前回からの続きです。陸羽東線です。平野部に入り雰囲気としては田んぼの中のローカル駅といったところが続くのかと思いきや、前回のように観光地がはさはって結構良いアクセントにはなってきている今回の旅ですが、ここからはまた平野部のローカル駅に戻ります。
【西大崎駅】にしおおさき

はい。戻りました。田んぼの中の駅です。駅前はこんな感じ。というか川?用水路?アプローチの道の手摺は単管です。仮設感満載。所在地は大崎市岩出山下野目。鳴子温泉方面より大崎市中心へ向かう国道47号線からは少し離れた場所にあり、周辺には民家が十数軒まとまってあるほかは田んぼ。駅のホームへ上がる階段手前までアスファルト舗装の道が続いております。車で入れないことも無いと思いますが、畦道レベルなので、ちょっと危険かなとも思います。ちょっと構内がどこからかがわからなかったのですが、恐らくホームの土手下までぐらいかなとも思いますので、この道は多分構外と思われます。それにしても駅のシンボルがほとんどないので、駅看板が無かったら水利施設の土手にしか見えません。

ホームは1面1線。田んぼの中のローカル駅です。山が遠く空が広い!でもホームは狭い。とはいえ、すべてアスファルト舗装されております。線路と反対側にはアルミの手摺が設けてあり、それほど古さを感じない駅になっております。駅開業時期は1960年とのことで、陸羽東線の他の駅に比べ比較的歴史は浅いようです。

平野部での陸羽東線は殆どまっすぐな線形をしておりますが、丁度この駅のところでは緩やかなカーブとなっております。ホームに立つとホント田んぼしか目に入りません。

ホーム上にある待合小屋もいたってシンプル。

その待合小屋の壁に設置されている駅名標。小屋の大きさ、ホームの巾の狭さに不釣り合いな大きさの駅名標。ところどころ文字が剥がれているので、「にしおおささ」になってますが…。そんなわけで、これ以上語る部分が無いので、簡単ですが、次に参ります。西大崎駅でした。
【東大崎駅】ひがしおおさき
西大崎駅の次が東大崎駅。間に大崎駅があってもおかしくはないのですが…。ということで東大崎駅です。無人駅です。所在地は大崎市古川大崎。平野部にある駅です。

西大崎駅の待合小屋とほぼ同じような様相。切妻屋根の平屋。一見木造のような感じなのですが、サッシや軒裏の感じがどうもそうではない感じがして謎ではあったのですが、どうやらブロック造のようです。よく東日本大震災に耐えたよなぁ~と。構成はいたってシンプル。縦横比も取ってもバランスが良いです。非対称ですが、出入りの開口部の位置、大きさといい、他の開口部とのバランスといい、一見な~んでもない平屋の小屋ですが、よくできた建物の印象です。また、何気なく置かれているようなプランターの位置も絶妙。出入口の上がり框とのバランスも良い感じ~。陸羽東線の駅って、主要駅以外もこっそりデザインされていてなかなかやる~って感じ!駅の反対側は農地の為、気持ちよく抜けがあります。

ホームは1面1線。この駅も1955年の開業ということで、西大崎駅より5年だけ早く開業した比較的歴史の浅い駅です。ホームはアスファルト舗装されており、うっすら白線も見えます。ホーム巾は狭いのですが、危険を感じるほどではありません。

ホーム長はそれほど長くはありません。これは西大崎駅も同様ですが、当初は気動車の旅客のみを扱う駅として開業しているためだと思われます。これよりも古い年代の駅はSL牽引の客車列車の扱いの他、貨物、荷物等の取り扱いもしていたと思われ、構内に一定以上のスペースが必要であったが故、ホーム長も長かったものと思われます。

「西」と「西」に挟まれた、「東」の駅。で、大崎市という自治体の中心地にある駅が古川駅。全く位置関係としては縁の無さそうな場所ですが、大崎を代表する地名が盛沢山。「西」「東」「大崎」「古川」で構成されてます。自立型のフレームはだいぶ錆が目立ってきております。名板は比較的新しいようにも見えますが、JR東日本カラーがだいぶ褪せております。

必要最小限の構成のホームと駅舎。ホームと駅外は地続き。丸太の柱と番線で一応仕切ってはいますが…。駅前には屋根付きの自転車置き場があります。

で、駅前はこんな感じ。駅前にはアスファルト舗装された広めのスペースがあり、普通に車の転回や注射ができるスペースがあります。また、駅前から伸びる道も巾が広く、工業地域のそれに藻似た感じがしました。周辺は小さな集落となっており、農家さんが主だとは思いますが、民家が多く建っております。奥に見えるタンクのようなものは給水塔のようです。
ということで、東大崎駅でした。いや~、雰囲気含めなかなか良かったです。
【西古川駅】にしふるかわ
はい、ということで次に来ました。西→東ときてまた西です。忙しい。でもこの間、「東西」「大崎」「古川」鹿出てこないので、いまいち位置関係がバグっているのですが、名前の方はともかく、西古川駅到着です。田園風景の中、車を走らせて参りましたが、ようやく市街地に入った感じです。所在地は大崎市古川新堀。

市街地といっても、空は広いです!で、駅舎の全景がこんな感じ。駅舎はこじんまりとした小さな建屋ですが、跨線橋を構えるそこそこの規模の駅。今は(2024年3月現在)無人駅となってしまいましたが、以前は貨物も扱う駅であったようで、そこそこの規模を持った駅であったようです。またかつては、省線以外にもこの駅には仙台市内から「仙台鉄道」という軽便鉄道が乗り入れており、この駅(という字の駅名は中新田(なかにいだ))と仙台市内を結んでいたそうです。結構距離あるけどねぇ~。

駅舎はRC造平屋。駅出入口のサッシとその上にくっついている庇のデザインは、ん?という感じですが、シンプルでかわいい箱の様相は好感が持てる駅舎です。郵便ポストの存在で、地方の郵便局の感じが出てしまうのですが、駅です。池月駅とまではいかないけれども、モダン要素が感じられます。

駅舎内はこんな感じ。な~んでもない箱の中。なんですがシンプルが故、造作の配置などが気になるところ。電気関係の筐体や掲示板や路線図その他お知らせのせいで、一見雑然としておりますが、正面のFIX窓の位置や大きさは計算されているように見えます。また、何気ない照明器具ですが、1灯逆富士の蛍光灯が、ホーム出入口(斜め)上はサッシと平行に、駅舎内主照明は駅出入口に対して垂直方向に配置されており、そのバランスも意外と良い感じ。床のタイルはねぇ…。まぁ、これはそんな感じです。それにしても無人駅とは思えないぐらい綺麗に維持されております。また、掲示物も無人駅としては多い方かなぁ。点字ブロックもありますし、有人駅のそれとあまり変わらない感じです。(※2025年4月より再び有人駅となりました。)

駅名標です。ここもフレームは錆が目立っております。

ホームは1面2線の島式。かなり綺麗に整備されているホームで、旧ホームを嵩上げした上、完全にアスファルト舗装されております。また、ホーム上には真新しい待合室も設けられており、宿場町風の意匠となっております。何か観光地的な場所だったのかなぁ~。由来が不明なので省きます。

で、駅前はこんな感じ。かなり市街地の様相。駅前から伸びる道は幅員も広く、町の目抜き通り的な雰囲気。店舗もちらほら見受けられ、駅前の賑やかな風情を感じることができました。さすがに仙台への軽便鉄道が来ていただけあって、当時の賑わいをこの周辺建物から想像することができました。駅前も広いし。
ということで、西古川駅でした~。次に向かいます。
【塚目駅】つかのめ
いよいよ市街地に入ってきた感じがあり、人の往来も増えてくる駅となってきた感があります。で、次に訪れたのが塚目駅。つかのめです。

アレ?戻っちゃった。西大崎駅のものとほぼ一緒。あちらはホーム上にある待合小屋でしたが、こちらは一応駅舎。出入口が設けられております。西大崎駅同様1960年の開業の駅ということで、状態は似てます。所在地は大崎市古川塚ノ目。地名は「ノ」がはいるのですね。それにしてもそれほど幅員がある階段ではないのに、中央に手摺付けちゃうところが何ともシュール。人の流れを分ける必要があるような駅には見えませんが…。で、折角駅舎の配置がそれらしい風情であるにもかかわらず、駅名板が無い。「警察官パトロール重点駅」だけが入り口わきに貼られているだけ。あえて表示しなくとも、利用者は個々が塚目駅であることをすでに認識しているので、必要が無いのかもしれませんが…。ましてや、駅名が「警察官パトロール重点」駅だとは思わないわけで…。

駅舎内というか、待合小屋というか、そんな建物の内部です。外観からは想像できないぐらい、案外綺麗です!木ベンチがこの時に配置されているだけですが、3面とも開口部があるので、そこそこ居心地が良い。まぁ、ねぇ~。人がいないからね、気持ちいいんだけど。ついでに駅前はというと、窓越しに見える感じです。住宅街にある駅といった感じ。それでもこの駅までは農地が広がっている光景があり、ここから古川方面がいよいよ市街地になる丁度境界のような場所。

ホームは1面1線。シンプル!空は広いが、ホームは狭い。それでも半分以上はアスファルト舗装されており、なんと点字ブロックまでありました。これは驚き。で、前述の通りこの駅より鳴子温泉方面はのどかな田園風景。

で、古川方面がこんな感じ。市街地です。ホームと駅外部との間は丸太の柱と番線。ここはまだ改修されていないのでしょうか?後々、西大崎駅のようにアルミのエクステリアに代わるのでしょうね。

ということで、駅名標です。やっぱり、ここも一緒。フレームは錆が結構出ており、名板は新しそうでそーでもない感じ。名板の白とフレームの白が同じように見えないせいかもしれません。丁度この駅名標が立っている場所が田園地帯と市街地との境目みたいなところ。ここから風景がガラッと変わるところです。
そんなシンプルな無人駅の塚目駅でした。2つの景色が堪能でき、不思議と居心地が良い駅でした。
はい、そんなこんなで、今回はここまで。ようやく大崎市の市街地まで参りました~。今回の駅旅も次回で一旦ピリオドです。ではまた。