい駅です。

ホームは1面1線の高架駅。1988年の開業時はこの写真の左手に線路がありホームはほぼ現在と変わらない位置にあったようですが、市電との乗り換えをよりスムーズにする為2011年に今の位置になったようです。つまり比較的新しい駅という事。

高架となっているのは駅部分だけで、ここから先隣の駅の水前寺駅は地べたの駅。だいたい500mぐらいしか離れていないので、坂を下ったら駅。ホーム端と端の距離で行ったら400m切ってます。元々はこの水前寺駅しかなかったのですが、ここの下を横切っている県道28号線(電車通り)に熊本市電が通っており、市電沿線に学校などが集中していることから、乗換の利便性を上げるためにこの駅が設置されたという経緯があるようです。電化はされているとはいえ単線路線ですが、周辺も高層の建物が並び、高架駅を電車が行き交うわけで、ここだけ切り取ったら大都市圏の様相です。


単線なので、高架ホームに隣接して改札口が設けられております。改札口といってもタッチ式簡易自動改札機が2本あるだけですが…。それでも2本あるということは結構需要があることも意味します。訪問時は昼近くの午前中だったので閑散とはしておりましたが、通勤通学時間帯は結構込み合うのではないかと思いました。1日の平均乗車客数は5千人を超えております。降車数を同数と考えると、乗降者数は1万人を超える駅。因みにみどりの窓口もある有人駅です。そうは見えないんだけどね~。

駅の機能は全て橋上。駅事務室も宙に浮いております。路地脇に浮く駅舎。何ともかっこ良い!ちょこっと壁面も斜めにせり出しているのかな?そんなちょこっとした色気も感じる面白い駅した。
【新水前寺駅前電停】しんすいぜんじえきまえ
で、その新水前寺駅の改札口を出て直進すると、そのまま県道28号線を跨ぐ歩道橋となっております。そしてこの歩道橋の途中から熊本市電の停留所新水前寺駅前電停へと降りられるようになっております。

熊本市内の主要道路でもある県道28号線。その道路の中心部を熊本市電は走っています。この電停は斜配置ではなく相対式。新水前寺駅の歩道橋から直接アクセスできる電停になっています。開業は1924年。水前寺駅前電停として現在の位置より写真奥側にて開業します。2011年JR新水前寺駅の改修工事に合わせて現在の位置に移動し、電停名称も新水前寺駅前電停と改称。

市電の路盤は石の舗装なので、わかりやすくなっています。施設は2011年から使用されているという事なのですが、割と錆なのか埃の汚れなのか出汁が出まくってます。それほど新しい感じがしない電停でした。

路面電車ですから乗り場はメッチャ狭いです。乗り場の歩道橋と反対側は交差点に面しており、横断歩道を経由して歩道に出るしくみ。

歩道橋側はこんな感じ。歩道橋と並行するように奥側には豊肥本線が通っています。この歩道橋への階段ですが歩道橋との交点とかにも柱が無い構造。結構アクロバットに見えます。

県道28号線ですが、やはり主要幹線道路だけあって交通量もかなりありました。市電の他、市内のバスや空港連絡バスもここを通ってます。周辺は高層のマンションの他、店舗や事務所などの都市部の機能が多くあります。市電クラスの交通インフラがあるのも頷けます。
【熊本城・市役所前電停】くまもとじょう・しやくしょまえ
時系列としては前後してしまいますが、この日の朝方に熊本城を見学する為に熊本駅前から市電に乗って熊本市役所までやってきておりました。見学といっても天守閣の外観を市役所の展望ロビーから眺めるといったものでしたが、実は一番の穴場ではないかと思ってます。しかも朝方ですから、展望ロビーもガラガラ。

熊本地震の影響で石垣は今も補修工事中のようですが、熊本城の全貌は眺めることができました。これ、場内に入って見学となると結構大変だったかもしれません。電停からも遠いし、場内広いし、時間的にも制約があるし、混んできたらなんか嫌だし…。まぁ、そんなわけで観光終了です。

市役所側からみた電停の全景です。で、道路の反対側は熊本城です。開業は1924年。市役所前停留場として開業。現在の位置に移設されたのは1982年で、2011年に現在の電停名となったそうです。道路中心の軌道に相対式の乗り場が設置されており、乗り場全てに屋根がかかっています。

乗り場の立ち上がり部分は石垣模様のコンクリート。上部は屋根を支持する鉄骨の柱の間に半透明のパネルが嵌められており、電停看板が設置されています。かなり綺麗な状態でしたので、比較的新しいものだと思います。

軌道内は緑化されており、ヨーロッパのトラムの感じがするとってもカッコ良い電停。黒いフレームとの対比が特に良き!あいにくの天候で下が、そんな曇り空の下でも実によく映えます。ホントこの電停はかっこ良かった~。

花畑町方面を見たところ。この辺は熊本のオフィス街であり、商業施設なども多い繁華街。フツーに利用者も多い区間で、市電の2つの系統とも発着しています。
【熊本駅前電停】くまもとえきまえ
電停と書いてますが、正式には停留場。熊本駅白川口の駅前広場にある電停。系統はA系統のみの発着。熊本駅の駅前再開発に伴い現在の形になっているそうです。

熊本駅東口(白川口)駅前のデザインを踏襲している屋根が特徴的な電停。そりゃカッコ悪いわけがない。駅前広場のコンセプトまんま、公園の中にあるような停留場です。道路との関係はここでは道路脇となっており、行き交う車を気にしないで利用できる構造となっています。

熊本駅側からのアプローチ。もうどこが乗り場かわからない程、駅前広場の景色に溶け込んでいます。完全に公園の様相なので、電車が来ないと電停の存在が初見ではわからない程です。

引きもあり床面の高低差を殆ど感じさせないような乗り場へのアプローチ。完璧なバリアフリー。ここまで来ると架線や線路も確認できますので、電停の位置はわかります。が、ド派手な案内看板なども全くなく、シンプルでカッコ良い空間なので、停車位置などは電車が到着するまで良くわからない感じでした。因みにこの電停が終端駅ではないので、各方面別に乗り場は2つあります。

ここから終点の田崎橋方面は県道28号線の道路脇を走ってゆきます。軌道面は道路の横断部分を除いて緑化されているので、まさに道路わきの緑道といった感じ。公園が続いているようなとても気持ちの良い空間となってます。

ピッカピカのスカッとした電停に年季の入った車両が到着。コントラストがたまりません。基本電停はバリアフリーなのですが、このような旧型の車両だと結局乗り込むときに何段か上らなくてはならないので、トータルではバリアフリーの移動手段とはなかなか言えない部分です。それでも最近は超低床式のトラムも運行されていますので、その点はいずれ完全に解消されてゆくでしょう。
とまあ、そんなわけで熊本滞在も以上となります。若干前後しましたが、熊本空港から帰ることにいたします。

ということで熊本空港着です。往と同様産交バスです。帰りはさすがに空いてましたので、補助席に座ることなく無事到着しました。ちょこっと運転手さんの運転が荒っぽかったけど…。熊本駅や熊本城・市役所前電停もそうでしたが、主要なポイントにある建物外観が「黒」であるように思われます。やっぱり熊本城がコンセプトにあるのでしょうか?まぁ、カッコ良いんですけど、ちょっとお腹いっぱいかな~。

圧倒的にカッコ良い空港です。現ターミナルビルは2023年に使用開始したピッカピカの建物。若干ファクトリー感はありますが、天井部分は木で床は暖色系のカーペットなので、そのバランスが実に丁度良い感じ。それにしてもだーれもいない。地方空港でよくあるわかりやすい導線とは異なっていることもあって、ちょっと戸惑ったのですが、正面に見えるのが保安検査場の入り口。こちらは国内線。で、対面には国際線の入り口があります。

保安検査場を抜けて制限エリア内にないるとこんな感じ。いきなり賑やかな店舗が現れます。最近の空港のトレンドのようで、制限エリア内に入ってお店(免税店)空間を通らないと搭乗口までたどり着けない仕組み。世界的にもトレンドのようです。ここにはいっぱい人がいました。そういえば2階の制限エリア外にお店は1軒もありませんでした。

ここもまたびっくりで、フツー搭乗口前はせいぜい椅子が並んでいるぐらいで、飲食店などはおまけのように壁沿いの端っこに気持ち程度あるのが定石で、店舗さえない空港も珍しくはありません。ところがここは殆どフードコート。むしろ搭乗の為の待合スペースの方が脇役的な感じ。さすがにここまでの空港は他では見たことがありません。

そんなフードコート然としている待合スペースにて熊本名物を頂きました。佳花ラーメン。かなり久しぶりに頂きましたが、こんな感じだったっけ?ここは熊本の一方の有名店味千とのコラボ店だそうで、味千ラーメンか佳花ラーメンかを選ぶことができるお店。取り敢えず久々だったので佳花ラーメンをチョイス。う~ん。こんなにスープの色濃かったっけか…。勿論、美味しくいただきましたが、イメージしていたものと違っいたので、その点は少し残念でした。

で、帰りはJAL。真昼間の便でしたので、それほど混んでなかったので、普通席でも楽勝でした~。
ということで今回はここまで。
次回はどこになりますでしょうか?
ではまた。