いよいよ終盤、今回は大阪府です。前回の和歌山同様関西です。つまり行きの行程も同じです。前日の夜に東京駅八重洲口を経って向かったのはOCAT。夜行バスです。実に先週と全く同じ。2週続けての夜行バス。あれだけ「無理!」と言っていた夜行バスに2週続けての乗車。というのもチケットをすでにとっていたから仕方ありません。寝ている時の3点式のシートベルトのかけ方も首にかからないような工夫も習得。万全とまではいきませんでしたが、前回よりは少しマシに大阪までの道のりを過ごすことができたかなぁ~っと。
2025年1月15日、6時半を少し回った朝、OCAT到着。3回目となるとこの建物にも慣れ、あまり迷いません。降車しトイレで用を済ました後、なんば駅へ。

OCATから大阪府庁までは地下鉄で移動。まずはなんば駅から四つ橋線で谷町九丁目へ。そこから谷町線に乗り換えて天満橋。本当は谷町四丁目の方が本館には近かったのですが、この時は何となく天満橋まで行ってしまいました。

ということで、天満橋駅到着です。朝の通勤ラッシュが始まろうとしていたので、早めの移動が功を奏しました。比較的地下鉄も空いており、ここまでの移動ではストレスなく来ることができました。
この時点で時刻は7時を少し回ったところ。さすがに開庁までは時間があるので、駅周辺にて時間をつぶします。大阪といえば東梅田の地下の昔からやってる喫茶店でモーニングというのが私的には理想だったのですが、地上に上がったらなんと雨。それほど強く降っていたわけではないのですが、なにせ気温が低い朝に降ってくる雨というのはパラパラ程度でもかなり嫌なものなので、駅を出てすぐ近くのコメダ珈琲に入ることに。せっかく大阪に来ているのにコメダかよって思いましたが、小雨の中理想の喫茶店を探し回るのもかなりシンドイので、雨宿りかねて入店。背に腹は代えられませんからね~。
で、1時間強コメダさんにお世話になり、外へ出ると幸いなことに雨は止んでおりました。開庁時間の8時30分に合わせて府庁へ歩いて向かいます。開庁時間ギリギリとなれば登庁する職員さんも少なくなっているので、駅からの道のりは意外とスムーズでした。

ということで、大阪府庁本館到着です。大阪城のお堀の前に建つロケーション。やっぱりお城の近くだったりしますが、さすがにお堀の中ではありません。建物は前回の和歌山や富山や滋賀と同じ系譜の本館。戦前の様式。但し、外観は他の県庁舎と比べ比較的大人しい様相。というかだいぶモダン寄り。竣工は1926年。地上6階地下1階のSRC造。登録有形文化財だそうです。いかにもお役所といった姿ですが、偉そうな風貌というよりは堅苦しい感じのする外観です。

府庁正面玄関です。関西を代表する府の庁舎といった感じはします。建物全体は割と大人しいのですが、この正面玄関だけはそれっぽいイメージです。間口も広く、車寄せの開口部も謎の形状ではなく、門型を重ねてまさに額縁のように見せているところなどが、近代×威厳をうまく表現しているように思えました。相変わらず上階の列柱の表現は多分当時のトレンドだったのでしょうね。

で、その額縁ですが、謎の形状はしていないものの、まぁ、ご丁寧な文様が満載でございました。一応丸と角の規則性はありますが、文様に関しては西洋なのか東洋なのかインドなのかアラブなのか、由来は全くわかりませんでした。

車寄せから数段上ったところがエントランス。テレビや映画で使われたことのある本館だけあって、それらしい雰囲気のあるエントランスです。悪そうなやつが出てきそう。天井の照明の感じがまた凄い。アールデコ的な曇りガラスの八角形柱に平盤に同じような曇りガラスの玉がいくつか嵌まっている飾り照明。その何とも重苦しい照明器具が3台(うち1台は点いていませんでしたが…)、天井に取り付けられております。その天井はこれまたご丁寧なぐらいの廻り縁、というか飾りによって壁との境界を構成するコテッコテの意匠。床が黒いからかもしれないのですが、雰囲気が思い。で、ここから先本館内に入場するには、「入場証」が必要とのこと。この重苦しいエントランスに何とも軽薄なテーブルが置かれていると思ったら、ここで受付するそうです。自分の名前などを記載し守衛さんからIDカードを受け取り、自動改札機のようなゲートでIDカードをタッチしてからの入場となります。

エントランスからゲートを抜けて入るといきなり3層吹き抜けの階段室。しかもコテッコテのクラシック。平日の朝なのにもう夜の雰囲気。階段室周りは回廊になっており色々な視点からこのホールを望めるようになっております。オペラ座風って感じ。

何処もこの手の建築はそうなのですが、中央に大階段が鎮座してます。特にここはホールになっていますので、これより上方に階段が覆いかぶさることも無くそのまま3階の天井が見えております。3階の梁部分の中央にはこれまたクラシックな時計があり、古典的な高級宝飾店らしさが漂います。更に目見見えている部分の大半は大理石だと思います。格天井からは重苦しい(重厚な)照明器具が吊り下げられ、階段手すりもヌメっとしてますし、確かに撮影で使いたくなるような内装(舞台装置)です。

しつこいようですが、思わずカメラを向けてしまいたくなるような空間でした。ディテールもかなり拘った感じの意匠となっており、まさに石匠の技術が詰まった建物という感じはしました。
ということで、スタンプへと行きたいところだったのですが、何等か案内があるのかと思いきや、全く見つからず、結局さっきの守衛さんに聞くことに。
「スタンプ押したいんだけど」と聞くと「この裏、府民案内室にあるから」ということで、先ほどの受付の裏に回ることに。

ということで、タスク完了!デザインは府庁舎本館のデザイン。でもなぜか斜め。で、驚いたのですが、英語表記の他ハングル表記もありました。結構このスタンプも古いものだと思いますが、ハングルにも対応しているところが大阪らしい感じ。四角い縁取りは何となくイミグレ(入出国)感があります。
ということで、守衛さんに挨拶して帰ることに。

府庁をあとにして天満橋駅に向かう途中、お堀の先には天守閣。府庁の前は大阪城なのでつまりはこんな風景があるわけです。
今回は伊丹空港から帰京する予定なので、まずは阪急梅田へ向かいます。

谷町線でまずは東梅田駅に到着。ここから歩いて阪急梅田へ移動。

東梅田の地下街はこんな感じ。平日の午前中ですが一杯やれるところもあって一見綺麗な地下街ですが、ノリは昔ながら。さすがです。

地上はこんな感じ。その昔はJRを超えてこちら側に阪急の梅田駅があったところ。観覧車が目立ってますが、ある意味大阪のシンボル。つまり名所観光です。

で、こちらは建物の中。巨大なショッピングモールの様相。さすがに1階部分には昭和の空気感はありません。

阪急デパートの1階部分から続いている空間(この部分もデパートの雰囲気)を通り抜けエスカレーターを登ると日本一の頭端式ホームを持つ阪急梅田駅にに出ます。ここから蛍池まで宝塚線に乗って行き、そこから大阪モノレールで伊丹空港へ向かう算段。
で、予定通り宝塚線の急行には乗ったのですが、車内にて飛行機の出発案内を確認したところ、「ん?」なんと欠航…。
既に淀川渡ってしまったので、取り敢えず急いで十三で降りることに。

欠航で振替の便の事を考えていても埒が明かないと思い、新幹線で帰ることにしました。多分、それが一番早く、今の段階なら空いてるであろうと。ということで、宝塚線から京都線普通列車に乗換。

一駅乗って南方駅に到着。ここから大阪メトロ御堂筋線で新大阪へと向かいます。

テンポよく乗り換えられ、新大阪駅に到着。携帯で飛行機の払い戻しと新幹線の予約をして無事帰路に就くことができました。

大阪で何もそれらしいものを口にしていなかったので、新幹線に乗る前にビーフサンドだけはと思い購入。車内で美味しくいただきました。ご馳走様でした。
とまあ、最後はバタバタでしたが、これで関西(近畿)地方は制覇ということになりました。
今回はここまで。
ではまた。